見出し画像

アルバニアで交差する路

2024/2/29〜2024/3/1

アルバニア、首都ティラナ6日目。
もともとはチェックアウトする日だったのだが、延泊を決めた。


それは数日前の事。

「29日にアルバニア行く予定なんですよ」

一通のメッセージが届いた。
なんと去年の7月に出会った日本人、ウノ君からである。
私達はマレーシアのマラッカで同じ宿だったのだが、彼の滞在期間は短く、当時はほとんど会話する事もなかった。
だが彼が早朝に荷物をまとめ、チェックアウトする際に私は声をかけた。

『彼とはまた縁がある気がする』

そう直感した事を今でも覚えている。



「また会うこともあると思うんで」

そう言って私は名前とSNSのQRコードが書かれた名刺を渡し、彼を見送った。


それから約7ヶ月。
そんな私もまさかアルバニアで再会のタイミングがくるなんて予想もしていなかった。
これがあるから旅は面白い。

「おおっ、ぜひ会いましょう♪」

すぐに返信をして彼を待つ。
そして夜中に到着したウノ君と無事に再会を果たし、お互いの旅話をしていると時間はあっという間に過ぎていく。

話は尽きそうにもなかったのだが、今夜は彼も疲れているはず。
まずはゆっくり寝ようと私は促し、初日を終えた。



翌日

昼過ぎまで2人で街を歩き
宿に戻って乾杯

改めて再会を祝う


ここで知ったのだがウノ君は大学院生で、それを1年間休学し旅に出て、来月末に帰国するのだという。

日本の若者の゙多くは今、中年から高齢の人を煩わしく思う傾向にある。
古い価値観や共感し難い昔話を唱えられる事が原因なのだが、私も気をつけているとはいえ、どこまで出来ているかわからない。

だからこそ、今回ウノ君が私に声をかけてくれた事は嬉しかった。


アルバニアにきて初の外食
しばらく具無しパスタ生活だったので
野菜の味がとても濃厚に感じる…


一通り食事と会話を楽しんだ後、私達は帰る途中の店でピザをテイクアウトし、宿で再び談笑。


道中に見つけた壁画

楽しい会話は深夜まで止まる事なく、気づくと日付を跨いでいた。
まだまだ話し足りないのだが、私は朝チェックアウトして、別の国に向かわなければならない。

名残り惜しくも一区切りして、私とウノ君はそれぞれのベッドへ。



次はコソボ共和国だ


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。