マガジンのカバー画像

un-T design! Blog

19
ブランディング、デザインコンサルティングを行うアンティー・デザインのメンバーが、今気になるデザインや美しさ、気づきなどを綴るブログです。 http://www.un-tdesig もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

生活者という賢者たち

行政や企業ではなく地域住民が自ら発案し、街や場を作っていく。そんな2つのプロジェクトを通して、ひとりの生活者としての自分と、クリエイティブディレクターやコンサルタントとしてデザインを提供する役割の自分、という目線で得た学びを綴ってみたいと思います。 ●始まりは自宅の隣に公園ができる不安からだった 私の自宅は世田谷区の玉川野毛町公園に、もしかしたら世界一近い場所にあります。隣の空き地が公園の拡張エリアになるという噂を聞いた時は、正直不安が先走り、区の職員の方にクレームを伝える

スキ
21

ヴィンテージマガジンから考えるクリエイティブとサステナブル

最近の私の遊びは、90年代リバイバルの波を楽しむために、秘蔵の古い雑誌棚から、当時のファッション雑誌を持ち出して(しかも今の季節に合う号をピックアップ)、明日着ていく服のインスピレーションを得ること。あまりにも夢中になってガン見するうちに、もう新しい雑誌を読む気にならなくなる。そして、なんだかタイムスリップしてるみたいな感覚になり、今が何年代か?わからなくなってくる。それぐらい、トレンドはリバイバルして、30年前のスタイルは色褪せない魅力を放つ。それどころか、今年のコレクショ

スキ
13

金子功とガーリーとオリーブ少女と80年代と。

DCブランド全盛期、ラフォーレ原宿がセールになれば、とんでもない大混雑と大行列でごった返し、足を棒にしながら洋服を求めて歩き回った80年代。あの熱狂はなんだったんだろう・・。新しいもの、ワクワクするもの、見たことのないオシャレな世界はぜんぶオリーブとかananの中にあって、リセエンヌの金色の猫っ毛とは真逆の自分の直毛に苛立ちつつ、ソバージュでごまかしていた高校生の頃、(すみません学校はパーマ禁止でした)今考えると世界はガーリーだった。 1970年代のananに見る、金子功さ

スキ
17

ブランディングというクリエイティブワーク

新年一発目の記事は、私たちアンティー・デザインが行なっているブランディング事業にまつわるお話について、1人のコンサルタントとして、そのやりがいや面白さ、こだわりなどを綴りたいと思います。最後の方でアシスタント募集についてもお知らせいたしますので、ご一読いただけたら嬉しいです。 千差万別なクライアントの魅力を次々と旅していくような体験私たちは普段、様々な企業やサービス、商品のブランドを、ご依頼いただくクライアントと一緒に形作る仕事をしています。これがもうめちゃくちゃ面白くて、

スキ
13

映画クレイマー、クレイマーのファッション

ダスティンホフマンが子育てに奮闘する父親を演じる映画、クレイマー、クレイマー。妻役はあのメリル・ストリープ、彼女の衣装のスタイリングがとにかく素敵なので、改めて注目したいと思います。 1979年の作品で、私はリアルタイムではないですが、10代の頃に観た記憶があり、両親の離婚に翻弄される幼い男の子がいじらしくて、涙した名作という認識だったのですが、今考えると、そういえば妻役はメリル・ストリープで、衣装が素敵だった印象がありました。最近個人的に70年代のファッションのエレガント

スキ
5

トレンドからの解放・⑤Vintageという実験

ファッションはもう終わった。 最近アパレル関係の知人や友人から、そんな言葉を耳にする。 単に消費者として着ることを楽しんできた自分からすると、そもそもファッションに始まりも終わりも無い。 ただ、毎日服を着て生活する、その行為に何を持たせるか?たったそれだけのことで、裸で生活できない限り、その問いかけは永遠に続く。 私の答えは、自己表現、マイブーム、発散、創造など、常に変化しているけれど、間違いなく思うのは、もはや消費が着る行為の目的ではない、 ということ。そして人生の中

スキ
10

We Love LANVIN

去年、アルベールエルバスが逝去した、というニュースを聞いて、驚きとともに本当に残念な想いがしました。 あれは確か2010年、 3年連続のN.Y.旅行の最後の年、エルバスランバンとH&Mがコラボした商品の発売初日にマンハッタンで、朝から行列に加わっていました。 一種のイベントとして行列を作る人々に混じって開店を待っていたら、テレビの取材クルーと共に、なんとエルバス本人が出現。並んでいるファンたちに向けて笑顔で話しかけてきたのです。 まさか旅行でこんなにラッキーなシーンに遭遇

