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Z1の仕事ー#03.「お台場のビーチが光の空間に包まれるイベント【CONCORDIA(コンコルディア)】のAR演出とは?🌬🌃🏝」

ユニバのZ1チームのお仕事紹介シリーズ!
今回は大型イベントとなる、お台場のビーチで行われた、-月からはじまる、光のサウンドエンタテインメント「CONCORDIA(コンコルディア)」-のイベント演出について、Z1チームの携わったお仕事内容をご紹介します。


CONCORDIA(コンコルディア)とは?

-主催-
魅力創出イベント実行委員会 株式会社東京臨海ホールディングス 東京港埠頭株式会社
株式会社東京ビッグサイト 東京都港湾局 一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会

-企画制作-
株式会社ワントゥーテン WORRA by ワントゥーテン

-協力-
パナソニック株式会社 株式会社アートブレーンカンパニー ヘキサゴンジャパン株式会社

CONCORDIAとは、国内最大級である約3,000㎡のビーチアートプロジェクションです。
XRやAIなど最先端のデジタル技術を駆使し、Ventus(風)・Aqua(水)・Tera(大地)・Plant(植物)・Vita(生命)・Urbs(都市)の6つのエリアで、光と音が織りなす幻想的な体験を楽しむことができます。
さらに、スマートフォンによってエリアごとに異なる「AR演出」を楽しむことができるイベントです。

2023年11月18日〜2024年1月8日にわたって開催され、期間中は大勢のお客さんで連日賑わいました!

Z1チームのお仕事内容

ユニバのZ1チームがどのような流れで今回のお仕事に関わったのか、Z1チームのMJさんにインタビューしました。

MJさん :Z1のサークルリード。山梨県と浅草で仕事中。
  最近、会社近くの蕎麦屋が天然えびを使い始めたので気になっている。

MJ:今回は、株式会社ワントゥーテンさんのご依頼により、スマートフォンを用いてその場の空間を体験し楽しめるようなARの開発を担当しました。

CONCORDIAではプロジェクションマッピングをすることがメインなんですけど、それだけでは「見るだけ」で体験が終わってしまうコンテンツになってしまうという側面があるので、ユーザーが体験できるような仕組みとして、スマートフォンと実際の空間を横断しながらその空間を楽しめるようにお手伝いしました。

CONCORDIA AR
6つのエリアに置かれた「Signal Tower」のQRコードを読み込むと、
エリアごとに異なる「CONCORDIA AR」が空間に浮かびあがり、
「調和のシンフォニー」と溶け合う体験を楽しむことができます。
6エリア全ての体験を巡ると、その軌跡から作り出された、
あなただけの「Special AR」が生まれ、より深い没入体験へと誘います。

CONCORDIA公式HPより引用
スマートフォンからQRコードを読み取ると、
このように実際の空間にARが浮かび上がる
スマホ内ではこのように見えています!

MJ:稼働期間としては2023年10月15日〜11月19日のおよそ1ヶ月間でした。
これが一番初めのリリースまでの期間で、そのあとはクリスマスバージョンの対応を11月末〜12月にしました。

ワントゥーテンさんのオフィスで確認会を行った時の様子
お台場のビーチを想像しながら、確認作業をしています

こだわりのポイント

MJ:来てくれた人たちに全部のコンテンツを体験してもらいたく、そういったシームレスな体験の部分に対して、自分たちがいいと思うものを作れたと思っています。

AR的な表現がいくつかある中で、明るさや電波状況を検証し、会場の広さやユーザー行動の想定しながら、GPSを用いるのはどうかということをZ1側から提案しました。元々はQRコードをエリアごとに読み込むという体験の想定だったのですが、GPSをつけることによって、区切りなく自由に行き来しながら体験ができるという考えに至り提案させていただきました。

Otasuketaiチームも現場に行って体験してきました!

MJ:演出については、テンプレートを作るという方法もありましたが、それでは変わり映えがないと思い、イチから作ることにしました。

また、ビジュアルについてはテーマが決まっていて、どういったものだったら開発できるかというのをZ1側から伝え、いただいた3Dのグラフィックなどのデザインを元にARとして実際に体験できる形に作り替えていくという作業をしました。

クリスマス時期にはクリスマス仕様のARバージョンも作成したりと様々な演出をしたのですが、演出自体よりはデバッグの方が大変でしたね。
12月のお台場は寒いので…。現場の人々はすごいと思いました。

クリスマスバージョン!

MJ:来場してくれた方々が体験できないと残念な思い出になってしまうので、様々なスペックのデバイスを用いてテストしました。実際に砂浜に行って、ちゃんと反映されるかを確認する必要があったので、リリース時には毎日お台場に足を運びましたね。

今回のイベントは、1週間で約5万人ほどの来場があったそうです。
僕もイベント初日に行ったのですが、寒い中たくさんの方々が足を運んでくれて、海岸でスマートフォンを操作している姿を目にしました。
反響のあるプロジェクトに参加させていただき、1-10さんには感謝しています。

MJ:3Dに関して言えば、もう少し演出自体にアプローチできたかも知れないと思うこともありますが、1ヶ月という短い期間の中で0から7種類のパターンを作れたことはよかったです。
キャンペーンに挑戦できたこと自体、チームとして得られるものが大きかったと感じています。

みんなで検証してリリース直前の状況を見守っていくような経験は、普段のWebサイト開発だと中々できないので、体は疲れるけど楽しいですね!イベント期間中にお台場に訪れる人々の一度きりのチャンスに全力で応えたいという思いがありました。

Z1のお仕事紹介はこれからもつづきます!

前回のZ1お仕事紹介は、こちらからご覧ください!
ここでは、Z1チームオリジナルのアプリ開発についてインタビューしています。