強者と弱者は容易に入れ替わる

佐々木俊尚さんは、「加害者」と「被害者」は容易に反転してしまう、とおっしゃっているが、これは例えば「強者」と「弱者」とか、「マジョリティ」と「マイノリティ」等にも当てはまると思う。

このように、おそらくフェミニストに嫌悪感を抱いている人というのは、実は数の上ではマジョリティなのではないかと思う。

しかし、現実に、マスメディアやアカデミーの世界で大手を振るっているのは、数的にはマイノリティであるはずのフェミニスト側だ、と思う。

そう言うと、フェミニスト連中は「政治家や財界人はおじさんばかりだ」と言うかもしれないし、あるいは「マスメディアは自分達を棚に上げて綺麗事は言うけど実際は男性優位社会だ」「大学だって男性優位社会だ」などという反論が返ってくるかもしれないが、数の問題ではない。もしも数の問題なら、森喜朗JOC前会長はあんなに簡単に辞任に追い込まれたりしてなかっただろう。

これでは、どちらが強者でどちらが弱者なのか分からない

そもそも左翼は「弱者」「被害者」「マイノリティー」という属性を武器にする習性がありますからね。なので「弱者」「被害者」「マイノリティー」という看板を引きはがそうとする動きには激しく抵抗します

ラムザイヤー教授の論文に対する抗議活動などはその典型ですね。あの論文が世界に広まると、「慰安婦=被害者」という構図が、完全に崩れてしまいますからね。

いや、「慰安婦=被害者」という構図は正しいとしても「日本軍=加害者」という構図が崩れる、と言った方がより正確か。

で、フェミニスト連中とマスメディアは、女性を起用すればしたとて、やれ橋本聖子は過去にセクハラしたとか、丸川珠代は過去に夫婦別姓に反対するよう圧力かけていたとか、しょうもない揚げ足取りを始めるわけで、この人たち本当に女性の味方なのか?と疑わざるを得なくなるわけで。



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