やまね うり

よく煮込んでください。

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統合失調症とカバサール

最近、生理不順で血液検査をしたら見事に数値がひっかかった。 プロラクチンというホルモンの値が高かったのだが、命に別状があるとかではない。 理由は定かではない、たぶんメンタルの疾患で飲んでいる薬が原因かも。 脳の下垂体へ腫瘍があってもプロラクチンが異常な数値を叩き出すとか。 この値が高いと無月経や生理不順になる。 メンタルの主治医と婦人科の医師からは、定期的に月経がこないと、子宮体がんのリスクが増すなど言われており、現在数ヶ月ほど、ホルモン剤を処方していただいている。 この薬

    • 頑張ることやめたい

      ずっと何かに頑張ってきた人生でした 努力と言えれば良いけれど、とにかく頑張ること、と言うのを自分に課してきた 複合的マイノリティだからにはじまり、人より劣っているにはじまり、誰からも認められないにはじまり… 気付いたら、何においても頑張らなければ自分は存在しないことになっていた 頑張らない自分に存在意義などなかった 少しばかり多大にお世話になった恩師に「何でもある程度はできるんだから、何かしら極めたらいいのに」とぼやかれ、なんとなく火が着いた直後「頑張り過ぎなのよ」と言われ

      • メンヘラ地雷女が生きるということ

        「あたしメンヘラ地雷女の自覚あるよ」 「それはもう存じております」 屈託なく笑う顔に申し訳なくなりながら、この目元に笑い皺が寄るのが好きなんだよなと改めて思った。 月末、必ずと言っていいほどあたしは体調を崩す。 メンタルがヘラヘラし、世の中全部が上手く行かなくなる時期。 もともと精神的な障害を持っているとはいえ、周りを振り回してしまうことに変わりはない。 そのたびに、あたしとの関係をやめたほうが良いと相方に泣きついて、また始まったよ、と呆れさせる月末がやってきた。 今月も例

        • 何においても1番になれない自分のこと

          1番になりたい人生だった。 何かのでもいいし、誰かのでも良かった。 クラスには勉強ができる人がいて、運動のできる人がいて、絵の上手い人がいて、喋りの上手い人気者がいて、誰かの1番になれるかわいいあの子がいた。 それは社会にでても変わらなかった。 あたしと言えば、勉強は赤点、運動音痴、絵が好きでも下手と笑われてばかり、口下手でうまく喋れない、そもそも女の子ですらない性別不詳。 どうしようもない不良品だった。 あたしにあったのは、負けず嫌いという性格だけ。 才能のない自

        統合失調症とカバサール

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        • 雑記
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        • 小話
          3本
        • 我が家のお犬様
          1本

        記事

          努力ではどうにもならないことにも希望を持ちたい

          世の中努力だけで全ての希望が叶うわけじゃないなと思う。 やっぱり、どうすることもできないことってあるよね。 もちろん大半のことは努力無しに成し遂げられないけれど、というか行動無しには成し遂げられないけれど、どうにもならないことは多い。 前回の記事でも書いたし、たびたび言ってはいるが、LGBTQであり、精神障害を持っている複合的マイノリティがあたしだが、だいたい30数年生きてくると、そこで何度も躓くんですよ。 差別や偏見はあるわ、「普通」に擬態するのは大変だわなにやらなにやら

          努力ではどうにもならないことにも希望を持ちたい

          普通になりたい

          世の中、自分は普通の人ですと言える人はどのくらい居るのだろうか。 あたしは自分のことを、普通だと思っている。 よく変わってるとか、変人とかは言われるけど、至って普通だと思っている。 …と、言い切りたいが、思い込みたいというのもあるかもしれない。 あたしはノンバイナリーで、AroAceで、精神障害者だ。 やっぱり、幼い頃から精神障害を持っていたから学校には行けてないし、非正規雇用でしか働いたことがない。 ノンバイナリーだから、世の中の女らしく生きなさいっていうのがピンとこない

          普通になりたい

          あたしにとって本当の幸せはなに?

          相方と付き合ってからしばらく経つ。 別れ話が出たりもしたが、えっちらおっちら、仲良くやっている方だと思う。 先日Twitter(って言わせて)でつぶやいたのだが、相方と仲良くやってることについて、ふと不安になった。 あたしたちは、たまに将来の話をする。 一緒に暮らせたらいいねは一致していて、妻〜とか旦那〜とかをふざけて言ってみたり。 正味冗談なので、本気にはしていないが、あたしとしては同棲くらいしてみたい気がする。 でも、相方のご両親とご飯に行ったり、そういう冗談ごとが続い

          あたしにとって本当の幸せはなに?

