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漆(うるし)を知ってもらうための「はじめの一歩」を応援!松江藩御抱え塗師12代目【小島ゆりさん】

漆(うるし)を知ってもらうための「はじめの一歩」を応援!松江藩御抱え塗師12代目【小島ゆりさん】

江戸時代から370年以上続く松江藩御抱え塗師の十一代目・七代小島漆壺斎(しっこさい)を父に持つ小島ゆりさん。小島家の歴史は1639年(寛永16年)、松平直政公が出雲に転封になった翌年、初代清兵衛が京都より松江藩塗師棟梁として招聘されてから始まります。十二代目のゆりさんは、東大文学部卒の才女。会社員を経て10年前に独立。漆職人として高みへ向かうだけでなく、初心者向けの教室を開催するなど漆の「はじめの

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家業を継ぐ=屋号を継ぐではない。12代続く漆塗り職人を家業に持つ小島ゆりさん

家業を継ぐ=屋号を継ぐではない。12代続く漆塗り職人を家業に持つ小島ゆりさん

この「家業エイドMAGAZINE」でこれまで取材した方のなかでも、飛び抜けて長い歴史を持つ漆塗りを家業に持つ小島ゆりさん。お話を聞いてみると、ちょっと変わった家業の引き継ぎ方をしていることがわかりました。

3つの軸にわけて漆の活動をしている
(小島さんのお祖父さまの作品)

──まずは小島さんの家業について教えてください。

私の家業は漆塗り職人で、私で12代目になります。父から漆塗りの技術は教

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