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ユニフォーム変更ラッシュがなぜ起きるのか

ファン感謝デーが一通り終わり、各球団サプライズがあったり、なかったりという状況だ。特筆したいことは"ユニフォーム変わりすぎ"である。コロナ禍の眠りから冷めたかの如く各球団ユニフォーム変更に踏み切った。この状況をみるに、コロナ禍は必ずしも影響はしている。

変更があった球団は

●広島東洋カープ
どこの球団よりもいち早く発表した。夏のユニフォームがなかったことから、何かしらの動きがあると推測ができたので想定内である。デザインはさておき、ビジターユニフォームがインパクトのあるニュースだっただろう。

●読売ジャイアンツ
ジャイアンツもユニフォーム変更した。ミズノとのサプライヤー契約は更新せず、ナイキとのサプライヤー契約をした形だ。日本プロ野球の定番である背ネームを排除したデザインだ。これについても今後触れていきたい。

●中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズの変更は正直意外であった。しかし、ドラゴンズという球団は監督が変わる度にユニフォームを変更するという球団である。立浪和義監督に変わったときにユニフォーム変更がなかったことを考えると、1年寝かしたとも捉えられるだろう。筆記体のビジターユニフォームと赤い番号の復活がとても印象的だ。

●西武ライオンズ
ライオンズもユニフォーム変更があった。かつてのライオンマークを復活させたことは大いに賛同する。ユニフォームの縁を辿るように一本線の入るデザインに変更された。サプライヤーロゴもマジェスティックからファナティックのロゴに変更された。

●横浜DeNAベイスターズ
デザインは未発表だが、ファンフェスでの新しいユニフォームを予告した。以前ビジターユニフォームだけの変更があったことを考えるとホームユニフォームだけの変更だろうか。1月に毎年横浜のチームスローガンが発表されることを考えると正式発表はその辺りになるだろう。楽しみに待ちたい。

次の山場は1月、追随する球団はあるのだろうか

ここまで変更があった年がかつてあっただろうか。セ・リーグは昨年変更を発表した阪神タイガースとヤクルトスワローズ以外4球団が変更となる。パ・リーグは、現在のところ西武ライオンズのみである。
12球団中5球団がすでにユニフォーム発表・明言しているのはかつてあっただろうか。一方で
次のユニフォーム発表がある球団はスローガンを発表する球団が多い1月になるだろう。この時期に発表する球団も過去にも多くある。12月にサードユニフォームを発表することもあるため、一概には言えないが今後も発表がありそうだ。

なぜ今年ユニフォーム変更するのか

今年ユニフォームの刷新が行われる理由は、やはりコロナ禍からの脱却が見えたことだろう。プロ野球に限らず様々な球団が厳しい収益となったことは説明不要だろう。ユニフォームを新しくすることでグッズ収益に繫げるという目論見はある。そして、リアル観戦の完全な復活もある。2022シーズンまで、観客動員を巡ってはギリギリまで議論を生んだ。ファイターズは交流戦頃まで制限をして臨んだ。2023年シーズンが制限無しで完全に戻ってくることを考えると今ではないと決断をしていなかった各球団がユニフォーム変更に踏み切るのも理解できる。11月段階で5球団がユニフォーム発表するということはかなりの球団が前々から準備していたことからも状況が伺える。

予想よりも多い

今のところ予想よりも多い球団のユニフォーム変更だが、ユニフォーム収集家としては苦難のシーズンである。5球団の変更と、ホークス、ファイターズ周年ユニフォームがすでに発表済みである。ユニフォームを集めている私の来シーズンは出費も嵩みそうですが、これも喜ばしい出費と捉えるべきだろうか。

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