見出し画像

ライフとワーク、理想のバランスは常に変化する

先日、子どもの興味をのばそうとしたら家にどんどん虫が増えた話を書いたのですが、その後もヤモリを見つけて連れ帰ってきたりと、さらに生き物が増えている我が家。

ヤモリは生きている虫しか食べないので、毎日子どもと小さな蛾を捕まえにいったりと、ものすごくお世話に時間をとられています…。いまはフリーランスで働き方に裁量があるので対応できていますが、昔会社に勤めていたときの自分だったら正直厳しいなと。(毎日仕事・家事・育児に追われてパツパツの生活をしてました)

でも、会社員時代はまた別の楽しみや、充実感があったりしたことも事実。「どちらかが優れている」わけではなく、「いまの自分には、どんなライフスタイルが一番居心地がいいのか」ということが重要なんだと感じました。

仕事を頑張りたいときも、プライベートに力を入れたいときも、どっちもそこそこやりたいときもある。仕事とライフ、理想のバランスは常に変化していて、そしてこれからも変わっていくんだろうなと感じたので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。

仕事>ライフだった独身~子なし夫婦時代

新卒で就職したときから、基本的にいつも夜遅くまで働いていました。ファーストキャリアはブライダル業界で、日中はずっとお客様対応、営業時間が終了したあとにその日の事務作業などを行い、帰宅が終電近くになることもしばしば。

その後は人材会社に転職して、日中はもっぱら事業所対応、夜18時すぎから転職希望の方との面談が入り、会社を出るのは夜21時ちかく。当時は新婚でしたが、夫も帰宅が遅かったので一緒に夕食を食べることはなく、ひとりでお惣菜を買って帰る日々でした。

就寝が遅くなるのは気になりつつも、基本的には自分で「楽しい」と思える仕事を選択していたので、そこまで大きな不満はなかったように思います。

仕事<ライフになった産後~

もともと仕事は好きだったので、育休復帰後も頑張りたい気持ちはとてもあったのですが、いかんせん両立できない。

やりがいのある仕事(裁量のある仕事)を求めると、「じゃああなたに任せるからどんな事情があっても対応してね」となり、子どもの急な病気や呼び出しに対応できない。子どもの対応を優先すると、休んでもOKなように誰でもできるようなルーティンワークにアサインされ、やりがいを感じられない…。

この時がいちばん仕事とライフのバランスに迷っていました。

でも、仕事は他の人でもできるけど、親はわたししかいない(夫もいるが)。そして、保育園から「今日こんなことできるようになりましたよ」って言われてから知るんじゃなくて、自分で「こんなことできるようになったんだね!」って子どもの成長をみつけて、一緒に喜びたい。

今しかない貴重な時間を、もっとちゃんと味わいたい。そう思って、時間の柔軟性が高い働き方を選択しました。

だから、いま子どもに沢山時間を使えることに、とても満足しています。でも、今後もずっとこうしていこう、と思っている訳ではありません。

もし全力で取り組みたいことに出会ったら

いま、何を一番優先したいのか?常に、この問いを自分になげかけています。

子どもがもう少し手を離れたら、もっと仕事にアクセルを踏みたいなと思っているけれど、先のことは分からない。もしかしたら、ふたりめが生まれたりするかもしれないし、今すぐ全力投球したい魅力的な仕事に出会う可能性だってある。

大切なのは、いま、何を一番大切にしたいのか?ということを自分でちゃんと決めることだと思っています。世間的に…とか、誰かの目を気にして…というのじゃなくて、ちゃんと自分で決める。

そして、決めるときには「いまは、これを選んでる(いつでも変わる可能性はある)」という意識でいるようにしています。一度こうすると決めたことを変えるのに抵抗がある人もいるかもしれないけど、個人的には「何を大切にしたいか」の優先度は状況に応じてどんどん変わっていくものだと思っています。

その時の状況に合わせて、いま自分にとってベストな選択をしていく。それができたら、きっと後悔のない人生がおくれるのではないかと思うのです。

毎日忙しくて、バタバタしてるうちに流れていっちゃいそうになるけれど、何かに追われてるな?と感じたら、立ち止まって「いま、理想のバランス?」って、自分に問いかけていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?