夢日記854 ~ 豚肉のリガソース丼 ~
私は、数名の仲間たちといっしょにスーパーの店内で、これから食べるものを買おうとしていた。仲間のうちのひとりは、我々がいろいろな食べ物をすすめているにもかかわらず、ごはんの上にシャケのほぐし身が乗っただけの弁当をいくつも手に取って、異常にシャケが好きな雰囲気を出していた。
一方、私は店内を歩き回っているうちに、「豚肉のリガソース丼」とやらが販売されていることを知った。それは、我々がごはんを自らどんぶりに入れて持っていき、店員が店内でつくった「リガソース丼」の餡をかけてくれるというものであった。店員が調理しているすぐ横には「豚肉のリガソースをたっぷりかけてお召し上がりいただけます」と書かれた大きな貼り紙があり、いかにもおいしそうな雰囲気であった。
私は、大きめのどんぶりに2種類のチャーハンのようなものを盛った状態で、店員が餡を完成させるのをすぐ近くでワクワクしながら待っていた。しばらく待っていると、店員が餡を完成させた。いよいよ「豚肉のリガソース丼」が食べられそうなので、私はさらにワクワクした。
このタイミングで、私はひとりの若者に堂々と割り込まれた。しかし、「リガソース丼」を食べられるという喜びが勝ったこともあって、私は割り込みを許してやるという度量をみせた。
私は、数名の人たちといっしょに、「リガソース丼」の餡をかけてもらえるのを今か今かを待っていた。しかし、店員はいつの間にか姿を消して、二度と現れることはなかった。結局、私は「リガソース丼」を味わうことができず、たいへん悲しい気持ちになった。
< 完 >
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