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人生を豊かにするためには自分の人的資本・社会資本・金融資本を成長させる

※この考え方は橘玲さんの書かれた「幸福の資本論」を参考にしたものです。

人的資本と社会資本、金融資本って聞いたことがありますか?「資本」というのは、字の通り資産を生み出す本(もと)のことです。ここで少し資産という言葉を深掘りしたいのですが、資産と言っても、私は人生における資産というのはお金だけではないと思っています。

例えば、今まで自分が学んできた知識や、成長してきた心身、ある程度健康な身体やある程度健康な精神などは自分自身という資産だと思います。そして、今まで培ってきた、出会ってきた人たちとの繋がりや所属してきたコミュニティのネットワーク、色々な人・モノとの関係性から生まれてきたたくさんの体験などは自分の人生の社会的な資産であると思います。

また、金融資産というものにはみなさんにも馴染み深い、日本円というお金や、他には例えば国や会社の債権、株式、不動産など色々なものがあります。これは、お金という「価値の交換(例えばお金という価値を交換するための道具によって商品を買えますよね)」の役割を持った金融資産が色々形を変えたものです。このような金融資産があることで、私たちは色々な体験をすることができ、欲しい物を買うことができます。

このような、「自分自身という資産」、これまで蓄積してきた「社会的な関係性」、支払うことで色々な体験ができて色々なものを手に入れることができる「お金」という3つの資産が人生を豊かにしてくれると私は思っています。なぜかというと、自分自身という資産(健康かつ自分でしたいことができる能力を持つ)があれば生活に関して困窮することなく日々の些細な幸せを感じることができて、豊かな人間関係があればコミュニケーションの中で人生の充実感を感じることができ(また仕事などの機会も増える)、お金があれば自分の選択権を広げることができる(例えば、嫌だと思っていた仕事に関してはやらなくてもいいという選択ができたり、お金の余裕があることで気持ちにも余裕を持って仕事に取り組むことができたり、健康に気を使うことができたり、お金が無いとできない自分のしたい体験をできてより充実した生活を送れたりする)からです。

この3つの資産をたくさん持つことができればとても人生が豊かになると思いませんか。幸せになるためのカギは大体この中に入ってるんじゃないかなと私は思っています。

ここで、資本と資産の話に戻りたいと思います。さきほど私は、資本というのは資産を生み出すための本(もと)なんだという風に言いましたよね。ここで鶏が先か卵が先かみたいな話になってくるんですが、ここで話していた資産と資本というのはイコールで、資本は資産であり、資産は資本なんですよね。

例えば、お金を元々金融資産として持っていたら、それを元手にして色々なことにそのお金を再投資してさらにお金を稼ぐことができますよね。また、元々あった人脈が新しい人との出会いを呼び込むし、自分が行動する力があればさらにさらに大きく成長していくことができますよね。

このように、元々あった資産を元手(資本)として、新しい資産を生み出していくという良いサイクルが仕組みとしてあるんです。逆に、前に進むことができずに負のサイクルの渦の中にいるならば、一歩前に踏み出すことができなくて現状は改善していきません。

ということで、ここまで色々話してきたんですが、一番私がみなさんに伝えたいのは何なのかというと、人生を豊かにするためには人的資本・社会資本・金融資本を増やすことができるようなアクションをどんどんしていくことが大事ということです。本当に自分にできることからでいいんです。例えば、何かのコミュニティに属してみるとか、気になる本を買って読んで見るとか、求職の求人を探してみるとか、新しい資格にチャレンジしてみるとか、自己分析をしてみるとか、昔の友人と一緒にご飯を食べに行ってみるとか、お金を20万円貯めてみるとか。

ここでもう一つ大事な話があるんですが、これは絶対覚えておいてほしいです。あなたが幸せで、充実した生活を送ることができていれば、それだけで他の人のことを幸せにすることができるという話です。3つの資本を増やすために何かしらアクションを起こしていくことが大事だと言ったんですが、その中で自分が幸せや充実感を感じていくことも大事になります。

自分が幸せや充実感を感じると、3つの資本がどんどん大きくなっていくんですよね。自己資本については、心身や知識、能力が自分自身として形成されてきた自分という資産なんですが、これは幸せを栄養として成長していくんです。何かしら頑張ってきて、能力が身についたり知識がついたり心身が成長したり健康であったりすると思うんですが、色々嫌なことや辛いことを経験してきた先に充実した感覚を感じたり、日々の些細な幸せで心が豊かになっていったりして、幸福感を感じながらそれを糧にして人は成長していきます。好きなことや好きな趣味に時間を費やすのも、自分の心を豊かにして、価値のある体験として自己資本を形成することに繋がっています。

