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ずんだもんで東南アジア動画を作っている、自分を蔑んで低く見てしまって可能性を潰してしまっている同世代に、東南アジアを知ることで生き方の選択肢を増やしてほしい、考え方に共感してくれる方がいたらぜひ連絡してほしいアジア圏を模索しながら勉強している、鮮やかさ、複雑さ、構造の美しさを提示できる人になりたいクラウドファンディングをしている大学生の人

クラウドファンディングお好きですかー!!! みなさん!!!
私qbcはわりと好きです。でも時間がなくてサイトをじっくり見て、これにファンディングしよう! ってところまではいかなくて。結局お知りあいの人たちのプロジェクトにファンディングという感じなのですよ。
ところで、クラウドファンディング、略称クラファンをご存知でしたでしょうか?
はいChatGPTさんの出番!
“クラウドファンディングとは、インターネットを通じて多数の個人や組織から資金を募る方法のことを指します。これは、新製品の開発、イベントの開催、映画や音楽の制作、社会貢献活動、スタートアップ企業の創業資金など、さまざまな目的で使用されます。”
ということですね。
気に入ったらお金払ってくれよな、ということですね。
で、実はこのクラファンと無名人インタビューは実は相性が良くてですね、過去にクラファン関連の告知も兼ねて参加いただいた方は、けっこう、わりと、勝ってたような、気がします!(良いことしか覚えてない脳の可能性がありますので私の脳が)
無名人インタビューは人物インタビューなので、その人の人生を追いかけます。
そうすると、読んでいくうちに自然とその人のことをもっと知りたくなってくるんですよね。で、結果的にクラウドファンディングのリンクも押してしまうと。
と、まあクラウドファンディング以外にも、告知、宣伝に利用いただいても大丈夫です。が、ただし一か月前以上余裕を見てご連絡くださいねー! というか直接お問い合わせくださいませー。
というわけで、本日も無名人インタビューよろしくお願いいたします!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは うたがわ さんです!

現在:東南アジアについて、同世代と文化の再解釈という視点から学んでいる

くじらぐも:今何をしている人ですか?

うたがわ:東南アジアを学んでいる大学生です。今は休学中でして、本来なら4年生になる学年です。
特に、自分と同世代の20代のことと、あとは創作活動による伝統文化の再解釈について研究しています。

くじらぐも:なぜ東南アジアを研究しようと思ったんですか?

うたがわ:一番最初のきっかけは、アジアの若者はギラギラした目をしているって、中学生の時にインタビューで聞いたことです。
大学で学問の目線から東南アジアを見つめてみると、交流自体はあるけど、同じアジア圏の割にはイメージが漠然としてるなと思って、開拓の余地を感じました。

くじらぐも:趣味はなんでしょうかね?

うたがわ:今一番やってるのはYouTubeです。アジアの構造とそれに対峙する同世代の眼差し形に残し、共有を試みることが、私の今一番やりたいことです。

くじらぐも:YouTubeを始めたきっかけはなんでしょうか?

うたがわ:最初は乗り気ではなかったんですけど、いざ作ってみたら、自分のやりたいことと、デジタル機器を体の一部のように使いこなす20代、時にZ世代と呼ばれる世代の感覚に合うような気がして。
伝わりやすくて、自分も作りやすい。馴染んだメディアを選んだらたまたまYouTubeでした。

くじらぐも:YouTubeではどんな発信をされてるんですか?

うたがわ:ずんだもんっていう無料の合成音声のソフト、初音ミクの発話するバージョン的なものを使って説明する動画文化があるんですよ。界隈もあって。
私は小学生のころからニコニコ動画の文化に慣れていたので、親しみのあるずんだもんを使って、東南アジアについて、文献を渡って調べないとわからないようなことを混ぜつつ、楽しく伝える動画を作っています。

くじらぐも:YouTubeを見た人は、どんな気持ちになると思いますか。

うたがわ:まずは「なるほど」という関心のとっかかり。あとは、「学問的な知識に触れたときの楽しい」って感情が生まれるような仕掛けを組み込んでいるので、多分勉強的に「面白い」という感情になると思います。なってたらいいな。
学術的過ぎて硬くならないように、私自身が興味があると思ったことを噛み砕いて、少しギャグを織り混ぜたりして、伝わりやすい形になるよう心がけています。

くじらぐも:うたがわさんにとって学問の勉強は、どんなものなんでしょうか?

