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ビジネス研修でスマイル0円ポリシーを辞める特殊訓練を受けているという話

「以前懇親会で名刺交換しましたよね?!」

って他社とのミーティングにて、
ダンディーなおじ様が言ってきたのだが、

心の底から『誰だよ』と思う私をよそに

何故かダンディーおじは、
「やっぱりそうですよね!」
と嬉々と話を進めていて、

『いや、何も言ってねぇ』と言えるわけもなく、

相手が知り合いだと主張して
私が把握していないという案件が
ここ数ヶ月で3回目だということに
我ながら猛省したことが今週のプチハイライト。

うっすら自覚はあるのだが、
私の顔はデフォルト
ニコニコというかニヤニヤというか、
ニソニソしているらしく、

noteで毒づくブラッキーな自分を隠し、
ホワイティーusagitailであるためだったり、
幼少期緊張を隠すためであったり、
いつの間にか身につけた処世術かつ癖なようで、
先述の例でもある意味、相手に不快な思いはさせないという点では役立っている。

が、しかし。
今回の記事は、ついにそれが仇になって
封印する訓練を受けているというお話。

正確には会社で受けている、
人の動かし方
(Positive power and Influence)

の研修メモになります。

人を動かすためのパワー

以前、
リーダーシップチームとの交渉経験が足りない
と言われてポジション落とされた件で、
併せて話し方のせいで相手がたまにconfuseする
とフィードバックをもらっていた↓

あまりピンとこず、
最強メンター通称おかめ煎餅に相談したところ
職位上めの人たち用の

「Positive power and Influence」
参考: https://positivepowerandinfluence.co.uk/

という研修に言葉通り、
ねじ込んでもらえたのが参加の経緯。
(持つべきものは最強メンター)

ざっくり言えば目的を達成するために
自分の人格とは別の仮面を被り人を動かす
様々なテクニックを学ぶ会。

いかにロスせずに相手に最大限のパワーを伝えるかが重要らしい
イメージはカメハメ波

パワーとかいうと、
宗教っぽくなるが真面目にテクニックの話。
私なりの解釈で和訳したものを次でざっくり、
紹介したい。

押してだめなら引いてみよ

大きく分けて2つのパワーが説明された。

  • Push (押す力): 意見を相手に押す力。やりすぎると押しが強い人になる。

  • Pull (引く力): 相手を引きつけ、引き出す力。やりすぎると自分がない人になる。

そして、さらに分解するとこうなる。

参考: https://positivepowerandinfluence.co.uk/

Persuading (It)のパワー:

スタイル自体はあまり言うことはなく、
私の提案はこちらで、3つの理由があります
と、結論先に述べましょうねって言う、
めちゃくちゃ一般的な相手への説得方法

唯一の特記事項は、
相手が冷静な会話が出来る状態の時しか
有効ではないという事実。

つまり、相手が激オコ、悲しみ状況だと、
いくら理論的で正しくても届かないので、
別のスタイルで空気を変える必要があるらしい。

巷の痴話喧嘩のミスはここにありですね。

Asserting (I)のパワー:

一言では、子供の「お菓子買って!

論理的理由とかじゃなくって、
とにかく自分の目的を達成するために、
短く明確に相手に主張する(I=私)のパワー。

日本人苦手な人多いかも。

I’d like you toからはじまり、
I want you to…I like/I don’t like…
I appreciate..
Could you…(言い方による)
など。

ここで私はスマイル0円癖が仇になり、
言葉は正解なのに笑顔のせいで、
言葉と伝え方がチグハグでconfusing
ともすれば相手をバカにしているように見えると指摘を受けてしまった。

研修参加者のインド人が
素晴らしい笑顔を消す必要はない!
と何故かかばってくれたものの、
(インド人に人気がち←自ら言う)

リーダーシップチームへのコミュニケーションに
不安があると言っていたボスのフィードバックはこれかー!と、とても納得感があった。

Bridging (You)のパワー:

相手を会話に引き入れ傾聴し、
時に自分の弱さも見せるというPullのスタイルで、

先述のPush実施の土壌が出来ていない場合にも
効果的だそう。

全否定してくる相手にBridgingを使い続ける
【絶対笑ってはいけない】ならぬ、
絶対Pushしてはいけない】エクササイズでは、

「うん、あなたの意見も分かる、でもね
と言った瞬間講師からタイムアウト&やり直しがかかり、
(でも=既にPushに切り替えている)

出来なさすぎて半泣きな参加者もいるほど、
謎に過酷なブートキャンプ状態と化していた。

PushにPushで対抗するから議論は炎上する。
いかにビジネス・ノンビジネス関わらずbridgingが使われていないかを痛感して興味深かった。

Attracting (We)のパワー:

言葉の通り惹きつける力。
共通点を探して、ビジョンを示して
We感を出して人を動かす力。

社長とかやるやつですね。

エクササイズでお互いに共感して、
盛り上げて話していくと和やかでポジティブ
気持ちになる実感が出来たのは良かった。

Disengaging (冷却):

カップルの「一旦距離置こう」もきっとこれ。

PullもPushもどれもダメな場合は一旦離れる。
やりすぎるとAvoiding(逃げている)
に見えるのだけ注意。

(一旦距離置いて戻るカップル見たことないけど)

細かくは書ききれないので気になる方は是非↓

https://positivepowerandinfluence.co.uk/programmes/

次なるステップなど

1日2時間一週間以上、課題込みの
なかなかインテンシブなコースで(まだ継続中)、
業務との両立に白目剥きすぎて
目ん玉一周回ってもはや黒目

それでも得られることは多く、
多国籍な研修メンバーと議論したり、
知り合えたのも良き。

後は、
国の文化の違いはどうなのかという質問に対し、
強弱は違えどベースは同じという回答と共に、
わたくしのバイブル
カルチャーマップが紹介されていたのも
ハイライト。

次なる私の課題はやはり、

  • ニヤつき癖修正

  • すぐに反論に飛びつくのをやめるなどbridgingの強化

それにしても、たまたま実家に用事があったので、私ってそんなにニヤついてるのかと聞いてみたら親に「うん、昔からいつもそういう顔だよ」とサラリと言われたのが衝撃的だった。
やばいやつじゃん。

ご参考までに。

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