好きだった自分が、なんだか遠くにいった31歳だったけど。
そんなに大声で言えるほどでもないけど
私は、自分がわりかし好きだった。
学生時代、恋愛はからっきしだったけど
面白くて、優しくて、楽しくて、
今でも忘れられない大切な時間を
一緒に過ごした大好きな友達と巡り会えた。
全青春を捧げたいと思った部活に出会えて、
頭の中いっぱいに“吹奏楽”を詰めこんだ。
朝練のために始発のバスで登校し、
夜遅くまで練習しても帰りのバスで
「早く楽器吹きたいな~」なんて考えて。
毎日息をするように
トランペットを吹くのが当たり前で
みんなでひとつ