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タフな人は懲りない

最近思うこと。

タフな人は、心折れやすい人特有の「反省」をあまりしない。

誤解を避けるために、タフな人が反省を全くしないという意味ではない。「あれがダメだった、くよくよ」「こうすればよかった、なよなよ」みたいな反省をしなさそうということだ。

そういう類の「反省」は多分してないと、思えて仕方ない。

そういう人を私は羨ましく思ってきた。

すぐ「こんな自分は、この場所にいる資格がない」「自分ダメだ」「もうダメだ」「こうすれば、ああすれば……」「生きる価値もない」窒息しそうなほどの自己嫌悪と、反省と、堂々巡りの自分ダメ出し。

そういう人を自己肯定感が低い人と言ったり、メンタルが弱いと言ったり、なんにせよボジティブでいい意味では捉えられないことが多い。

でも、最近思うのだ。

タフはタフでも限度問題であり、タフな人ばかりがいいというわけでもないこと。

タフな人は「反省」をしない。ちょっとしたことでは動揺せず、ちょっとしたことでは、自分を崩さない。

心折れやすい人がよくする「大反省会」は、自己否定の塊であったとしても、失敗に対する恐れと同時に、慎重さも生まれる。同じ失敗をしまいと怖がりすぎて、臆病だとも言えるけど。でも、物事に対して慎重なのは、悪いことではない。

タフな人には、その(極端とも言えるけど)反省がない。それはとりもなおさず、「懲りない」ということだ。「懲りない」からタフなわけなんだけど。。。

同じ失敗に対して。心折れやすい人はどん底まで落ち込むけど、タフな人は飄々としている。

どうしよう! この世の終わりだ!
まあ、たいしたことではない。

といったように。

タフな人はたいしたことではないと思うから、同じ失敗を恐れない。
同じ失敗をしても、懲りない。

「この間も注意されたよね」と言われても、「(そうだっけね。)今度から気をつけます」で終わる。

もちろん、失敗に対して慎重なタフな人がいないというのでもないし、失敗は成功の母と言って、次に活かそうとする人もいる。

でも、私の知るタフな人は、同じ失敗をして、同じ注意をされても懲りた様子がない。

短所は長所。長所は短所。表裏一体。

心折れやすい人が、生きやすい世の中を作ろうというより、心折れやすくてもいいじゃないか!と言いたい。

慎重なのは、悪いことでない。臆病だって悪いことではない。失敗を恐れるな!と言うけど、失敗を恐れて準備をする、勉強することは大事なことだ。

人の注意や指摘をちゃんと受け止めることができることも、大事なことだ。臆病というのは、自分の恐怖ポイントを知っていて、身を守る準備をができているということ。

タフな人はタフでいい。私自身がタフな人ではないので、想像するしかないことが大半なのだけど、自分を崩さず、なんとかなると思っていられるのは、強み以外なんでもない。

自己卑下的に、「メンタル弱いです」という心折れやすい人がよくいるのが、ちょっと残念なだけ。

別に弱くてもいいじゃないの、と思う。
弱くても強くても、今生きていることが最上。

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