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2024年6月5日 1日の用事は2つまで

みなさんは、1日にいくつまでの用事なら、こなすことができますか?
3つ?5つ?それとも10?
ちなみにここでいう用事とは、身だしなみを整えて着替えて
家を出て、公共交通機関か車、自転車などに乗って
どこかへ出かけ、
対面で誰かと出会って、多少会話をしたり、
何かを沢山のものの中から選んだり、
お金を払ったり、そこに滞在する、
そういう用事のことです。
もっと具体的にいうとすれば、
銀行や役所、郵便局へ出かける、
通院する、髪を切りに行く、
近隣のスーパーにはない品物を購入しに行く、
本や服を買いに行く、
映画を見に行く、
誰かと会食をするなどを含みます。
つまることろ、部屋着にすっぴんというわけにはいかず、
人混みを通過するか、人混みの中に入っていく用事です。
1日にできる用事の許容量というのはかなり個人差があるのだろうと思います。
自分自身を振り返ってみるとこの許容量がひどく小さく、
大人になってどうにか広げてきた感じです。
ちなみに仕事は別です。
仕事モードに入るとできることの数がかなり増えます。
これは、仕事は1人でやるものではないし、
「仕事はやるものだから」という割り切りがあるからでしょう。
「仕事」という括りになると、苦手なことでもなんとか取り組めてしまうのです。
ところが、私生活ではそうはいきません。
私生活では用事をどんどんこなしていくということは
未だかつてできた試しがないのです。
現在、頑張りに頑張って、「2」が限界だと思います。
午前に1、午後に1の「2」でもぎりぎりなのです。
午前中に通院、その後、郵便局という用事でもぎりぎりということです。
万が一、「3」用事をこなしてしまったとしたら、大抵何か失敗します。
急いで家を出て水筒の蓋が緩くて、洋服やかばんを水浸しにするとか、
結局疲れてイライラしてしまうとか
用事を限界までこなせたのはこなせたけれど、
帰ってきてから体調を崩し、流行りの感染症にかかっていたとか
用事と用事の間の時間の見積もりを失敗して後の用事はこなせないとか
そういう結果になるのです。
先ほど仕事はなんとかなると書きましたが、前言撤回、
やはり、仕事に病院受診や買い物などが前後に加わると
かなりきつい時が多いです。
できないことはないのですが、その後にへとへとになってしまいます。ですから朝の段階で、イレギュラーなトラブルが起きてしまい、
仕事の後にその対応をしないといけなくなると
ものすごく不安になります。
大人気ないことです。
やはり、仕事とひとつの用事という「2」自分の許容量ということのようです。

週末に、思い切り遊びや趣味に打ち込んで
日常生活の合間に用事をこなすということはできそうにありません。
1日の許容量はどうあがいても「2」なのです。
そして、必要にかられて「3」用事をすると失敗するだけでなく、
回復にまる1日を費やすことになります。
この回復の1日には用事は入れることができません。
入れられたとしても「1」がいいところで、「2」はこんなんです。

ちなみに楽しい用事でもカウントは同じです。
どれだけ楽しい用事だとしても、消費は「1」ですから
楽しい用事が「2」か「3」あるとやっぱりひどく疲れてしまい、
回復日が必要となります。

振り返ってみれば、この傾向は、子供の頃からです。
大人が張り切って企画してくれた旅行やイベントなど、
いずれも後半は、辛くイライラしたものになってしまっていました。
大人はその様子をみてがっかりしたり、恩知らずだと感じていたりしたことでしょう。
しかし、申し訳ないと感じることはあっても、
それをどうにかすることはできませんでした。
それは自分が子供で経験が浅いからだと思っていたのですが
今となってみれば、そういうことではなく、「疲れやすさ」と「許容量」の問題だということです。
用事をこなすには、移動と人の中に入っていくことがほとんどの場合必要です。
その2つはどちらも「五感」をひどく刺激するものです。
自室でじっとしていれば、受け取らないで済む感覚を山ほど浴びることになります。
そのせいで「五感」がオーバーワークになってしまうのだと思います。
音、匂い、触覚、味わい、そして視覚。
全てがあまりにも情報過多になってしまうのです。
回復の1日は、それらの情報を流していく、薄めていくのに必要な一日なのだと思います。
なかなか難儀な性質です。

週末を予定で埋めている人のことは
偉大だと思っています。
土日2日とも予定で埋めてしまうことはどうしてもできないので。
手帳に、時間にそった1日のスケジュールを書いている人にも
すごいなぁと子供のように感心してしまいます。
いくつもの用事を1日でこなせるのですから。
また、ものを持たない暮らしをしている人に憧れることもありますが、
1日の用事,買い物回数を増やさないためには、
様々なストックが必要ので、そういう暮らしは難しいだろうなと思います。

自分の許容量は「2」で、これ以上大きくはならないのです。
その「2」のなかでどれだけ疲れずに用事にとりくむかが大事です。
これまでで効果があったのは以下の方法です。
①友達と一緒に用事をする
②用事をやり終わったらご褒美を設定しておく(コンビニのスムージーを飲んでよしにする)
③回復日を考えるとタイトなスケジュールでは無理なので、なんでも早めにやる
④日頃からよく寝てよく食べ健康を維持する
⑤情報過多にならないようにする

しかし、突発的にやってきた用事にはいまだにうまく対応できません。
早く対応できるようになりたいですが、
その前においてしまう気もします。
なんとかならないものかしら。



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