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ドイツ語で詩を作りたい2

 お久しぶりです。ドイツ語でまたしても詩作してしまいました。折角なのでドイツの詩投稿サイトに投稿しようと思ったのですが、国外向けのサービスがわからなかったので(登録しようとしたら日本の住所が打てるような形じゃなかったりAutorenkontoの申請が通らなかったり)、結局ここで供養することにしました。しかし私のドイツ語、韻を踏もうと電子辞書の機能を駆使して単語を探すという苦悩の結果なので、多分不自然。誰か母語話者か慣れた人に読んで貰いてぇ~~(大学の人脈を使えと言う話ですよねわかります)。という訳で貼っておきます。

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Aufm Fahrad!

Fahr zum Ziel! Mein liebes Fahrad!
Wahr so schnell! In voller Fahrt!
Die Dunkelgrünen Bäume in Straße,
Karfunkelroten Himmel lasse
Ich immer weiter zurück!
Und werbe wenig Blick!

Verliere ich das Rennen nicht,
mit Sonne, die im Morgen keucht.
Den füllt die helle frische Kühle,
die ich mit ganzem Körper fühle.

Eisernes Skellet zwar quietscht
Aber wie den Luftzug witscht.
In die Wagen auf demselben Kurs.
Fang die ab! Bis Ziel Azurs!

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自転車に乗って!

ゴールまで行け!愛しい自転車よ!
本当にとっても速く!全速力で!
街道の暗緑色の木々と
ルビーレッドの空とを僕は
どんどん遠くへ置き去りに!
脇目も殆ど触れてやらない!

この競争に負けるなよ
朝(東の方)にて息切らす太陽との。
朝を明るく新鮮な冷たさが満たし、
僕はそれを全身で感じる。

鉄の骨組みは確かに軋む、
だが隙間風の如くすり抜ける
同じコースの車の中を。
追い抜いていけ!紺碧のゴールまで!

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 最近諸事情から自転車で通学することが多くなりまして、8:30の一限に間に合わせるために早朝に自転車をこいでいる時に着想を得たのがこれです。早朝の冷気の中を、朝焼けを背後に西のまだ暗い空へと、何かの為に急ぎ漕いでいる、そんな情景。
 「冷たさ」などと言っていますが最近はもう早朝から暑いです(これを作り始めた時はまだ涼しかったんですよ)し朝焼けなんて終わっています。だけれどこれを読むと春先のまだ朝の寒気がする頃を思い出せてしまうのは、作者の特権でしょうか。
 今回ですがリズムは一貫して強弱の繰り返しになっています(余りや当てはまりにくいところはありますが)。ずんちゃずんちゃと自転車の疾走感を味わっていただけたら幸いです。

付録(似非独語振仮名、太文字強音節(テキトーなのは許して))

ファア ツム ツィール! マイン リーベス ファアラート!
ヴァア ゾォ シュル! イン フォラー ファート!
ディー ドゥンケルグリューネン ボイメ イン シュトラー
カーンケルローテン ンメル ッセ
イヒ ンマー ヴァイター ツリュック!
ウント ヴェアベ ヴェニヒ ブック!

フェアリーレ ヒ ダス ンネン ヒト
ミト ンネ ディー イン アゲン コヒト
デン フュルト ディー レ フッシェ クューレ
ディー ヒ ミット ンツェム アパー フューレ

アイザーネス シュケット ツヴァ― クヴィーチュト
アーバー ヴィー デン フトツーク ヴィチュト
イン ディー ヴァーゲン アオフ デムゼルベン アス
ファン ディー プ! ス ツム アアス!

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