          恥ずかしげもなく言ってしまえば

          34歳になって初めて恋というものをした。 この年齢になって、初めてのめり込んだ。 あたしはもともと恋を知らなかったし、持つこともないだろうと思っていた。 セックスも、肌を重ね合わせるということ自体が気持ち悪い気がしていた。 20代半ばにできた彼氏ともそれが嫌いすぎるということが原因で別れたし、三十路手前でできた彼氏ともほとんどそれが原因で別れた。 2人とも人としてはとても好きだったし、好感も持っていたけれど、恋愛の気持ちを持ち合わせていないあたしには、理解しようもなかった。

          恥ずかしげもなく言ってしまえば

          あたしは、あたしだ。

          去年はメイクと洋服のコーディネートが楽しい1年で、コスメも洋服もたくさん買いましたね。 11月に転職をするまで、2年間を前職場でお世話になったわけですが、そちらではあたしがノンバイナリーであることを理解して頂いていたので、自由に自分を表現できたのが1番の要因だと思う。 黒スキニーのデニムにバンTというのがお決まりの格好ではあったが、ずいぶんと気持ちが変わるもので、ビジネスカジュアル風からモード系まで幅広く着たなあ。 1年前はビビッドカラーのマットアイシャドウにどハマりし、目

          あたしは、あたしだ。

          そんな日々を生きてます

          「誰かを庇うなら、それは自分が死ぬべき時で、誰かから庇われるなら、共に生きぬくべきだ。 そんな恋心を抱えるくらいなんだから、彼女が僕を庇ったとて責めることができるだろうか。 そんなに大したことじゃないんだよ、ちょっと自分の立場が悪くなるなとか、この先やりづらくなるなとか、些末な事ばかりなんだけど。 右を向いたり、左を向いたり、僕は好きなように誰かと生きる。 君は後ろを向いたり、下を向いたりしながらひとりで生きる。 お互いにN極とN極が引き合うように、反発して生きてる。 樹海

          そんな日々を生きてます

          夕飯を食べよう

          散歩をしながら、夕飯を何にしようか考えていたから、自然とゆっくりとした足取りになっていた。 一人暮らしだから、誰にも邪魔されず好きなものをたらふく食べられるのだけれど、概ね食べたいものは食べてきたのだと思う。 いまいち食指が動かぬものに時間もお金も割くのはもったいないのだ。 1日の終わりにふさわしい、最高に美味しくて心が満たされるものにしよう。 自宅へ帰るまえに、切らしていたお醤油でも買ってから。 バリ…ボリィ… グシャグシャ あたしの口のなかで推しが躍り狂っている。 ア

          夕飯を食べよう

          夏にくじける

          お坊さんがお鈴を鳴らして一礼する。 南無阿弥陀仏と唱える度に、頭には推しの顔が浮かんだ。 遺影のばあちゃんが、ニコニコしながらあたしに圧をかけている。 あんた、ついに好きな人ができたのね。ばあちゃん見定めてきてやるわよ。そんなこと言うのかな。 少なくとも、お経を熱心にやらなくてもばあちゃんは許してくれそう。たぶん。 頭の中に、今となっては憎たらしいやつの笑顔が、お坊さんの数珠の音と一緒にミンチにされていく。 じゃっ じゃっ じゃっ 擦り合わせるほどに木彫りの音がして、重

          夏にくじける

          台湾祭 in 赤レンガ倉庫

          先日、日差しが痛いくらいの暑さのなか、台湾祭へ行ってきた。 7月からずっと楽しみにしていたのだ。 ツラい仕事にも堪え忍び、待ちに待った当日。 あたしは台湾とは何の関係もないが、赤いちょうちんを見ると気分が高揚してしまうタチ。 大衆酒場の赤ちょうちんを見れば、1杯飲みたいなあと思うけど、今日は違うぞ。 あの異世界にたどり着いたようなイメージの屋台を見てしまうと、本場に行ってみたくなります。…が、これはこれで楽しみにして、とりあえずは赤レンガ倉庫へ。 昼11時、開園と同時に入場

          台湾祭 in 赤レンガ倉庫

          「二代目えにし」の焼鳥重

          先日の父の日に向けて、何が食べたいか世帯主と話していた。 なんでもいいよ、とは言われたけど、なんでもって困るのよね…世帯主の性格上「なんでも」って言ったときは何選ぼうが文句を言わないところが、ありがたくあるんだけれども。本当に「なんでも」な感じなんでしょうね。 そんなおり、最近よく見ているビジホ飲みをしている人たちのYouTube! その中のぴや子さんが、タイトルにあるお店の焼鳥重を食べていた。   https://youtu.be/MA5WHTzwH48 ぴや子さんの動

          「二代目えにし」の焼鳥重

          ふらりと喫茶店

          仕事までの時間潰しに、喫茶店を探していた。 3時間ほどあったので、ご飯を食べたあと、コーヒーと煙草をお供に読書など…と思っていた。 ドトールとかスタバもいいけど、いまの気持ちはマイナーなとこ!だったので、以前から気になっていた喫茶店へ行くことにした。 鶴見駅前にある、喫茶こっこ。 決して下のドトールではない。 こちらの喫茶店は喫煙可能なので、喫煙者は要チェック。 なに食べようかな、ハンバーグかなオムライスかな。考えながら店へ入る。 「お茶ですか?」 「いえ、食事で…

          ふらりと喫茶店

          エースリングを買った

          出掛けたついでに、ずっと欲しかったエースリングを買った。 ざっくり言うとLGBTQのなかで、アセクシャルといわれる人達が付けるシンボル的なもの。右手の中指に黒の指輪だ。 アセクシャルとは、性愛を持たない人達のことである。 僕もアセクシャルであり、常々リングのことが頭から離れなかった。 Amazonとかで探すんだけど、あまり理想的なのに巡り会えず… 天然石が好きなので、天然石で探していたからなおさら。 そんなおり、駅前の天然石店へふらっと寄った。 店員さんを見つけ出し「ブラッ

          エースリングを買った