2024年1月5日 ポケット考
今日も、暖かく、1月世は思えない気温でした。
しかし、この地方がこれくらいの暖かさであるということは
被災地は、もう少し寒いということです。
ならば、もう少し、暖かくてもいい、と願います。
昨年末は、散々、ぬるい冬に文句を言っていましたが、
元旦の地震が起きてから、これでいいのだと思いました。
日々の生活そのものが打撃を受けているというのに、
寒さまで厳しいなんてつらすぎます。
少しでも、暖冬のほうが、不自由な生活の中でも、
いくらかは、マシでしょう。
ちっぽけな人間が、「ぬるい」とか「暖冬だ」とかいうより
もっと大きな気候の流れというものがあるのだろう
と思えるようになりました。
大きい流れのようなもの、
そんなものがあってたまるか、という一方で
そういうものがあるのだ、と信じたい自分も
やはり、います。
自分の頭で考え続けるのは、
中々につらく、大きい流れに乗っていると思った方が楽なのでしょう。
さて、震災情報とともに飛行機炎上事故のニュースも流れてくるのが
最近のX(Twitter)です。
飛行機炎上事故そのものについては、専門外でいえることは何もなく
ただ亡くなった方、けがをされた方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げるほかはありません。
ただ、1つ、非常に興味深いと思ったのは「女性服ポケット問題」です。
炎上する飛行機から脱出する際、
手荷物は持参できないものだそうです。
CAさんを経験された方たちは、そういった万が一に備えて、
ポケットのある服を着て、
飛行機に搭乗するとのことです。
そして、X(Twitter)で話題になっていたのは
「女性服にはポケットがついていないことが多い」ということでした。
確かにそうなのです。
女性服にはポケットがついていないことがあります。
時にはポケットを模したデザインの線(フェイクポケット)や
ポケットのフラップ(蓋のような部分)がついているだけで、
ポケットそのものは存在しないこともあります。
たとえ、ポケットがついていても、
非常に浅く何も入らない容量ということも多いのです。
男性ではズボンの後ろポケットに財布やスマホを入れている人がたまにいますが、
女性では、ほとんど見かけないといっていいのはおそらく、ポケット自体がないか、浅すぎるか、フェイクポケットなのです。
そんなものだ、と思っていましたが、
よくよく考えれば、非常に不便です。
どうしてこれまで気づかなかったのだろう、と自分でも驚きます。
最近、ジムへ行くように、
ウェストポーチを愛用しています。
法事の際、貴重品をどう管理するかに悩んだ挙句、
100均ショップの釣り具用ウェストポーチを購入したのが始まりです。
ぺらぺらの一か所しか収納できないものでしたが、
非常に役に立ちました。
当然なのですが、喪服、女性用の喪服に貴重品を入れておくポケットはありません。
「いやいや、喪服の時は、黒いバッグ、フォーマルバッグを持つものでしょう」と言われる方もいるかもしれませんが、
法事であまり付き合いのない親戚にお茶を出したり、買い出しに行ったりする際に
あのフォーマルバッグはあまりにも無意味です。
あれは、お客さん、法事に及ばれする側であればいいのですが、
法事を行う側には、全く、向いていないカバンです。
そもそもああいったバッグには、大した量の物は入りません。
その上、どれも似たり寄ったりのカバンで、間違われても気づきにくいでしょう。
その点、黒地のウェストバックをぐるりと背中側に回しておけば
さほど目立たず、
貴重品、鍵、財布、スマホを肌身離さず持っておけます。
そして当然なのですが、ウェストバックにはジッパーがついていて
きちんとカバンを閉じられるのです。
モノをとられているかもしれないとか、モノを落とすかもしれないという不安なく動けるのはかなり楽でした。
さて、ポケットの話に戻ります。
女性の服にたまについているポケットは
たいてい浅いか、もしくは角度が急で
ジッパーやフラップがついていません。
少し動くと物が飛び手てしまうことが多いのです。
パーカーの浅いポケットに家のカギを入れていて
ウォーキングの際に失くし、見つからなかった人間としては、
深いポケット、もしくは、ジッパーやフラップがついているポケットを望みます。
浅い、もしくは妙な角度のポケットは、ポケットの役割を果たさないので
廃止してほしいです。
ジッパーがついているポケットがあれば、最高です。
モンベルのフリースを一つ持っているのですが、
ポケットにジッパーがついているので非常に便利です。
一方、あったか部屋着のズボンにはポケットがついておらず、
ゴミ出しの時に、困っています。
世の中の人は、ずぼらせず、あったか部屋着から着替えて
ごみ捨てにいくということかもしれません。
短い距離でも、鍵をかけてごみを捨てにさっと行くには
ポケットが一つあると便利なのに…と思っています。
ポケットを付けて、販売側が困ることってどういうことなんでしょう。
ポケットがあると売れないのでしょうか。
ポケットを女性は求めていない、と思っているのでしょうか。
「ポケットがあるとダサい」というイメージにとらわれている以外にも
何か理由があるのでしょうか。
気になるところです。
これだけ災害が多い国なのだから
ポケットは男女どちらも標準装備になるといいのに、と思います。
おそらくファッション業界もそういうニーズに、今回の件以前から気づき始めているようです。
よく買う洋服のショップはインポートブランドを取り扱っているのですが
自社ブランドの服も製作しています。
その自社ブランドでは、ここ数年、かなりドレッシーなワンピースやジャケットでも
ポケットがつくようになりました。
まだ、深さが足りない、角度が急、ジッパーやフラップはついていないのですが、数年前には、あまりなかったので
少しずつ風向きが変わりつつあるのかもしれません。
顧客の声をもとに自社ブランド製品は作っているということだったはずなので、
やはり「必要である」「あった方がいい」ということを発信していく必要があるのでしょう。
ポケットについてだけでなく、色々なことについて
一市民でも発信、発言をしていく時代になっているのだと思います。
個人的に、洋服試着の際
「ポケットがあるかどうか」
「家の洗濯機で洗えるかどうか」を必ず確認するようにしています。
この2つをクリアしていると、
使用頻度が高くなるのは間違いないからです。
この条件は人によって異なるだろうとは思いつつも
ポケットの有無については、確認することをお勧めしたいです。
結構な確率で、フェイクポケットか浅すぎ、急角度ポケットで、こちらを騙し討ちしてきます。
思いっきり手を突っ込んで確認しましょう。
ポケット、必要ですか?
それとも、特になくてもよいでしょうか。
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