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2024年7月23日 2024年梅仕事のふりかえり


もう7月も下旬、
今年の梅仕事を振り返ります。


2024年梅仕事①終わりが早い


今年は梅が売られなくなるのが
とても早かったです。
いつもなら、
もう少し売っているのに…と思う頃には、
どこのスーパーでも見つけられなくなりました。
今年は、梅が不作という情報も見かけたので、
それゆえに、ということだったのかもしれません。
「不作」という割には見かける…と思っていましたが、
割引して投げ売りというのはあまり見なかったので、やはり、梅そのものが少なかったのかもしれません。
青梅が少ないのはもちろん、南高梅が少なかった気はします。
次見かけたら買おう…と思って、買えなかった感じです。
梅仕事をするにも、そもそも梅がなくては、
始まりません。

2024年梅仕事②梅シロップ


今年は、昨年より冷凍庫が大きくなったので、
一晩、青梅を凍らせてから、
氷砂糖とつける、梅シロップを1キロ分作りました。
瓶に入らなかった分は、
プラスチックの保存袋で作ってみました。
確かに、凍らせておくと、
梅のエキスが出るのが早く、常温で作った時のように、発酵してしまうことはありませんでした。
梅シロップはこの作り方のほうが、爆発の可能性が低いのは確実です。
(過去に何度か爆発させている)
不思議なのは、冷凍させてから常温の瓶詰めにしたものと、冷凍させてからプラスチック袋に入れ冷蔵したもので味が違うということです。
不思議なことに、プラスチック袋で作ったものの方が美味しくありません。
尖った味というか苦味のようなものが出ています。
一方、瓶詰めの方は、まろやかな仕上がりです。
しわしわになっている梅の実自体も、瓶詰めの方が美味しいのです。
とても不思議です…。
常温の方が美味しいとは思いもしませんでした…。
冷蔵の方が保存状態が良いので、
フレッシュな味のはず…と思っていたのですが違うようです。
来年は、冷凍→常温の作り方にしぼるつもりです。

2024年梅仕事③梅干し


今年は昨年よりは、多めに仕込みました。
梅干し、やはりあると安心なのです。
また、お弁当を持っていく日が増えそうだったので、去年より多め作成を決めました。
ただ、買っておいた梅を追熟していたら、傷んでしまう…という痛恨のミスを犯し、
なおかつ雨がなかなか入手できなかったため、
やや傷んだ梅もつけました。
しかし、
うちの梅干しは、塩分濃度が高くしてあるので、
カビが生えることはなく、
しっかり、塩漬けになっていました。
出来上がりは、淡いえんじ色です。
傷んだ梅、潰れ梅もさほど問題なさそうです。
今年は、梅の量を増やしたため、梅酢の量の量も多く出来ました。
梅酢とは、梅を塩でつけた際に梅から出てくる、液体で、とてもしょっぱく、酸っぱいものです。
この、梅酢の利用法も考えねばなりません。
ご飯を炊くときに混ぜるとか、
水分を飛ばして、梅塩にするとか、新生姜や蓮根をつけるとか、色々と使い道はあるのですが、
それほどどーんと消費するものではないのです。
意識して、使っていくようにしなくては…と思っています。
とはいえ、SF脳なので、何らかの有事が起こり、塩の流通に問題が起きたら、
この梅酢が貴重品になるだろう…と思ってしまい、無下に捨てることはできないのです。
現在は、
梅雨も明けたようなので、
つけていた梅を干しています。
土用干しですね。
元々の土用干しは3日干すようですが、
最近の日差しだと1日でもいいのでは…と思っています。
殺人的な暑さに3日干す意味はあるのでしょうか?
パリパリになってしまう気がします。
出来上がったら、瓶や保存容器につめておきます。
塩味がしっかりついた梅は白米にあいますが、
料理の味付け、調味料としても美味しいものです。
梅味のパスタや和え物などにも良いものです。
去年の梅が、残り20粒ほどになっていましたから、出来上がれば、これでずいぶん安心です。

2024年梅仕事④梅のスパイス砂糖漬け


昨年は、梅干しは少ない量で、
むしろ、今井真実さんの梅のスパイス砂糖漬けの方をたくさん作っていました。
他の梅仕事より、出来上がりが早いですし(2日ほどで口にできる)
梅のフレッシュさを楽しめるからです。
でも、今年はあまり作りませんでした。
お砂糖をかなり接種するのが良くない…と思ったからかもしれません。
今となってみれば、もっと作っておくべきでした。
カルダモンとシナモンたっぷりのスパイス砂糖漬けの味を思い出すと、後悔しかありません。
何で作らなかったんだろう…本当に。

2024年梅仕事⑤梅のダージリン煮


こちらも今井真実さんのレシピです。
ダージリン煮の方は、2回作り、そのまま自己流で、ゼリーにしました。
梅を余すところなく味わえるレシピです。
味はもちろんですが、ダージリンと梅の素晴らしい香りを楽しむレシピでもあります。
梅雨の頃、これを食べるとすっと爽やかになります。
人様に出しても、喜ばれるデザートのひとつです。
また食べたい…としみじみ思います。

2025年の梅仕事


2024年、梅をうまく買えなかった気がするので、産地から箱買いをしようか…と思っています。
スーパーで梅を買うと、持ち帰るのがなかなか大変なのです。
梅は、種があるからか、重い!
家に届くのなら、その点がかなり楽になります。
梅農家さんにしっかりお金を届けたいという気持ちもあるので、多少割高でも、どこかに頼むのもひとつな気がします。
完熟梅を梅農家さんから買うことで、無駄な労力を省き、より綿密な梅仕事計画を立てられるかもしれません。
来年は、シロップ用の瓶も大きなものに変えようかしら。
「仕事もあるのにどうしてそんなことを熱心にするの?」と言われるのですが、自分の気持ちの安寧のためです。
世界情勢が不安な時ほど、保存食作りは一握りの安心をくれる気がします。
しばらく、食べることができれば、何とかやっていけるはずだからです。
そういう意味では、梅酢は捨てられそうにありません。

#夏の旬食材レシピ


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