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高校で県大会一回戦負けだった選手がインカレ出場にむけておこなったタイムマネジメント
こんにちは。
バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。
運営しているサイト『バドチュー.NET』に掲載して反響をいただいている、
『県大会1回戦敗退だった選手が大学でインカレに出た戦略』のnote版です。
前半はバドチュー.NET掲載内容と同様ですが、後半に具体的に実施した内容をまとめました。
現在無料にて公開しています。
ページ最後に、サポートをいただけましたら幸
背中を見せるのではなく、面と向き合えよ!って話
「後輩たちは背中どころか別物として見ていた」
しかもまあまあ嫌われてた(笑)
もうね、先輩としてそれどうなんよ?
みたいな状況ですよね。
自分たちの学年はそれなりに強かった。
関西リーグでは3位、MVPに選ばれた同期がいたり。
なにより取り組みが熱心でみんな負けず嫌いだった。
自分たちのやっていること、実力にそれなりに自信を持っていたのだと思う。
「俺たちがやっていれば後輩はついて
競技経験者が指導を始めてぶつかった壁
バドミントンコーチの齋藤です。
指導している方、プレーヤー、保護者、いろいろな方がこのnoteをお読みいただいているものと思います。
競技としてバドミントンをしていた人間が指導に関わってぶつかる壁があります。自身の経験からの話が多くなります。
とくに、現在プレーヤーでいずれは指導をしたいと考えている方には覚えておいていただいて損はないのではないかと思います。
競技経験者が指導をすると3年く
窓を開けにきただけ
タオルを被った若者が人気のない廊下で寝転がっている。
試合はすべて終わった。
「あちぃー」
と独り言を言いながら廊下の窓を開けた。
「鍛えてこいよ。」
一言そういった。
「あっついなぁ。」
また独り言を言いながら廊下の窓を開けた。
今日もきた
「お願いします。」
20時35分。
冬の体育館は極寒だ。
居残り練習の時間になると
現れる。
その子は
ノックシャトルを持って。
この時はまだ知らなかった。
最後の県大会
第二ダブルス
1-1でチームの命運をたくされることを。
そしてチームに劇的な勝利をもたらすことを。
舞台は整った
「最高ですね。絶対勝ちますよ。」
そう言って笑った。
チームメイトからの応援歌が響き渡る体育館。
すべての視線を集める3位決定戦。
ファイナルゲームは
11点のインターバル。
ずっと続けばいいのに。
そんな時間も残りあとわずかだ。
意識の外
スマッシュだ。
コート上のプレーヤー
コートサイドのコーチ陣
誰もがそう思っただろう。
スーっと
まるで時が止まったかのように
静かに滑らかに
受け止める覚悟で低く身構えたプレーヤーの
左斜め上をシャトルは通過した。
ファイナルゲーム22-20
最後の一打は本人以外の全てを裏切った。