齋藤聡史@バドミトンコーチ

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齋藤聡史@バドミトンコーチ

バドミントンのコーチをしています。 バドミントンの悩みを小さくするサイト『バドチュー.NET』を運営中。 上達に役立つ情報をお届けいたします。

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高校で県大会一回戦負けだった選手がインカレ出場にむけておこなったタイムマネジメント

こんにちは。 バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。 運営しているサイト『バドチュー.NET』に掲載して反響をいただいている、 『県大会1回戦敗退だった選手が大学でインカレに出た戦略』のnote版です。 前半はバドチュー.NET掲載内容と同様ですが、後半に具体的に実施した内容をまとめました。 現在無料にて公開しています。 ページ最後に、サポートをいただけましたら幸いです。 大学生活という限られた時間で成果を最大化させたい方は是非お読みいただけ

    • 場違いなリーグ戦

      ベンチに座って先輩の活躍を応援してた いつしかベンチに座って後輩の応援をするようになっていた。 「リーグに出たい」 口ではそう言うものの 心の中では 「私なんかが立っていい舞台なのだろうか。」 「ほんとは出て負けたらどうしよう」 そんな不安ばっかり。 そんな自分が嫌になる。 出たいけど 選ばれなければ そんな苦労もすることないのに。 ほんとは出たいくせに ほんとは負けたらどうしようと思ってるくせに ほんとは勝ちたいと思ってるのに そんな自分が嫌になる。 コートの上は今

      • 背中を見せるのではなく、面と向き合えよ!って話

        「後輩たちは背中どころか別物として見ていた」 しかもまあまあ嫌われてた(笑) もうね、先輩としてそれどうなんよ? みたいな状況ですよね。 自分たちの学年はそれなりに強かった。 関西リーグでは3位、MVPに選ばれた同期がいたり。 なにより取り組みが熱心でみんな負けず嫌いだった。 自分たちのやっていること、実力にそれなりに自信を持っていたのだと思う。 「俺たちがやっていれば後輩はついてくる。強くなれば後輩も強くなる」 そんなことを思っていた。 かくして我々から

        • その瞬間

          拳を握り腕を突き上げた。 勝利の瞬間 喜びをあらわにした その笑顔ははにかんでいる。 勝ちたい試合に勝った。 はじめての感情をどう受け止めたのだろうか。

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          バドミントンリーグの可能性

          Vリーグを見に行ってきました。 バレーボールを見ながらバドミントンの可能性について考えました。 ツアー選手とリーガーバドミントンはほとんどがトーナメントの大会です。 VリーグやJリーグ、プロ野球と一番の違いが試合数。 年間通じて数十試合。 負けても次がある。 年間通じて応援し続ける。これがファンの心理に大きいように感じます。 バドミントンの大会を見に行く人は「バドミントンを見に行っている」 Vリーグは「応援しに行っている」 このような違いがあるように感じまし

          バドミントンリーグの可能性

          競技経験者が指導を始めてぶつかった壁

          バドミントンコーチの齋藤です。 指導している方、プレーヤー、保護者、いろいろな方がこのnoteをお読みいただいているものと思います。 競技としてバドミントンをしていた人間が指導に関わってぶつかる壁があります。自身の経験からの話が多くなります。 とくに、現在プレーヤーでいずれは指導をしたいと考えている方には覚えておいていただいて損はないのではないかと思います。 競技経験者が指導をすると3年くらいで壁にぶち当たることが多いです。 その壁とは!? 指導に関わるきっかけは

          競技経験者が指導を始めてぶつかった壁

          窓を開けにきただけ

          タオルを被った若者が人気のない廊下で寝転がっている。 試合はすべて終わった。 「あちぃー」 と独り言を言いながら廊下の窓を開けた。 「鍛えてこいよ。」 一言そういった。 「あっついなぁ。」 また独り言を言いながら廊下の窓を開けた。

          試合の記憶

          力強い握手だった。 一緒に練習している先輩に 初めて公式戦で勝った。

          今日もきた

          「お願いします。」 20時35分。 冬の体育館は極寒だ。 居残り練習の時間になると 現れる。 その子は ノックシャトルを持って。 この時はまだ知らなかった。 最後の県大会 第二ダブルス 1-1でチームの命運をたくされることを。 そしてチームに劇的な勝利をもたらすことを。

          自分に勝つ

          「弱い自分が嫌いなんです。」 ふり絞るように、小さくつぶやいた。 その声は震えていた。 どのくらいの時間が経ったのだろう。 自分と真剣に向き合う勇気を持った人間だった。

          実感した瞬間

          「京都でやるインカレに出ます。」 照れを隠して 母親に短いメールを打った。

          大勢の特別

          「どうしたんだ?敬語なんて使って。」 「中学生の頃から使ってましたよ(笑)」 「どこがだよ。ふざけんなよ(笑)」 トンボを持って地面をならすその姿はあの頃とかわらない。 照りつける太陽がまぶしい夏休みのグラウンド。 恩師に会いに来ていた。 まさか自分がこんなことをするなんてな。 母校に電話をかけて、先生は市内の別の学校にいることを知った。 相変わらず陸上部の顧問だ。 思えば全国大会を当たり前のように語るこの先生から全国大会というものの存在を身近に感じるように

          ムカつくあいつ

          試合に負けた。 どこかあっさりと。 直接対決は絶対負けたくない。 同じ大会は結果で負けたくない。 今日の会場にはあいつがいなかった。

          舞台は整った

          「最高ですね。絶対勝ちますよ。」 そう言って笑った。 チームメイトからの応援歌が響き渡る体育館。 すべての視線を集める3位決定戦。 ファイナルゲームは 11点のインターバル。 ずっと続けばいいのに。 そんな時間も残りあとわずかだ。

          意識の外

          スマッシュだ。 コート上のプレーヤー コートサイドのコーチ陣 誰もがそう思っただろう。 スーっと まるで時が止まったかのように 静かに滑らかに 受け止める覚悟で低く身構えたプレーヤーの 左斜め上をシャトルは通過した。 ファイナルゲーム22-20 最後の一打は本人以外の全てを裏切った。

          大丈夫

          「とにかく俺はサービスと前に集中する。後ろは頼む。」 そう言ってサービスに向かった。 後ろからラケットでそっと確かな力でお尻を叩く。 ファイナルゲーム 13-19 諦めるにはまだ早い。