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第14回 手洗いは石けんの種類よりも洗浄時間

みなさん、おはようございます。
毎週月曜日に更新する災害時トイレの連載です。

6月26日の21時44分ころ、熊本県で震度5弱の地震がありました。
熊本のみなさん大丈夫でしょうか。心配です。

7月は水害の多い時期です。大雨による床下浸水でも、水洗トイレは使えなくなります。下水道が満水ということは、トイレを流しても流れていかないので、下階から溢れる可能性もあります。
ぜひトイレの備えをよろしくお願いします。

今回は、手洗いは洗浄時間が大事ということについて書いてみたいと思います。

テーマは「第14回  手洗いは石けんの種類よりも洗浄時間」です。

個人や組織、地域のトイレの備えにつながることをできるだけ分かりやすくお届けできるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。

感染症予防としての手洗いの目的は、手に付いた汚れを落とすことです。

手洗いには、目に見える汚れを落とすのはもちろんですが、目に見えない小さなウイルスや一時的に皮脂膜にくっついた菌を落とす役割もあります。
見た目で汚れていなからといって、大丈夫とはいかないわけです。

石けんには、固形と液体がありますが、いずれもも、石けんをよく泡立てて、手のシワの間や爪の間に行き渡らせることが効果的です。

手洗いの洗い残しが多いのは、
爪、指先、指の間、親指と人差し指の間、手首
です。
あと、爪を短く切っておくことも必要です。

ちなみに、固形石けんは濡れたままにしておくと不衛生ですし、泡立ちにくくなりますので、できるだけ水分のない状態を心がけてください。

ということで、手洗いで大切なのは「丁寧さ」です。各部位をしっかり洗うには時間が必要です。

厚生労働省と経済産業省の資料では、
石けんやハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐと残存ウイルスが約0.001%になり、
これをもう一度繰り返すと約0.0001%になると説明しています。
約100万個のウイルスが数個になるということです。

手洗いは、石けんでもみ洗い10秒、流水すすぎ15秒です!
ぜひ時間を意識してみてください。

厚生労働省と経済産業省の資料より

参考:液体石けんと固形石けんに関する動画です。


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