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2023年ユニフォーム変更がある球団はあるのか?

カープはユニフォーム変更を発表

広島東洋カープがユニフォームを変更が10月の中旬にあった。広島はコロナ禍にて他球団と違い”リアル観戦路線”を継続したことにより大きな損失につながってしまったことや、毎年行われている夏の特別ユニフォームがなかったことを考えると、何かしら広島のユニフォーム周りでのマイナーチェンジやデザイン変更はあるだろうと考えていた。
ただ、広島は、過去オフシーズンの球団からの大きな発表はファン感謝デーで行われるので、実際に発表のタイミングが早く、背番号変更に関してもすでに西川龍馬の背番号5への変更などが発表され、例年よりも早い発表となっているように感じる。そろそろ球団側に様々な発表がされることを考えるとユニフォーム自体の変更の可能性を考えてみたい。

他球団のユニフォーム変更あるかを考えていきたい

毎年ユニフォーム変更はある球団はどこかしらある。2022年シーズンも阪神タイガース、北海道日本ハムファイターズのユニフォームが変更されたことがインパクトがあっただろう。では、2023年シーズンに向けて変更することがあるかを考えていきたい。

まずは変更がなさそうな球団

昨年度変更した球団が1年で変更したという例はほぼないと考えられる。
そのため、ファイターズとタイガースは今回の予想からは外して考えるのがよいだろう。また、すでに変更が発表されたカープも除外している。

●北海道日本ハムファイターズ 変更なし
正直ファイターズは、新球場ができるタイミングでユニフォームが変更されると考えていたが、BIGBOSSの就任、ユニフォーム変更と大きなモデルチェンジが1年前倒しして行われた。本拠地を変更している広島東洋カープはマツダスタジアムへの移転の年にユニフォームを変更していた。しかし、何を考えるかわからないのが新庄監督である。2023年の開幕に向けて多少のモデルチェンジなどの可能性も捨てきれないのがこの球団の難点である。ただし、導入コストなどを考えると変更はないものと考えるのが常だろう。

●阪神タイガース 変更なし
阪神も昨年度ユニフォームを変更した。ラケットラインをなくしたシンプルなスタイルですっきりしたモデルである。特にビジターがグレーに変わり好感が持てる。一部MLBのパドレスに似ているというツッコミは受けるものの、おおむね良いユニフォームと個人的には考えている。阪神はユニフォームを変更しても最低でも2シーズンは使うと考えられる。また、伝統のある球団でロゴなどが大きく変わらないためマイナーチェンジにマイナーチェンジを重ねるというパターンである。変更がないと考えた方がよさそうである。

●読売ジャイアンツ 変更可能性 50%

ジャイアンツはユニフォームの変更があるかもしれない。それはユニフォームサプライヤーの関係である。これまでアンダーアーマーだったジャイアンツは2020年シーズン末にミズノとユニフォームサプライヤーの契約を締結しており、21-22年の2シーズンをミズノのユニフォームで戦った。このミズノのユニフォームサプライヤーの契約は”2年間”の契約のようである。
契約が切れてしまうが、延長があれば変更はないだろう。今年のジャイアンツはユニフォーム関連で活発だった。特にyohjiyamamotoコラボレーションのユニフォームがハイブランドとのコラボなどが特に注目を集めた。さらに今年も阪神との伝統の一戦ユニフォームなども開催したが、阪神もミズノがサプライヤーであり、連携の取りやすさなどを鑑みるとビジネス的にも今年の評価は高いのではないだろうか。これはミズノ・球団両社の努力の賜物だが、サプライヤー契約を延長するにふさわしいメリットはあるのではないだろうか。
元来、ジャイアンツも”伝統”のためにある程度のフォーマットの中でしかユニフォームデザインの中での変更ばかりである。次に変更があるとするとこれまでのGIANTSの6文字のフォーマットからの大きな変更になるのではないだろうか。その時はサプライヤーとの長期的な関係値を築く時になるだろう。

●東北楽天ゴールデンイーグルス 変更可能性 20%

楽天はホームユニフォームは球団創設当初からマイナーチェンジレベルにとどまっている。2018年の変更は2020年にユニフォームサプライヤーをマジェスティックからミズノに変更。クリムゾンレッドカラーを若干変更した。ミズノとのサプライヤー契約の年数は公表されておらず、20-22シーズンを戦った。楽天はサードユニフォームやTOHOKUユニフォームに力を注ぐ傾向もあり、2023年大きな変更はないのではないだろうか。しかし、石井一久監督の続投など大きなトピックスがない球団こそユニフォームの変更などがある可能性もある。

●中日ドラゴンズ 変更可能性15%

ドラゴンズはユニフォームが定着してきており、あまり変更はないだろうと見ていてもいいと思うが、若干気になるところではサプライヤーである。2018年にアシックスからミズノに変更しているが、契約年数も、契約延長の情報もないまま5シーズンを迎えた。5年という区切りを終え、来年度のサプライヤー変更がある可能性も捨てきれない。

