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#1 40代で感じるモヤモヤの正体

漠然と感じ始めたキャリアと人生の不安

Note初投稿!
初めまして、「うたたね」と言います。
2児の子を持つサラリーマンです。

今年で45歳、勤続20年目を迎えます。
私が勤める会社では定年退職の年齢が60歳から65歳に引き上げられました。
終身雇用制度が崩壊に向かっている中、
長く働き続けられる環境が整備されるのは良いことかもしれません。

でも、最近モヤモヤするんです。

「あと20年も働き続けられるのだろうか?」
「今の会社でずっと働き続けるのが幸せなのだろうか?」
「もはや昇給の見込みはほとんどなく、自分のキャリアはどうするのか?」

同じことをぐるぐるとループさせる毎日。
しかし、一向に自分の中で答えが見つかりそうにありません。

一体、このモヤモヤは何なのでしょうか?

私が勤める会社は業界では大企業に入り、
給料は平均水準以上もらえますし、福利厚生も整っています。
それに、技術者である私にとって、やりがいのある仕事もさせてもらえています。

普通に考えたら幸せな職業人生なんでしょうね。
ただ、しくじり課長と銘打ってるだけに、一度どん底を味わってますが(笑)

しくじった話はまた別の機会にするとして、
きっとこのまま働き続けても、それなりに幸せに過ごせるのだと思います。
でも、どこかパズルのピースが上手くハマらない違和感を感じるのです。

40歳の壁

さて、私のnoteでは、これからの人生設計のために読んだ本を紹介し、
そこから学んだことや考えたことなどを書き溜めていきたいと思っています。
できれば、読者の方と一緒に将来の人生設計を考えてみたい。
そんな風に思っております。

今日紹介するのは、
「40歳の壁」をスルッと超える人生戦略

自分が感じているようなモヤモヤを
他の40代も抱えているのかと興味津々で購入しました。

そして読み始めると、共感の嵐!!!

まるで自分のことを代弁してくれているのでは?と思うくらい、
「そうそう!」
「あるある!」
「そういうことか!」
と、何度読みながら相槌を打ったことか(笑)

40代は体力の衰えを感じ始める世代なのに、
疲れて帰ってきた後にも家事や育児でさらに体力を削られます。

ちなみに、私の担当は食器洗いと習い事の送迎。
家事の多くは妻がやってくれているので、頭が上がりませんが、
それでもやっぱり疲れるものは疲れます。
(世の中の主婦の方、贅沢言ってすみません><)

習い事は平日だけでなく、土日もありますし、
子供が中学生になってからは、
部活の遠征試合で送り迎えも必要になってきました。

慢性的に疲れているので、
趣味と自己啓発を兼ねた英語学習も思うようには進みません。
やりたい気持ちはあっても、やる前に寝落ちしてしまうことがしばしば。

土日にテレビの前でグースカといびきをかいて寝てた父親を時々思い出します。
毎週よく寝るなぁと思っていましたが、
この慢性的な疲労感には勝てないなと、今となっては理解できます。

かつての父親と同じように疲れ切った姿を子供に見せている自分。

平日の夜は、早々に寝落ちし、
休日は隙あらばソファで寝ている父親。
ふとした瞬間に、こんな毎日でいいのかな?と思うのも不思議はないですね。

一方、仕事の方はある程度責任ある役割を任され、
役割に応じた裁量も与えられるようになっています。
自分が考えた方針で仕事を進められるので、やりがいもあります。

ただ、30代前半までと異なるのは、
自分がプレイヤーとしての役割だけでなく、
チームリーダーとしての役割も持っていて、
自分のことだけでなく、チームメンバー全員に気を配るようになったこと。

野球で言うと、選手とコーチを兼任している感じです。

チームメンバーを優先し、自分のことは後回し。
そうなると、必然的に残業時間が増えます。
でも、子供の習い事の送迎があるので、定時後のリミットはある。
ならば、朝の早出出勤で対応だー!!!

こんなのいつまでも続くわけないと思いつつも、
なかなかやり方を変えられない自分が本当にもどかしい。

ここでまた、かつての父親の姿を思い出すわけです。
朝の5時ごろから身支度をして、6時には家を出て行く父親。
もしかしたら父親も早出出勤で自分の仕事をカバーしてたのかもしれません。

このままではいけない・・・

毎日のように頭に思い浮かぶこのフレーズが
モヤモヤをより濃いものにしていきます。

モヤモヤの正体

みなさんはどうでしょうか?
特に同世代の方。
同じようなモヤモヤに包まれていないでしょうか?

このような中年期特有の心理的不安や心理的危機のことを
「ミッドライフクライシス」
というらしいです。

ミッドライフ=中年
クライシス=危機
なので、まさしく「中年の危機」ですね><

本書の著者の解説によると、
この中年の危機は、心理学者エリクソンの「心理社会的発達理論」
説明できるとのことです。

エリクソンが提唱した心理社会的発達理論とは、
下表にあるライフサイクルにおいての精神発達の過程のことです。

ライフサイクルにおける精神発達の過程
引用元:子育てに活かす♪発達心理学者エリクソン・ライフサイクル論について

これを見ると、40代は壮年期真っ只中であることが分かりますね。
そして、壮年期は「世話」の基盤を獲得するとされています。
つまり、この世代は子育てや職場の後輩育成など
次の世代がより良く生きられるように貢献する世代なんです。

なので、そのような貢献ができないと
いくら自分が成果を出そうと精神発達の面では停滞していることになります。

これを見て、なるほど!と思いました。

これまでは周りから色々とサポートを受けて、得るものが多くありました。
でも、これからは得たものを還元していく過程に入るということ。

役割とともに発達の過程も変化が訪れているのです。

これに抗って、
プライベートでは、疲れ切った姿を子供に見せ、
仕事では、選手とコーチを兼任し、
今の年代に求められている発達過程を素直に受け止められていない自分。

これが、私のモヤモヤの正体なんだろうと理解しました。

じゃあ、どうすればいいの?
というのは、また次回以降で綴っていきたいと思いますが、
正体不明のものの輪郭が見えてくるだけでも、
少し心の余裕というか、光が見えてきそうな気がしませんか?

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
これからも少しずつ書き溜めていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。




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