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普段つかわない言葉

時々、

そんなつかい方しないでしょうよ。

と思う言葉遣いをされる方に出会う。

書いていること、言っていること全体はいいことなのに、言葉の選択が妙なので、意味がブレたり、よく意味が分からなかったり。

私が言葉の流行を知ってるとか知らないとか、辞書並みの語彙力があるとかないとか、そういう話ではなくて、どうやら普段つかわない言葉をつかいたくて(?)、失敗しているのではと感じるような時のこと。

かく言う私は、自分の言葉遣いに自信がないので、自分が分かる日本語の範囲で書くことにしているような小心者。挑戦する人のことを、とやかく言える立場にない。

言葉に挑戦したい気持ち、よく分かる。

ネット辞書をひいて、意味も調べた。OK、つかおう!(引用で辞書の意味が載せてあることも)。

普段つかってない(のだろうなと思われる)言葉をつかいたい欲、もりもり伝わってくるのに、今ひとつ違う感じがする。

私の感覚というか、思っていたつかい方と違う。

毎日のように、「Yahoo! 知恵袋 その言葉遣いあってる?」みたいな通知が届く。

「甘味処」は、「あまみどころ」と読むのが正解とか(「かんみどころ」じゃないんだって)。

ちょっとしたクイズみたいで楽しいなと思っている。私も合っていたり、間違ったりする。知らないこともたくさん。

私も含めて、知らない言葉をつかう時、つかい慣れない言葉をつかう時、もう少し丁寧につかい方を調べた方がいいかなと思う。前後の文章や、つかう時のニュアンスみたいなものとか。

思っていた読み方で予測変換が出てこない時、Google先生に聞くと、似た表現や、お探しはこちらですか? みたいに出てくることもある。そこで学ぶことも多い。勘違いは案外多いもの。

言葉は生き物だし、どんなつかい方をしてもOKと言える部分もある。

時代と共に変わっていくものでもある。読み方も意味も。

でも、言葉は自分の意思や、気持ちを伝える手段なわけだから、ある程度の「お約束」や「つかい方」は守るべきかなあと思う。でないと伝わらない。

そんなふうでも、案ずるより産むが易しとも言う。

どんどん使って、どんどん間違えたらいい。

なんだけど、つかったことのない言葉であればあるほど、慎重でありたいと私は思う。

なんとか警察(マスク警察、着物着付け警察、マナー警察、、、)って今の時代よくいる。

ちょっとした間違いを、鬼の首を取ったようにコメント欄に書いたり、みんなの前で訂正したり、公の場で発信者をさらし者にする。批判する。非難する。

訂正者本人には、発信者に恥をかかせるつもりはなくても、誰もが見るコメント欄や、公の場で、「それは誤用ですよ」と書く人、言う人について、私は、大きなお世話だと思うし、なんでそんなこといちいち書くかなぁ、言うかなぁと思う。

言葉遣い警察も、似たようなもの。

ただ、間違えても誰も指摘せず、その発信者が、間違えたままということもあり得るわけで。

それはなんだか気の毒のような気もする。違和感があると思いながら、見て見ぬふりをするなんて、どうなのかなあと。

でも、そんなに親しい仲でない場合、それはやっぱり大きなお世話で、逆に警察ぶるこちらが何様、マナー違反だろうと思う。

言葉に絶対の自信がある人なんて、なにかの勘違いだとも思う。

でも、意味が伝わらない言葉遣いをする発信者の発言を見て見ぬふりをするのも、なんとなく良心が痛む。

ジレンマ!

こういう時、老婆心ながら……って言って指摘するんだろうか。。。(本当に老婆心だよ)。

【今日の英作文】
私の小鉢盛り付け技術は、随分上達しました。
My skills of plating small bowls have made so much progress. 

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