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毒舌家の歌手

以前noteにも登場したことのある歌手、Rie fu(りえふぅ)。別名義では、Rié(りえ)とも言う。

イギリスの美術大学に留学した後、その英語力を使って、流暢な英語で歌をうたっている。

彼女の持ち味は、私は伸びやかさのある柔らかな歌声だと、信じている。影のおるやピリリとした辛口な部分がありつつも、明るい歌詞だと思っている。

でも、最近の彼女の歌は必ずしもそうではない。

特にRié名義の歌は、エレクトロ・ポップというだけあって、声質を機械で変えたり、リズム感も不穏にしたり。なんとなく座りが悪くて、落ち着かない気分にさせる。

このあいだ、Rié名義で''JAPANESE JARGON"というアルバムが出た。

大きなレーベルから離れ、今は独立しインディーズとして活動しているので、デジタル音源としてはAmazonにあるだろうけど、CDは売ってない。よって、送料が馬鹿みたいに高いサイトから、CDが欲しければ買わないといけない。

そんなことはさておき。

そのRié名義の歌は、辛辣で。皮肉をこれでもかと盛ってある。現実は確かにそうだなと思う反面、そんなふうに世の中を斜に構えて見なきゃダメかなあと、聞いていて悲しくなってきた。気分が暗くなってきた。

私は、希望溢れる歌だけが素晴らしいと思うわけでもないし、Riéの辛辣で毒舌な歌もいいと思う。

でも、''JAPANESE JARGON''は、全ての歌がそんな感じなのだ。

思うように、売れないから?

思うような活動ができず、活動に広がりを持てないから?

余裕がないのかな。

……余計なお世話なことを考えてしまう。それこそ、皮肉にも。

Rie fuは、Rie fuのままで素敵だったと私は思う。Riéの歌が悪いとは思わないけど、うたっていて、辛くないかな。

毒舌にも、辛辣さにも、うたっているうちに慣れちゃうものなのか。

分からないけど、毒は撒かれる方に害があるのはもちろんのこと、吐く方にも体力や気力がいるんではと思う。

毒親という存在を考えた時も、そんなことを思った。

毒親も、毒を撒き散らかしたくて、毒親になる場合と、必ずしもそうではない場合かあるらしい。

どちらにしても、毒親でいるには、ものすごいエネルギーが必要で、毒を受ける子供はもちろん、親も自分の毒で病んでいく。

毒親と毒舌歌手を一緒にしていいものか悩むけど、口から出た言葉は、いつか運命になるという言葉がマザー・テレサにあるように、毒舌もすぎれば、本人にも毒な気がして仕方がない。

平和で、穏便な歌が聞きたいと、Riéの歌を聴いていて、虚しく思う。そもそも、聞くアーティストが間違っているのかもしれないけども。

【今日の英作文】
「将来の夢にむかって何ができるか考えます。まずは、頑張って仕事を続ける。体力をつけて、資格を取る。それから技術を身につける。今、技術を身につける方法を探し中です。」
"I think about what I can do for my dream. First, I have to keep at working. And I have to keep healthy, to build more physical strength and to get a certificate of licensed cook. On top of that I have to learn about the abilities for it. Now, I'm looking for ways to get the abilities.''

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