見出し画像

新所長と仕事をする

新しい環境、新しい現場、新しい仕事、新しい(同僚というか)部下、そしてやった事のない所長職。

所長になった新所長は、日々カルチャーショックの連続のようだ。

職場のフライヤーが小さすぎるというのは、前の所長も文句を言っていたけど、一度にチキンカツ(割と大きめ)が6枚しか上がらない。しかも一回に6分かかる。

それなのに、わりと新所長はのんびり構えていて、大丈夫かな、と私は内心思っていた。

前の所長と比べるわけじゃないけど、前の所長は必死になってカツを揚げまくっていたので、こんなふうな仕事の仕方もあるのねと、私もカルチャーショック的な感じで眺めていた。

結果、全然大丈夫じゃなかった!!!!

ラッシュに間に合わず、6人ずつ提供し、「6分ほどお時間いただきます」と毎度アナウンス。

うわぁ。。。

たぶん、私なら心が折れる。お客さんなら、「え? また6分?」って思う。

でも所長が心折れてたら、仕事が始まらないと思うので、私は新所長に何も言わなかった。心の中で応援した。

6分の間に所長が普段やってる仕事を、せっせと代わりにやる。味噌汁の機械のお湯補給とか。

絶対足りなくなる感じの、味噌汁の追加を作るとか。揚がるまでに小鉢と味噌汁を引くとか(待ち時間に冷めないように)。

カツが来た時にすぐ切れるように、台を拭いたり、包丁を拭いたり、環境を整えるとか。

また、現場が違うと、常識も違うらしい。

というのは、本当にそうらしくて、私の今いる職場では、うどんの具(の盛り合わせ)は全て小皿に盛りつけて、小鉢のおかずと並べて出す。

私にとってはそれが当たり前で、70個でも80個でも作っていた。

この間のうどんは50個だったので、少ない方だ。

けど、「えー! こんなに作ったの!」と新所長はびっくりだ。

たかだか50個だぜ? と思ったけど、この具の盛り付けをしない習慣だと、びっくりものらしい。

あげと、かまぼこと、ネギと、わかめの盛り合わせだった(を約20分ぐらいでやる)。

ラーメンの具も同じように盛り付ける。

99個の時は、泣きそうになりながら、時計と競争する気分で盛り付ける。いつもかけていい時間は同じくらい。

追加を出す時のために、具は余らせなきゃいけないし、余りすぎ、ひとつに盛る量が少なすぎてもいけない。

いい塩梅で盛る。

いい塩梅というのが、本当に難しいけど、これも練習だ(と思う)。

やっばり勝手が違うから、こんなものだろうとやっていると、そうじゃないというのが、新所長には次々起こるらしい。野菜の切り込み(仕込み)するタイミングとか、野菜の切り方とか、会社のレシピ通りに作ったら、できあがりがおかしいとか、量があまりにも少なくてどうしようとか。味が変とか。決まらないとか。ご飯を炊きすぎたとか。怒涛の1週間。

毎日おつかれさまです。。。

と思うけど、私たちも大概おつかれさまだ。

前の所長が色々やりすぎていたのか、新所長がやり慣れなくて、気付かないから仕方がないのか、両方か分からないけど、仕事がものすごく増えた。そして仕事のタイミングが分からない。

新所長含めみんなが戸惑っていると思うけど、環境というか、上司、トップが変わるって大変なことだ。。。

という感じで、新所長と仕事をした1週間。

なのに、お客さんが毎日ものすごく多い。ありがたいことだけど、なんでやの。こんなに毎日毎日連続して来てたことないやんと思う。

ふええええー。と悲鳴をあげつつ、何とか働く。

頑張ったさね。

新所長の口癖は、「もう、なにこれえー!」。

真面目な方なんです。

【今日の英作文】
「まもなく年末調整の時期です。」
"The year- end tax adjustment season is coming before long.''

#日々 #日記 #文章 #エッセイ #毎日note #毎日更新 #アウトプット英作文 #新所長との仕事 #私の仕事 #上司 #環境の変化 #なにこれ #怒涛の一週間

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?