魚柄仁之助の巣ごもりレシピ 第7回
手間はかけずに時間をかけて
〜第七回 ヨーグルト２倍作戦〜
乳酸菌がぴちぴち活きてるヨーグルト
買ってきたプレーンヨーグルトの乳酸菌を
おうちで培養すれば、２倍、３倍に増やせるって
ご存知でしたか？
スキムミルクをヨーグルトに育てる方法
・スキムミルクを水か60℃以下のぬるま湯(500㏄位)で溶かす
(袋に書かれているより少し濃い目に溶かすのがコツ)
・保温力の強いポット(魔法瓶)に入れ、40℃くらいまで冷ます
(45℃以上だと乳酸菌が死んじゃう。かと言って温度が低すぎると乳酸菌の働きが悪くなる)
・買ってきたプレーンヨーグルトを大匙一杯程度(15㏄)加えて
サッとかき混ぜ、すぐに蓋をする
この写真の保温容器は赤ちゃん用のお粥つくりに使う魔法瓶です。
最近ではスープ用とか、コーヒー用の保温容器が売られていますので
食べるヒトの人数に合わせてチョイスしてください。
一度に沢山作りたいときは、1ℓ魔法瓶をお使いください。
1ℓになっても使う市販のプレーンヨーグルトの分量は変わりません。
大匙一杯で作れます。
後はこのまま12時間ほっぱらかしておくだけでいいんです。
12時間の間、保温容器の中ではぴちぴちの乳酸菌が
ぬるま湯温泉気分で繁殖を続け、スキムミルクを
ヨーグルトに作り替えておるのです。
これが12時間後の保温容器の中です。
12時間前はスキムミルクという飲み物だったのが
ホレこのとおり、ぷるんぷるんのプレーンヨーグルトに
変身しちゃいました。
今回はスキムミルクで作りましたが、牛乳でも作れます。
スキムミルクを使ったのは牛乳の様な液体ではなく、粉末で
保存性が良く、持ち運びもしやすいからなんです。
スキムミルク＝和名は脱脂粉乳、その名の通り牛乳から脂肪分を取り除いて粉末にしたものですから、脂肪はほぼゼロの超低脂肪、高タンパク、低カロリー。
その上粉末ですから冷蔵庫無しでも長期保存ができる。
これって、優れた非常食ではないでしょうか。
スキムミルクを使ったシチューとかクリーミードレッシング、
バナナシェイクドリンクなど、その応用範囲は広いのです。
ご存知でしょうか、あのサーティワン・アイスクリームの主原料は
北海道.四つ葉乳業のスキムミルクなんですの。
スキムミルクとバナナを泡だて器(ハンドミキサー)で撹拌して
冷凍にしますと、お砂糖なしでもあま～いバナナアイスが
おうちで作れちゃうのです
これは・・・・次回のお楽しみっ
注意
＊スキムミルクと大人の粉ミルク等を間違えないように❣
原材料名が生乳と書かれてるのがスキムミルクです。
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さてさて、今回もお楽しみ、営業部Kさんの実践レポートです！
〜「飛鳥新社営業体験談」第7回〜
スキムミルク、お噂はかねがね耳にしていましたが、自分で手に取るのは初めてです。
しかし、昨今の品薄の影響か、近所のスーパーにはスタンダードなスキムミルクがない！ということで、コラーゲン入りのものを購入してみました。
ヨーグルトは普段食べているものを使います。
今回はレシピの半量でつくります。
スキムミルクをお湯250mlに溶かし、ヨーグルトを大匙1/2投入します。
そして保温できるアイテムは…と探しているときに、炊飯器を発見しました。
我が家の炊飯器には温度を35度にキープしてくれる「パン発酵」モードという機能があり、それはヨーグルトの発酵にも向いているのではないかと考えたからです。
お湯とスキムミルク液入りのタッパーをお釜に入れ、「パン発酵」モードのスイッチを入れます。
「パン発酵」モードは60分で終了してしまうので、こまめにスイッチを入れなおしながら待ちます。
そして、12時間後…
そこにあったのは、液体のままのヨーグルト入りスキムミルクでした…
あまりのショックに写真も撮り忘れました。
魚柄先生ごめんなさい…
失敗の原因を調べみると、以下の2点が大きな要因のようでした。
・発酵前にしっかりかきまぜていない
・開封してしばらく経過したヨーグルトを使用した
非常に悔しい結果となりましたが、次回は要因をクリアして再挑戦したいと思います。
しかし、本当に悔しい！
（ちなみに失敗したスキムミルク液は、パンケーキに混ぜて焼きました。美味しかったです。）
わ、うまくいかないこともあるんですね…！
正直なレポート、ありがとうございました。
保温調理って、簡単なようで奥深いですね〜。
我が家は牛乳で試してみようと思います！
皆様も牛乳消費レシピとしていかがでしょうか？
成功のご報告お待ちしております〜！（編集部A）
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魚柄仁之助先生の台所リストラ術をもっと知りたい方は飛鳥新社のページを御覧ください。
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