うたがわ:今、一つ言えるのは学問の冷静さが自分にとってとても心地良いということです。
まだ年齢制限もない頃だと思いますが、ツイッターを中学の頃から触っていました。SNSは思い立てばすぐに意見を発信できる良さがありますよね。
けど、もう一、二歩踏み込んだ内容、少し時間をかけなきゃわからないような内容の方に、私はどちらかというといつも興味があって。
一歩離れたもの、一言じゃ済まない構造美、それが私にとっての学問
距離感と深度がしっかりあって、皮肉が混じっている。
今のところ、私の脳内のめぐり方を一番体現するものが、学問だと思います。

くじらぐも:うたがわさんの性格は、ご自身ではどんな風だと思いますか?

うたがわ:言葉で表すと「惻隠の心」という言葉です。たまたま祖父から聞いて残ってる言葉なんですけど、超平たく言うと、隣人に優しくするということなんですよ。
周りを大切にしながら、自分にもそれが実践できている人だと思っています。
一方で、とても執着ぶかいところがあって、良さでも悪さでもあるんですけど、突き詰めようとすると、深いところまでやらざるを得ないというような、そういう姿勢がありますね。
長くバレエをやっていたので、そこで培われたものだと思います。おそらく。

くじらぐも:ええ。

うたがわ:両極端な優しさと執着が困るところでもあり、自分の好きなところでもあります。

くじらぐも:執着をしたいと思うものと、したいと思わないものっていうのは、どんな違いがあると思いますか。

うたがわ:それぞれが私に対して提示してくる構造の完成度の違いにあると思います。抽象的な言葉なんですけど。
もちろん、感覚とか感情は、何かを築くとっかかりとして重要なものであることは大前提なんですけど。一時の感情だけでなくて、模索と主観が入っているもの。一歩離れて見た経験や過程が少しでも入ったもの、という感じですね。
ごめんなさい、どんな質問でしたっけ。

くじらぐも:執着するもの、しないものの違いです。

うたがわ:少し時間をかけて、模索と主観が美しく見えていると魅せられて執着する。今は、作業の細かさと、構造が美しく見えるかどうかが、一番の違いなんじゃないかと感じています。

くじらぐも:東南アジアの人はギラギラした目をしているっておっしゃってたんですけど、その感覚は今も同じですか。

うたがわ:はい、思ってます。ただ、ギラギラという言葉をもう少し噛み砕くと、ビジネスとか野心より、日々を生きる力とか、より生命力的なニュアンスに注目しています。
マニュアルの洗練美や構造美も好きなのですが、即興的に問題を解決する柔軟性が私の感性にとても合います。こうした行動エネルギーを持った同世代と共に目線を共有したら絶対面白いし、変わりゆく時代において必要なことだと気づいたことが、東南アジアの勉強を続ける原動力になっています。

くじらぐも:アジア圏に魅かれるところってどこですか?

