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【2】僕が伊東純也選手に浦和レッズ加入をあえておすすめするわけ

杉本、鈴木大輔、汰木加入以降は放出リリース続きで絶賛やきもきしているレッズサポーターは、新加入選手の発表を今や遅しと待ち望んでいます。その中で特に名前が挙がるのが柏レイソル所属の伊東純也選手です。

まず浦和のサイドの台所事情を説明すると、昨季まで所属していた平川、菊池、駒井(昨季は札幌に期限付き移籍)がチームを離れ、2019年にはU20W杯が開催されるため橋岡や荻原が数ヶ月チームを離脱することも予想されます。
それらを加味すると宇賀神、森脇(本職は一列後ろ)、新加入まで目を向けると汰木(本職は二列目)、岩武、池高ということになり昨季の橋岡のような若手の突き上げに期待しつつも現時点では量的不安と質的不安の多い陣容になっています。

そのような不安の中で伊東選手をぜひ獲得して欲しいという声が盛んに挙がっているのです。

昨季の浦和の布陣やサイドプレーヤーのタスクを知っていて、更に柏や日本代表での伊東選手の役割を知っている方にとってはミスマッチではと思う人もいるかもしれません。
確かにスピードを生かしてのゴールに近いエリアでのクロスやシュートが持ち味の選手であり、その点でJリーグで傑出しているからこそ日本代表に呼ばれてきたのだと思います。浦和のウィングバックの守備時には最終ラインにまで下がり、攻撃時には駆け上がってクロスまで要求されるスタイルとはややズレがあるように思えます。

しかし、僕はむしろこのミスマッチに伊東選手が挑戦することが彼のキャリアにとって良いことになるのではと考えています。

伊東選手は独デュッセルドルフなどからの移籍のオファーが取りざたされている通り、欧州移籍を志望していると予想されます。アジア杯終了後、欧州移籍発表が一番可能性のある話かもしれません。 

ただ、近年の日本人サイドプレイヤーの多くが欧州移籍で守備のタスクで壁に直面している・していたことを考えると、同じことが伊東選手に起こらないとは言い切れません。

そこで提案するのが、浦和のサイドで攻守に奔走してから欧州に旅立ってみてはどうですかということです。

これはレッズサポーターとしての僕なりの感覚でしかないのですが、Jではドリブラーとして鳴らしていたはずの原口元気が欧州では長い距離を走り続けられる、守備のタスクを全うできる点が評価されるようになったのと同じ匂いを伊東選手からは感じるのです。

自ら中盤でボール奪取して長い距離を単独突破、そのままシュートやクロスというような独力で完結してしまえる今の伊東選手の持ち味を浦和の要求される守備タスクの中で、またACLという舞台でさらに磨かれることが彼の将来的なキャリアアップにも活きるのではと思うのです。

あくまでこれは浦和レッズに都合の良いシナリオで、Jに留まってるほどもう若くはないなどと色々考え出したらキリがありませんが、僕はアジア杯終了後、「浦和レッズに伊東純也選手加入」のお知らせが届くのを期待して待っていようと思っています。

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