例えば、職場で目の前の仕事に集中してすごく頑張ることができて、仕事に充実感を感じながら業務を終わらせることができたとします。前提として、どんな仕事も何かしら人の役に立っているので、その仕事に懸命に取り組んだことで、その仕事のおかげで助かる人たちのために行動ができたことになります。そして、一緒に仕事をしている人たちは、あなたが充実して仕事ができていたら、それに影響を受けて仕事を頑張ろうと思えます。(楽しく仕事できなかったらダメという話ではないですよ、仕事はつらいものだと思いますし大変な思いをしながら毎日働いたり何かしら頑張っているみなさんはめちゃくちゃ偉いです)

そして、例えば色々な人とコミュニケーションをするとき、目の前の人と楽しく話すことができて、良いムードを共有することができたら、自分も相手も幸せになります。逆に、自分ひとり浮かない顔をしていたり、相手と楽しく話そうとしていなかったりしたら相手も苦しくなってしまいます。コミュニケーションというのは双方向のものなので、自分が幸せだと相手も幸せになりやすいんです。(でも疲れているときとかは気を使えなくても仕方ないと思います!逆に、周りに合わせようとしすぎても心が疲れてしまったりするので自分らしく自分ができる範囲で楽しいムードを作ろうとしてみてほしいなと思います)

最後に、例えば毎日頑張って生きていて、ある程度健康な心身で、何かしらの活動を自分がしているならば、自分のことを知っている人たちはそのことで幸せになります。自分自身が生きていることで、その存在があるおかげで幸せでいてくれる人がいるんですね。自分の存在があるだけで例えば家族や友達など、誰かの役には立てているんです。それは、あなたがもし居なくなったとしたらあなたを知っている人は絶対に悲しむからです。人の存在はそこに在るだけで尊いものなんです。だから、そこにあなたがいて、活動していることが重要なんです。何か上手く行かずに足踏みしていたとしても、辛いことがあっても、人が自分のことを何と言っても、そこにただいるだけで人は誰かの役に立っているんです。

というようにあなたが幸せで、充実した生活を送ることができていれば、それだけで他の人のことを幸せにすることができます。ここで人的資本・社会資本・金融資本の話に戻りたいんですが、この3つの資本は、さらに人の役に立つための強力な武器となります。

人的資本として誰かが価値を感じるようなことをできる自分自身を育てていくことができれば、仕事として働いたり誰かに親切にしたりする中で人の幸せに貢献していくことができます。社会資本として人のネットワークを持っていたら、その人達に接触することができるので、その人たちに対して色々なことをしてあげることができ、さらに広い範囲の人たちに自分の貢献を届けることができます。そして、金融資本があれば、家族に豊かな生活をさせてあげることができるし、投資などで企業活動を応援してあげることもできるし、寄付などで困っている人たちの役に立つこともできます。自分自身の体験などにお金を使っていくことで、お金を支払う人たちの役に立ったり、そうして自分が充実して幸せになることで周りの人をさらに幸せにすることもできます。

このようにして、この3つの資本を自分として成長させていくことができれば、自分をより幸せにすることができるし、周りの人のことも幸せにすることができるんです。自分が培ってきた人生の体験や能力、集めたお金、家族、友達、コミュニティ、色々なものとの関係性などを軸として、「人生を豊かにする」というのはこういうことです。

自分が幸せで、他の人に価値を届けられる人。そんな人に私はなりたいし、みなさんにもなってほしいなと思って今回のnoteを書かせていただきました。内容をまとめると、自分自身や周りの環境、自分が持っている資産を存分に活かして、自分や周りを幸せにしていきながら、どんどん成長していってどんどん自分のできること&幸せ度を増やしていこうという話でした。今日から、何か一つ人生を豊かにするためのアクションを起こしてみてください。本当に何でも些細なことでいいので、一歩踏み出すことができたらもっと人生は良くなっていくはずです。今ある小さな幸せに気づきながら、ちょっとずつちょっとずつ前に進み成長していきましょうね。

みなさんの豊かな人生がより豊かになっていくことを願っています。

長い文章でしたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!スキやフォローなどいただけるととても嬉しいです!!


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