なぜ、それをやるのですか?
「なぜそれをやるのですか?」
いきなり聞かれて答えられる人は、事前に答えを準備しているのだと思う。
宙ガールとして取材やテレビ出演を経験して、「なぜ?」と理由を聞かれる事が多いなぁと気づいた。
衝動のままに動くことが多い私にとって、急に「なぜ?」と聞かれるとスっと答えが出てこない。で、ふわっと答えて後で「あああ‥‥こう言えば良かった」と後悔する。
衝動のままに動いているとしても、その衝動を起こさせる理由は必ずあるはずで、そこと向き合い言語化しておくのは必要な作業だなぁと。
行動の理由が明確に示せると、共感を生む要素になる。
人は夢そのものより「なぜその夢を叶えたいのか?」という理由に共感し、惹かれるものらしい。人が惹かれる要素である「なぜ」を取材で質問されるのも必然だなぁと思う。
さて、週末にJAXAコズミックカレッジを開催する。子供たちとバルーンロケットを作って飛ばすのです。
日本、アメリカ、ロシアのロケットを紹介して打ち上げ動画を見せる。そしてこれらのロケットのベースとなるバルーンロケットを作る。
ロケットを通して、宇宙を身近に感じてもらうイベント。
宇宙を知ることで、「星としての地球」をイメージしてもらいたい。そして地球はかけがえのない存在なのだと気づき、地球に優しくなってほしい。
そして「地球人」として、たくさんの課題を解決しなきゃってことに気づいてもらえたら良いなって思う。
私は宇宙が好きだから、宇宙に興味を持ってもらうという角度からしか「地球って大事なんだよ」というメッセージが伝えられない。でもそれで良いと思っているし、それができるならたくさんやろうって思った。
そのメッセージを発信する手段の1つがJAXAコズミックカレッジなのです。
こんなの急に言われても出てこない。でもこの「なぜ?の答え」が共感をうむので言葉として持っておく必要がある。
「コズミックカレッジやりたいです応援して!手伝って!」っていう発信より、理由を知った方が応援してくださる方は増える気がする。
自分の内なる「なぜ?」に対して答えを持っておくこと。自分と向き合い「言の葉」にすることで、気づけなかった自分を知る。この作業は自分の軸がブレないためにも定期的に必要だと思う。
今回のコズミックカレッジでテレビ取材(ニュース)が入るのだけど、数秒でここまで語れないし言葉足らずになりそうなので「宇宙に興味を持ってもらい、たくさんのことを学ぶきっかけになってもらえれば」という感じで答えておこかな(笑)
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