愛と正義の赤ちゃんごっこ【あらすじ・登場人物】

～あらすじ～

　クラスメイトの桃下愛に密かな想いを寄せる赤地正義。同じ塾に通うことになったのをきっかけに想いを打ち明けるも、彼女にはすでに恋人がいることを知る。ショックのあまり乳児並の精神状態に退行してしまった正義は……。

～主な登場人物～

赤地正義（あかち・まさよし）
　明晰学院高校２年Ｂ組。学年一の秀才だが、卑屈で暗いタイプの思春期男子。クラスメイトの愛に想いを寄せる。

桃下愛（ももした・あい） 
　明晰学院高校２年Ｂ組。イギリス人の祖父を持つクォーターの美少女。情には厚いが打算的な一面もある。

速水一実（はやみ・かずみ） 
　明晰学院高校２年Ｂ組。頭の回転が速く、冷静で皮肉屋。容姿も性格も男勝りで、口は悪いが友人思い。愛とは中学時代からの親友。

灰塚・ギュンター・一郎（はいづか・ギュンター・いちろう） 
　三田塾大学経済学部３年。日本人の父とドイツ人の母を持つ。容姿端麗にして頭脳明晰。石黒の悪友で、彼と同じサッカーサークルに所属している。

茶山剛（ちゃやま・ごう） 
　明晰学院高校２年Ｂ組。軽音楽部員で、バンドではヴォーカルを担当。劣等生だが顔立ちが整っているため、女子からの人気は高い。愛に想いを打ち明けるもふられる。

金本瑛美菜（かなもと・えみな） 
　文芸女子高校２年４組。派手な顔だちでスタイル抜群の美少女。文系を名乗っているが全教科が不得手で、わがままな上に怠け者。塾で出会った茶山に一目惚れし、赤地と愛も巻き込んで自分の恋を叶えようとする。 

石黒友介（いしぐろ・ゆうすけ） 
　三田塾大学経済学部３年。一見チャラチャラしていて、内面も薄っぺらい男。愛の職場の先輩。灰塚の悪友で、彼と同じサッカーサークルに所属している。

愛と正義の赤ちゃんごっこ【１ーＡ】｜寺平うるお｜note