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へなちょこ調理補助のボヤき日記
この間のメニューは「ヒレカツ」だった。
付け合せはキャベツの千切り。
最初の用意は40皿。キャベツの千切りの千切りを40皿分だけ用意しておく。
40皿(40人)をこえる分は、追加として新たにキャベツの千切りを盛り付けながら、ヒレカツを乗せながらの提供をする。
メニューは日替わりで2パターン用意する。その日の相方は麺類だった。
私はヒレカツの担当だったので、キャベツの千切りを盛り、ヒレカツを3枚乗せ、小鉢やお味噌汁のお椀の数を気にしながら、提供の仕事をする。
を、ほぼ1人でする。
小鉢のトレーの交代やお椀のトレーの交代は、先輩や所長がしてくださる場合もあるけど、大概は一人でやるものと考えて行う。
その日、ヒレカツは94皿出た。
40皿用意してはあったけど、たった3時間ちょっとの間に、それだけお客さんが殺到したわけだ。。。
感染症のご時世で、お客さんの食堂利用が減ったり増えたり。
所長も毎日ふらふら。減ったり増えたりがまったく予測が立たないため、作りすぎたり、足りなくて、ばたばたになったり。
ヒレカツは、要するにヒレカツを揚げることが大事。揚げてる間に、他に別のこともできる。
所長には、お疲れ様のなかで、ご褒美Dayだったと思う(ヒレカツを94×3枚以上揚げるのも普通に大変だけど)。
だから「こりゃ、毎日ヒレカツでもいいね! はっはっはー!」みたいなセリフが出ても仕方のないことだ。
気持ちは痛いほど分かる。毎日の孤軍奮闘ぶりを見ていて、調理補助でごめんなさいと思うことしきりだったから。
でも、、、
94皿(追加の部分は54皿)、お客さんの味噌汁(機械がお湯と味噌を出してくれる)スピード、決済スピードを睨みつつ、キャベツの千切りをトングで盛り付け、ヒレカツ3枚乗せて提供するのは、私には大変すぎた。小鉢、味噌汁のお椀の手当もしつつである。ソースの小瓶も確認しつつ、1.8ℓの大ボトルから移しつつ。
心中では「もう来ないでー、並ばないでー、待たないでー」という泣きの気持ちでいっぱい。
3月から仕事の仕方が変わり、その日はまだ2週間目。毎日ふらふら。へとへと。
毎日こんな人数のヒレカツは、絶対もうヤダ。あえていいたい。所長にはごめんけど、NGだ! もっと提供が大変なメニューはいくらでもあるけど、疲れた。
キャベツの千切りの盛り付けが、トングでやっと1回でできるようにはなってきた。それでも、あんなにたくさんお客さんが一気に並んでしまうと、その圧たるや……。厳しかった。
私がへなちょこだから、もうボヤくしかない。
言い訳はないし。だって、へなちょこだもの。
疲れたわー。。。
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