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miyako
2020年5月6日 13:46
「アティー!ジャランジャランしよう!」子どもたちが勢いよくわたしの部屋に入ってくる。マンディを終えたばかりの私の髪はまだ濡れたままだ。「アティー!はやくはやく!」背中を押され、腕を引かれる。アティーとは、ここでもらった名前だ。わたしは急かされながら表に出る。土煙舞う、乾いた道が何処までも続く。灼熱の太陽の下、私たちは歩く。あてもなく、どこまでも。太陽みたいな