見出し画像

トルコ首都で味わう旅の醍醐味

2023/10/25〜2023/10/26

ハザーと別れ、宿をチェックアウトした私はバス停へ。
それに乗って空港に行き、次は首都アンカラへと向かうのだ。

バス車内の様子

空港警備は所によって様々。
航空券とパスポートを見せなければ入れない場所もあれば、出発3時間前から入場可という場所もある。

今回は入場して早々、荷物のセキュリティをX線に通さなければならない。

そして…





またも引っ掛かり
荷物を全部出せと言われる


私の何がそんなに怪しいのか…。
電子機器を全て見せろと言われたのだが、特別な物など何も無い。
スマホにカメラ、ラップトップ…せいぜいそんなものである。

当然、再チェックを通過するのだが、広げた荷物を元に戻してくれるわけではない。周りが通り過ぎて行く中、1人トボトボと仕舞い込む。


何はともあれ
無事に搭乗ゲートへ


アンカラへは距離にして約350Km。
陸路でも6時間ほどなので、普段ならバスや列車で行くのだが、あえて空路にした。
Booking.comからまたも唐突に届いた割引クーポンを使い、安価でチケットを購入出来たからだ。

その額、18円


タダ同然である。
クーポンの有効期限があったのでイスタンブールをこの日に発つわけだが正直、もう少し長く滞在していたかった。
それだけこの街は居心地が良く、刺激的だ。

とはいえ、この値段で移動できるのなら、それは見逃せない。

飛行機は順調に飛び、あっという間に到着。

アンカラ
エセンボーア国際空港


時刻は24:30。
深夜なので、いつもの空港泊だ。

おやすみなさい


時刻9:00過ぎ。
空港発のバスに乗り、市内中心部へ。



到着

ここから歩いてホステルへと向かう。
今回はもう宿を決めていた。

そこには既に旅仲間が宿泊しているからだ。ドバイの宿をおすすめしてもらったヤマザキ・ダイキ君である。

といっても、まだ実際に会った事はない。
インスタグラムを通して連絡を取った、というより私が一方的に情報を提供してもらっていた。

実は彼からは、私がビビり散らしていたバングラデシュやインド訪問の際も、色々とアドバイスをもらっていたのだ。

そして今回、私のアンカラ行きを知った彼も偶然この街にいるという事で
「会いましょう」
という流れに至ったのである。

それぞれのルートが思いがけず重なり、出会う。そんな旅らしさにワクワクしながら宿に到着。

意外にも彼、ダイキ君は入口付近のイスでくつろいでいたので、唐突な初対面となった。

「あ、こんにちは。ダイキ君ですか?」

「そうですそうです、こんにちは」

兼ねてより連絡を取り合っていたとはいえ、まるで初めてとは思えないほど自然な会話の始まり。

年齢は私より一回り以上若いのだが、飄々として落ち着きのある彼はとても話しやすかった。

お互いの旅、とりわけインドに関しては共に経験した衝撃的なエピソードで盛り上がる。
なんだかんだと話題を掻っ攫うこの国は改めて、強烈だったなぁと悔しがりつつ2人笑った。


その夜、私達は乾杯しようと宿の踊り場へ。
そこに置かれたイスに2人腰掛け、ワインを開ける。
料理好きなダイキ君はオツマミを作ってくれた。
ソーセージと玉ねぎをオレガノで炒めた一品。これが赤ワインに良く合う。


トルコの首都へ集い
優しい夜風を浴びつつ街の灯りに見入り
旅の出会いを祝して乾杯する

安宿のドミトリーと最安のワインだ
決して豪華ではない

しかし
それは紛れもなく贅沢な時間だった

少し静かに、とスタッフに咎められつつも
会話は途切れる事なく盛り上がり

穏やかに夜は更けていった

2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。