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ベンチャー企業のストックオプション戦略(超入門)①優秀な人材採用

スタートアップ企業は、ストックオプションを活用して優秀な人材をの採用を目指しています。今回はストックオプションの基本について解説していきます。

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スタートアップ企業の「株式」の種類

まず、スタートアップの株式の種類について。上場企業の場合は、基本的に普通株式が市場に流通していて、個人・投資家が好きなように売買することができます。ところがスタートアップ企業の場合、投資家(ベンチャーキャピタルなど)に対しては種類株式という特別な株式を発行します。スタートアップ企業への投資というのは、なかなかリスクがありますので(倒産する可能性も高い)そのリスクを抑えるために、特典がついている種類株式が一般的に使われているわけです。種類株式を、優先株式とも呼ばれます。

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そして今回の本題であるストックオプション。こちらは従業員に対して発行する株式のようなものです。実際には従業員だけではなく、社外アドバイザーなどにも発行する場合もあります。

ストックオプション=株式を買える権利

まず、ストックオプションという言葉の意味ですが、ストックは株式、オプションとは権利のことです。つまり、株式を買える権利を従業員に与えます。あくまで権利なので、もちろん従業員は株式を買わなくてもOK。

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