スキ
6

うどんとそばとカレーの話

言葉にまだ力はあるか 素直でいるのは怖いですか? こんにちは。 コピーライターの堀田です。 13年と半年ぐらい、言葉を書いて電気代を払っています。 (注:ご無沙汰の期間を足してみました) 少し前になりますが、 雨上がり決死隊が解散しましたね。 そのこと自体については (ご本人も話していましたが) 熟年離婚のようなもので、 思い出せないほどの時間を ともにした当人にしか 理解できない話のはずなので 僕の想いはありません。 ただ、 人がささいな嘘をつく、ことや 真

スキ
18

ウェビナーを終えて「作らないデザイン」の追求

2/25の再放送をもって、全3回のウェビナーが完了した。ウェビナー自体の企画は昨年夏頃から始まったものだが、その背景にある、ニュービジネススクールSTRAMDのテキスト執筆という活動は、実は2014年から粛々と行っていた。 果たして中西氏の講義の記録をお伝えする最適な人材は自分だったのだろうか?という疑問をどこかで抱えながら、長い間このプロジェクトを続けてきたように思う。 戦略経営人材育成講座STRAMDには、様々な職業の受講生が集っていたが、MBAホルダーや現役の経営者も

スキ
19

正しいことより、うれしいこと

どうやって、言葉を磨くのか? 「うれしい言葉」ってどんな言葉ですか? こんにちは。 コピーライターの堀田です。 13年ぐらい、言葉を書いて電気代を払っています。 (勝手に定着したと思っています) 珍獣を愛でるように ひそかに「コラム楽しみにしています」という めずらしい方もいて(失礼) 「自分の話をもっとしてほしい」と言われたので 今回は、 正しいことより、うれしいこと を書く時の信条にしている、 自分の話をしてみようかなと思います。 さて、 仕事柄、コピー

スキ
16

クリエイティビティと美しさのアップデート Vol.2/3

前回の記事「クリエイティビティと美しさのアップデート Vol.1/3」で、アジャイル化を余儀無くされる制作現場の状況から、価値観のアップデートが必要だと記した。それをキーワードで探っていくべく、年始に自分のFacebookに投稿した記事で、価値観のシフトを表現してみた。 ・世の中の流れから思う、わたし的IN&OUT (今の気分と、時代遅れな気分、みたいな) ーーーーーーーーーーーーー 【IN ← OUT】 ネットワーク ← ヒエラルキー ワクワク軽々と ← すんげーー必

スキ
7

クリエイティビティと美しさのアップデート Vol.1/3

2020年のコロナ禍を境に、それ以前になんとなく感じていた時代の変化が、まるで念押しのように背中を押してきた昨年末。特にクリエイティブ制作の現場視点で、この変化を強く感じ、ザワザワしちゃって落ち着かないので、全3回に渡って、このnoteにぶつけてみようと思う。笑 ・価値観のアジャイル化一言で表現するなら、「価値観のアジャイル化」ということになるのだが、まずは自分が毎日身を置く制作現場の変遷から話を始めていこうと思う。 とにかく受託制作のスピードが早まる一方で、その理由を辿っ

スキ
7

余白を愛する

言葉と、言葉の間 余白の少ないこの頃です。 いかがお過ごしでしょうか。 こんにちは。 コピーライターの堀田です。 13年ぐらい、言葉を書いて電気代を払っています。 (だんだん違和感がなくなってきました) 今回は少しまじめに(?) 「余白」についてのお話です。 急になんのこっちゃですが 言葉と言葉の間が、狭くなっています。 毎日のように、 僕と同業の人が書いたであろう文章が燃え SNSでは、言葉が凶器にもなりうる そんな話をよく目にしますね。 「ガチ」とかっていう

スキ
19

企業のビジョンは次代を連れてくる

「やっちゃえ、日産」のコピーが耳に残る日産のCMが、矢沢永吉からキムタクになって、おおお。。!と目を見張ったワタシ。同時にロゴマークも新しくなって、久々に企業が描く新たな時代の姿にワクワクする広告だと思いました。 ・アイコンタレントの代替わり矢沢永吉やキムタクの好き嫌いは一旦置いといて、(私は2人とも嫌いじゃないですヨ。。)タレントとしての位置付けや存在感で見ると、この代替わりは上手いなぁと思うのです。何をやってもその個性が際立って、唯一無二。賛否両論ありつつも、ナショナル

スキ
16