うたがわ:複雑怪奇なところです。
東南アジア全体を大きなくくりで学ぶと、だいぶ地域ごとに差があって、違いが多くて、よくわからなくなることが多々あるんですよ。勉強してる間に、こんがらがってしまって。
それがとても苦しくて楽しいです。病んだり喜んだり忙しくて爽快です。

くじらぐも:なるほど。

うたがわ:バラバラのように見えて、それぞれに因果関係がちゃんとあるのが、それをアジア人の一人として向き合うのが、私はとても楽しいです。

くじらぐも:迷路みたいな感じなんですか。

うたがわ:まさに。もうもういろんな文化がありすぎて。
私に合った勉強法なのかもしれないですけど、まずは体当たりで、それぞれの国の本に体当たりで当たっていくんですが、ハードでした。

くじらぐも:東南アジアですとか、執着しているときって、どんな感じなんですか。

うたがわ:他の文化圏を通して自分の文化圏のことを知ることになるので、行き来してるような感覚ですね。それがとても面白いです。
私は普段、いわゆる日本社会の構造の中で生活している。生活圏とは異なる構造である東南アジアを学ぶとき、自分の知識と比較しながら学んでいると、それまで意識していなかった自分の文化の一側面を見つけることがあります。他人を知って自分を知るように。

東南アジアの場合、「多様」という言葉で形容されることが多々あります。東南アジア探求に執着することで、「多様」という言葉自体が多様性を帯びていって、色がついていく感覚があります。戦争の話題、地理、物の流れ。漠然とした話題の解像度があがっていく感覚です。

過去:「自分に優しくできない人は他人に優しくできない」とても小さくてとても大きなポイント

くじらぐも:うたがわさんは子供の頃はどんな子でしたか。

うたがわ:自分の興味のあるものに感覚で突っ走るタイプでした。持ち前の豊かな感性は今も健在です。あとは、幼少期の無敵感みたいなものが一般的にあると思うんですけど、それが特に強い子供だったと思っています。
自分を構成するものとして割合が大きかったのが、踊るほうのバレエ
積極的に跳んだり跳ねたりとか、突っ走って怒られることも多々ありました。でも歯止めが利かなかった。

大勢で踊ると、やはり周りと合わせなければいけないんですけど、私はその選択肢を選ばなかった、選べなかったのか、選ばなかったのかわかりませんけど。
周りより跳んでやるっていう気持ちが強すぎたし、工夫をしてもなかなか動きを揃えられなかったので、もともと合わせることは得意でないのかもしれません。

くじらぐも:バレエは何歳からやってらっしゃったんですか。

うたがわ:3歳から15歳ですね。12年間くらいだと思います。

くじらぐも:どうしてそんなに長く続けられたんでしょう?

うたがわ:ひとえに好きで、どうも性にあってたみたいです。
でも不思議なことに、バレエは好きだったんですけど、体育が全くできなくて。運動神経がいいわけではないんですけど。本当に本当に運動神経悪いんですよ。

もう少し考える範囲を広げてみると、家庭環境で考えれば、一人親だったので。寂しい気持ちも多少はありましたし。あとは、親とか周りが喜んでくれるのが、嬉しかったんでしょうね。
そういう環境的なものから、嬉しさが生じて、それで続いたっていうのも、大いにあると思います。

くじらぐも:15歳で辞めてしまわれたのは。

うたがわ:2つありまして。
一つは身長がどうしても、物理的にバレエで就職するには足りなくて。もう伸びないってわかってたので、仕事に就けないから辞めました。

あと、当時は一度信じたことを改善することがとびぬけて苦手でした。高校の勉強とかも、テストはとても良い点が取れたんですけど、まずいと思いながら付け焼刃の学習をしていました。大学の学習は自分にとても合っていて、継続的に知識を編み込む作業ができています。
あとは、バレエの世界だから、いじめもあります、つきものだと思うんですけど。いじめを受けたときに、うまく受け流したりしながら、自分と自分の踊りを、対話させながら編みなおしていくことができなかったんですよね。

そういう理由がありました。辞めたときは。

くじらぐも:バレエを12年間していて、楽しかったこと辛かったことの割合は、何対何になりそうですかね。

うたがわ:楽しかったことが、8。辛かったことが、2ですかね。辛かった2の部分は、ストレスとか、考え方の限界とか、立ち行かなくなったところです。
辞めた頃、中学3年生の15歳ぐらいが、私が通っていたスクールの中で、指導が厳しくなるポイントだったんだと思うんですよ。転換点みたいな。
それまでは本能で楽しくやってできたけど、そこからは頭を使うことが必要になった。
決して全く頭が使えない、工夫のできない人間ではなかったんですけど、家の悩みも相まって、ストレスで打開策を考えるのも難しい精神状態でした。