●東京ヤクルトスワローズ 変更可能性20%

スワローズはタイミング的には変更したいところだろう。2016年シーズンからマジェスティックとの契約を行い、契約年数は非公表だがサプライヤーとの関係はうまくいっている様子。デザイン面で考えたときに、過去2015年に優勝したシーズンの次の年にユニフォームのデザイン変更をした過去がある。今回は「2連覇」である。高津監督の長期政権も決まっているため、変更を考えてもいいかもしれないが、ユニフォームのゲン担ぎを考えたときには変更はなくてもいいだろう。来年首位を逃してしまった場合、変更を検討してもいいだろう。

●福岡ソフトバンクホークス 変更可能性40%

ソフトバンクホークスは球団親会社が変更になった2005年からほぼデザインが変わらない球団。毎年変わるかもと期待をしているものの背番号の2021年にフォントを変更するなどのマイナーチェンジはあったものの変わらぬ姿勢を見せている。広島も14年で変更したがこちらは大きなデザイン変更なく18年目のシーズンに入るのだろうか。こちらは、年数に応じて毎年変更の可能性は高まっていくという形になる。とはいえ、年数を考えるといつ変更になってもおかしくないし、変更されても驚きはない。逆にここまで変更しない理由が気になるところである。ビジネス面も大事にしているホークスなりの採算があるのだろうか。

●埼玉西武ライオンズ  変更可能性40%

ライオンズは2021年オフに2016年から続くマジェスティックとのサプライヤー契約を5年間契約延長を行った。このため、サプライヤー変更によるユニフォームの変更はない。サプライヤ―変更はないが5年間の契約を勝ち取ったのである。何かしら”動き”があってもおかしくはないだろう。2021年オフから1年間じっくりとユニフォーム関連の話ができたのではないだろうか。また、ネットでも話題になったが、ライオンズが行っていたセールである。これも在庫処分としての意味合いが強いのではないかという憶測にすぎないが動きがあるかもしれない。

●オリックスバファローズ 変更可能性40%

バファローズもパ・リーグ2連覇。そして日本一である。成績を考えるとユニフォームの変更はないと考えるのが筋だが気になるポイントが一つある。「日本一記念ユニフォームがない」ことである。昨シーズンのパ・リーグ制覇の際にはロゴにゴールドをあしらったユニフォームを受注販売したが、今シーズンは日本一にも関わらず販売がないことが若干気になるところである。昨年の優勝ユニフォーム売上があまり良くなかったので制作しなかったという理由なども考えられるが、ファンとしては日本一ユニフォームは検討しておいてほしいところである。また、2017年から続くデサントとのサプライヤー契約の変更なども考えられるのではないだろうか。シーズンオフに差しかかかったタイミングで受注生産をするというリスクはあるだろう。

●横浜DeNAベイスターズ 変更可能性 70%

ベイスターズに関しては、2012年からの球団10周年(11年目のシーズン)である2022年シーズンに10年目としてユニフォームを変わると思っていた。球団創設の2012年~2022年を一区切りにした場合、周年を大事にしている球団のベイスターズを考えると一番変更があるとみても良いだろう。2012年の球団創設以来、ビジターユニフォームやサードユニフォームなどが乱立した印象だが、2015年にホームユニフォームを変更してから落ち着いている。ワッペンなどの多少の変更もあれど、すでに8シーズンも同じユニフォームに袖を通していることになる。カラーの変更を鑑みなければデザイン変更はほぼないといってもいいだろう。そして、なんといっても2020年の不可解なビジターユニフォーム変更もユニフォーム変更について動いていると考えてもおかしくはないだろう。万が一今シーズンの変更がなくても、ホームユニフォーム変更までは秒読みといったところだろう。ホームのユニフォームが大幅に変更するとなればビジターも引っ張られて変更という流れも考えられる。

●千葉ロッテマリーンズ 変更可能性70%

セールに次ぐセールを行っていた千葉ロッテマリーンズだが、変更があるとみてもおかしくはない球団である。2020年からミズノと契約しているマリーンズだが、こちらも契約年数は発表されいてない。マリーンズはレプリカユニフォームにもスポンサーロゴを入れるため、スポンサーが変わるのだろうかという見方も考えられる。マリーンズのユニフォームは結構洗練されており、あまり非のないデザインでもある。デザインの大幅な変更はないとしてもスポンサーロゴ部分の変更などの多少のマイナーチェンジはあるとみるのが正だろう。

変更がある球団は3球団前後か

このような記事のため、多くの球団にユニフォーム変更があるように考えて記載させていただいた。基本的にはユニフォーム変更などは珍しいことである。広島が発表されたが、マイナーチェンジを考えると3-4球団程度になるのではないだろうか。

【総括】
◎マリーンズ(シーズン終盤の大セール、スポンサーが影響)
◎ベイスターズ(球団創設から変更なし、周年・近年のビジター変更)
○ジャイアンツ(サプライヤー契約延長次第)
○バファローズ(記念ユニフォームがない)
▲ホークス(いつ変わってもおかしくない)
▲ライオンズ(シーズン終盤のセール、しかし、サプライヤー変更はなし)

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