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部下の能力が違う時の対処法について

先日、先輩と話している時に、仕事ができる部下とできない部下がいる時、どうするべきかという話になった。そして、その先輩は

全員に同じ業務量を渡して、できない人には時間がかかってもしてもらう
そうすることで他の部下に納得してもらう

と方法を教えてくれた。実際に昔、仕事ができない部下に「残業しなさい」と厳しく指導していたそうだ。

それも間違いではないと思う。平等であるべきだと思う。でも僕はそうはしない。いや、正確にはできない。そんな厳しいことを言うのは苦手だから。ではどうするかというと、ぼくは

同じ時間で仕事が終わるくらいに調整して
仕事ができない部下には少なめに、仕事ができる部下には多めに仕事を渡す

方法を取ることが多い。仕事をする時間は平等にしておくけど、仕事量は不平等である。

「そんなことすると、能力の高い部下に不満が溜まるのでは」という意見もあると思う。もちろん、そうはならないようにきちんと工夫している。でもそれは

自分も含め、仲間の人間関係を最高によい状態にしておく

という単純なものである。自分が笑い者になってもいいので、とにかくみんなで笑い合い、認め合える環境を作っておくのである。その上で

仕事ができる人は、普段からしっかりと褒める
仕事ができない人も、うまくいった時には褒める

ということも大切だ。何より、たくさん仕事をしているという事実は共有しておかなければならない。そして、仕事ができない人の中でも、きちんと周りを見ることができる人、つまり改善しようとしている人は、その事実を受け止めることで、少しずつ変わっていくのである。

実際、これまでこの方法でぼくのグループは問題なく仕事を進めているし、良い評価も残してきている。もちろん、偶然にもいい部下に恵まれていたので、うまくいっていたのかもしれないが。

よく考えると、そもそも人の上に立つようになって、まだ5年くらいである。だから、いつまでもある意味、こんな甘いやりかたが通用するのかはわからない。だけど、どんな状況になっても、みんなが楽しく働けるよう、できる限り努力しようと決めている。

前にも書いたけど、職場を世界一楽しい場所にすることがぼくの目標だから。

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