くじらぐも:勉強のほうは、楽しかったですか。

うたがわ:高校は楽しくなかったです。大学はすごく楽しいです。
高校のはあんまり興味が持てなくて。英語とかも、実践に繋がるような内容ではないなと感じていたし。
あとは、共通テストとかも、そういう勉強の尺度で測られるのは、自分には合ってないなと思って、なので共通テストも受けていません。

くじらぐも:学生のときに、他には何か活動をされていましたか?

うたがわ:吹奏楽部に入ってました。バレエは中3までやってたんですけど、中2の時に、プロを目指すクラスから普通のクラスに変えて回数を減らしたんですよ。
履修が週7回から週1回に減ったので、そのときに吹奏楽部にも入って。中学2年の後期から高3までやってました。

くじらぐも:楽しいとか逆に辛かったとか、思い出はありますか?

うたがわ:特に高校の吹奏楽部の話ですが、辛かった思い出の方が圧倒的に多い。
周りのノリと合わなくて、孤立する期間もあって辛くって。そうなるとクラスでもなじめなくて。頑張ってなじもうとして、積極的に発言をしてみたり、学級員的な役割をやってみたりしたんですけど、見事に空回りしてしまって。

くじらぐも:周りと、どんなところが合わなかったんですかね。

うたがわ:一つは、自分の執着心がとても強かった。考えて工夫することも、そのときは不得意だったので。
例えば県大会に出るとか、自分の野心だけが突っ走ってしまって、周りが全くついてきてくれなかったっていう温度差もありますし。

あと、バレエをやってたときの、上に上にっていう、役を狙うみたいなノリを、そのまま持ってきてしまったのが、一番原因だと思うんですよね。
自分の元々の性格もありますし。野心や執着心もありますけど。
うまく言葉で表せなくて悔しいですけど「温度差があった」っていう表現が現状しっくりきます。

くじらぐも:高校時代に学んだことは、なんですか?

うたがわ:「自分に優しくできない人は他人に優しくできない」です。高校3年のときに先生から言われた言葉です。
そのときは周りの同級生たちに対して、自分が利益になる人間であることを演じるみたいな感じで、多少無理をして接していたし、すごく自分のことを卑下していたんですよ。
今もその癖はあるんですけど、厄介だなと思っているんですけど。
それは違うんだって、そこからゆっくり気づき始めました。
それが一番大きな学びで、今の大学での活動に繋がっていくまでの、一番大きな転換点です。
一言だけなんですよ。だから、小さい出来事ではあるんですけど、とても小さくてとても大きなポイントだと、今では思います。

未来:大きな社会の枠組みや流れから、一歩引いて仕事できれば

くじらぐも:未来についてはどんなイメージをお持ちですか。

うたがわ:多分、とてもとてもヒリヒリしている。
でも、大変だけど、自分の好きなものに寄り添っているんだろうな、そうあってほしいです。

くじらぐも:好きなものっていうのは、東南アジアのことですか。

うたがわ:そうですね。アジアの文化と、あとは近い世代の人たちと、一緒にアジアに関わることがしたいですね。近い世代じゃなくてもいいんですけど、いろんな人たちと、東南アジアを再解釈していきたいっていう思いが強くあります。

くじらぐも:YouTubeを続けていた先には、何があると思いますか。

うたがわ:東南アジアというものを、漠然とではなくて、国とか人とか起こってることの関係性が、少しでもより詳しく伝わること。東南アジアの社会と細かい部分に興味を持つ人が少しでも増えること。

