留学生に教えてもらったこと

皆さんこんばんは。
本日もお疲れ様です。

今日は、わたしが大学生の時にチューターをしたときのお話を書こうと思います。

留学生は社会人

大学3年生のときに、わたしはベトナム人のお兄さんのチューターをしていました。

彼は大学に来た留学生とはちょっと違い、大学の近くの某大手商社で働くベトナム人でした。

なぜ彼が大学に来ていたかと言うと、
「会社から"日本語を覚えて上達させないと、日本に残って働けない"とリミットを設けられているから」とのことでした。

うわぁー…日本の企業って感じ…

とわたしは思ってしまいましたが、これが日本の企業の実情なんでしょうか。

わたしはいつも思います。
日本語が使えるのなんて日本だけなのに、日本人が英語話せればいいのに、と。

彼に出会ったことで、こうして日本で一生懸命働きたい人を応援するために、将来は日本語の教師になりたいという夢を持ちました。

まだまだ営業して日本社会で働いて精神力から鍛えたいと思っているので、もっと先の目標ではありますが、そんな夢を持っています。

ちょっとわたしの夢を急に語ってしまいましたが、もう一つ彼から面白いことを教えてもらいました。

"数珠"って実は難しい

ある日、彼のフォロー面談をしていたときに「数珠が言えません、どうしたらいいですか」と言われました。

たしかに"じゅず"がどうしても"じゅじゅ"になってしまうんです。

可愛いですね。

聞いたところによると、ベトナムの南部には"ざ、じ、ず、ぜ、ぞ"の音がないそうです。

北部にはあるみたいです。

※ベトナム語には精通していないので、間違っていたらすみません…

どんなにわたしが発音して見せても、そもそもない音をどう発音したらいいのかがわからず発音に困っていたので、音声学の図を書いて舌の動きを説明してあげました。

※音声学の図については、こちらの記事に載ってますので見てみてください。

すると、ずっと言えなかった"じゅず"が言えるようになったんです。

"音声学の図、恐るべし…"と思いました。

それから留学生に日本語を覚えてあげるときはこの図をフル活用して教えてあげるようになりました。

「うさこさん、ありがとう!数珠言えるようになった!」と嬉しそうに次の授業に向かって行ったことは今も忘れませんね。

それもわたしが日本語教師をやってみたいと思った理由にも繋がっています。

外国人も働きやすい日本に

まだまだ島国の日本は、どの企業も外国人労働者を受け入れる基盤が出来上がっていないと感じます。

わたしの韓国人の友人も、日本が大好きで日本で働きたいけど、日本語がまだ上手じゃないから働けないと言っていました。

もちろん日本に住むことになるので、日本語はある程度必要だとは思いますが、それよりも、もっと日本人が英語を話せる世の中になればいいのになと毎日思っています。

そしたら、日本人も世界に出ても困らないし、日本で働きたい外国人も働きやすくなるし、甘い考えかもしれませんが、win-winではないのかなと思います。

是非、皆さんも自分達が世界に羽ばたくためにも、外国人が働きやすい環境を作るためにも、一緒に英語学習を頑張っていきましょう!!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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