もうすでにバックパッカーとか観光的な意味で注目を集めていますが、どうしても不思議、独特、バカンスといったような娯楽的な印象が先行しています。私も最初はそうでしたし仕方のないことです。
おそらく具体的な文化の構造とかは、まだ十分に触れられてないと思うんですよ。大学生向けに、東南アジアの学問のわかりやすい書籍が出始めたのも、わりと新しいことなので。その部分を開拓したいと思っています。
SDGs、環境問題、世界平和というより、紋様の繋がりや人々の行動と出来事の関係性。例えば、私たちが金閣寺や銀閣寺を見たときに時代背景と照らし合わせて当時の社会構造に思いを巡らせるようなことを、東南アジアでもできる人が増えたら嬉しいです。

くじらぐも:東南アジアの文化構造を理解する同世代の人が増えていったら、世の中はどうなっていくと思いますか。

うたがわ:
単純に世界が広がるので、生き方の選択肢が増えると思うんですよね。
私の大学に限って話をするのがいいかどうかちょっとわからないんですけど、私の周りの同世代って、自信をなくしてしまってる人とか、控えめである人がとても多くて。
それは、ただ謙虚であるのではなくて、必要以上に、という意味で。

自分を蔑んでしまって、低く見てしまっているというか。可能性を潰してしまっている人があまりにも多いというか、そういう文化風潮的なものが確かにあります。私も高校2年生から昨年まで同様にとても苦しみました。
だから、こんなにいい人なのに、こんなに可能性があるのに、勿体ないなって思うことが多々あって。東南アジアの同世代の行動の積極性やパワフルさは、悩んで何もできなくなってしまう日本の同世代にとって大きなヒントになると感じています。
同世代を助けるというとおこがましいといつも思うんですけど。
でも、そういうことに最終的に繋がったら、これほど嬉しいことはないです。

くじらぐも:もっと遠い将来については、どんな人生にしていきたいなって思っていますか?

うたがわ:今の社会構造から一歩離れた立ち位置から、人の生活とか、普段表に出ないような考え方に寄り添える立場で仕事をしたいです。でも実は、それがどういう仕事をすればできるのかっていうのが、今一番悩んでるところなんですけど。
なんだろう、それに繋がるようにYouTubeを作ったり、今はできることをやっています。
なかなか遠くのことは見えないんですけど、少なくともそういう立場、大きな社会の枠組みや流れから一歩引いて、アジア圏の構造を出力できる仕事ができれば嬉しいです。

くじらぐも:うたがわさんにとって、仕事は楽しいものになりそうですか。

うたがわ:集団行動が少なくて、探求できる道を選びたい。でもそうすると、不自由もあると思うんですよ。人数的な制約とか、責任の大きさとか。
あとはこれは、親の優しさと心配でよく言われるんですけど、社会保障が受けられなそうな仕事になりそうだし、自分でいろいろなことを管理しなきゃいけないっていう大変さはあると思います。
でも、一般の就職をしても、そうではない道を選んでも、どちらも大変というか、地獄みたいなイメージを持っています。安泰がほしいわけではないし、サークル活動もファーストフード店のバイトも合わない人間が就職したところで、どうなるかは分かりきっています。それなら自分の好奇心に従って、アジアの構造を提示できる道を選ぼうという次第です。
だからきっと、楽しいと思います。

くじらぐも:社会で生きることは、とてもヒリヒリした大変さがあるけど、その中で楽しいものを選んでいきたい、っていうことですかね。

うたがわ:そう思います。ええ。

くじらぐも:ありがとうございます。
では、もしもの質問なのですが。もしも、うたがわさんが日本で生まれずに、東南アジアで生まれていたとしたら、どんな人生になっていたかと思いますか。

うたがわ:まず、こんなことはしてなかったような気がします。
YouTubeを使ったりとか、周りから離れて行動したりとか。今よりも得られる情報もできることも限られると思うので。
特に私が今やっている、楽しいと思ってできていることは、大学の勉強の先の延長線にあるので。
おそらく、何か積極的な行動を起こさずに、その地域のコミュニティの中で生活していたと思います。
それもいいかなとは思いますけど。

くじらぐも:今、日本についてどんなイメージを持っていらっしゃいますか。

うたがわ:私の得意なクセで、ネガティブ思考で話してしまうと。
とても閉塞感が強いけど、でも住みやすさとか最低限の生活って意味だと優れていると思います。
出る杭は打たれてしまうし、発言してそこから抜け出そうとしても。

なんかちょっと、不思議なイメージを抱いていて。良さも最高だし、悪さも最悪なイメージで。日本社会で生きる当事者だからかもしれない。
生活の心地よさはいいけど、そこから抜け出す、別の生活圏に移行するとか、あとは異なる考え方を用いて、ガタがきている社会制度とか、政治の話じゃなくても会社とか団体のルールを変えようとしたときに、ハードルがあまりにも高すぎるというか、変わるまでに時間がかかるよなと思っています。
もしかしたら、文化的な変化の遅さに関して、自分が把握しきれていないような気もしていて、背景構造をちょっと学んでみたい。興味があります。

くじらぐも:遠い将来、うたがわさんが死ぬときは。どんなふうに死にたいですか。

うたがわ:なんか、海に流してほしいですね。

くじらぐも:海洋散骨ってことですかね。

うたがわ:そうですそうです。まさに。

くじらぐも:海の藻屑となりたいですか。

うたがわ:海の藻屑! なりたいですー!
私は人に、何かやり遂げたとか、すごいという感情を抱きにくいようでして。
結局、みんな生物なんだから、すごいも何も、生きてる、ただ生きてるよなっていう価値観が強いので。
あまり厳かにせずに、サっと流して、さっさと次の世代に渡してほしいというか。
そういう思いがあります。
ただわかりませんね、年をとったら価値観変わってるかもしれませんから。

くじらぐも:海の藻屑となって、どこか行きたいところありますか。

うたがわ:もうどこでもいいです。特にこだわりは。

くじらぐも:私のイメージだと、人が行ったことのないような深海とか浮遊できたら面白いかなって思いました。

うたがわ:寒くないところのほうがいいですかね。体がそんなに強くない、貧弱なので。(あ、マリアナ海溝だ。終わったな...とか絶望してそう。)

くじらぐも:じゃあ赤道付近の海がいいですね。

うたがわ:あたたかい。ありがたいですね。海流にうまく乗れればいいですね(笑)

くじらぐも:ありがとうございます。それでは、最後の質問です。
最後に言い残したことは、ありますか。

うたがわ:もしこの記事を読んでくれている同世代、もしくは年が離れていても、私の考え方とか、共感してくれる方がいたら、ぜひ連絡してください。こういう学生もここにいます。同世代の方、必ずしも学校に主軸を置かなくてもいいし。価値観にとらわれなくてもいいし。

日々、模索しながらアジア圏を勉強しています。鮮やかさとか、複雑さとか構造の美しさ提示できる人になりたいです。ご期待ください。

くじらぐも:はい。

うたがわ:あとは、クラウドファンディングをします、6月6日から7月21まで。
学校で学んだ監査手法を使って、東南アジアを現地観察するので、応援してください。

くじらぐも:ありがとうございます。

うたがわ:ありがとうございます。

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すてきなお礼(画像は1万円のリターン)

あとがき

私は、大学での学問とか研究が全く好きになれない人間で、当時はそんな自分が恥ずかしくて仕方ありませんでした(笑)
うたがわさんの「複雑怪奇なところを解き明かしていくのが苦しくて楽しい」という言葉で、自分はきっと苦しさしか見えていなかったんだなぁ…としみじみ思いました。
うたがわさんのYouTubeを観ていたら、私も楽しさが分かるかな。
うたがわさんのこれからがとてもとても楽しみです!! 


【インタビュー・あとがき:くじらぐも】

【文字起こし・編集:qbc】

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