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燕の守護神は誰の手に。2023年東京ヤクルトスワローズのクローザー争いが熱すぎる

こんにちは、シュバルベです( ✌︎'ω')✌︎

スワローズファン、そしてもしかするとスワローズの首脳陣にとっても衝撃的なニュースが入ったのは昨年12月1日のこと。

2019年にスワローズに入団し4年間で236登板、特にこの2年はクローザーに定着して69セーブを挙げる守護神・マクガフ投手がMLBに復帰することが紙面で報道されました。

スワローズとしては残留交渉を行い、日本シリーズ終了後は残留濃厚とも報じられましたが、最後は快く球団としてメジャー復帰を応援する形での退団となりました。

チームの戦力を考えるとマクガフ投手の退団は非常に痛いですが、一方でクローザーという唯一無二のポジション争いは非常に楽しみなものになります。今回のnoteでは、スワローズの2023年守護神争いについてその候補を書いて行きたいと思います。

まず私の考える本命と対抗候補を書いていき、最後にデータ的な補足を付け加えています。


1.スワローズのクローザー候補

▸本命候補:清水昇

まず真っ先にクローザー候補として名前が挙がるのが清水昇投手でしょう。

入団2年目にリリーフに本格的に配置されると、20−21年と2年連続で最優秀中継ぎ賞を獲得。2020~22シーズンにかけて3年連続の50登板を果たし、108ホールドを挙げています。

通算193イニングに対し199奪三振とイニングを上回る奪三振数を記録しており、与四球率も通算で7.7BB%と、終盤を任されるリリーフ投手に必須な成績を残しています。

特に山崎康明直伝のツーシームに近いスプリットボールはマネーピッチで多くの空振りも、カウント球としても有効なボールとして機能しています。

先日放送されたNHKの「球辞苑」の「延長戦」回で放送されたことでみなさんもご存知かもしれませんが、清水投手は2022年に登板した延長戦での登板で無失点。先頭打者を抑えることが最も大事と話していた通り、延長戦における被出塁率は.083と圧倒的で、心技体噛み合った投球ができています。

日本シリーズ第7戦ではマクガフ投手が前日までの投球内容を鑑みてベンチ外となると、1点差に迫った9回表の大事なイニングを任され0に抑えるなど、すでに信頼度はクローザーのそれです。

契約更改でも「先輩方がクローザーをやっているのをみて、あの場所に立ってみたい気持ちがある。来年は年明けから狙っていきたい」と語るなど意欲十分。國學院大学の後輩である吉村貢司郎投手がドラフト1位で入団するなど刺激も多く、一層の奮起が期待できます。

一方で、仮にWBC日本代表に選ばれた場合、事情は変わってきます。3月途中までナショナルチームに帯同するため、帰国後にチーム合流し即クローザーというのは現実的ではないでしょう。



▸対抗候補①:石山泰稚

既存の一軍リリーフ陣の中でクローザー争いに入ってくる筆頭は、元守護神の石山泰稚投手でしょう。

2018年にはシーズン35セーブを挙げ、通算でも85セーブ。34歳で実績も経験も十分な速球派右腕です。

2021年に不調で夏場にマクガフ投手にクローザーの座を譲り、2022年も中継ぎでの登板が主。スワローズの連覇に欠かせない存在だったとはいえ、自らの力を十分に発揮できたかと言えばそうではありませんでした。

それでも2022年は36イニングで防御率1.75、16HLDをマークしており、フォーシームの平均球速は148.2キロと衰えは見えません。

「守護神争いをできればチームは強くなると思うし、みんなで戦いあえばチーム力は上がってくると思う。やっぱり中継ぎをやるには、そこを目指したいと思っている」

引用:2022年11月18日付サンスポ

上記のようにクローザーへの返り咲きに向けた気概をオフに語っており、2023シーズンに懸ける気力も十分。熟練した大人の投球・マインドで守護神争いに食い込むでしょう。



▸対抗候補②:キオーニ・ケラ

2023シーズンから加わる新外国籍選手、キオーニ・ケラ投手もクローザー争いに入ってこないといけない投手です。

2018年テキサス・レンジャーズ時代に守護神を担い24セーブ、MLB通算243登板はすべてリリーフ起用で59HLD28セーブを記録しているケラ投手。石山投手同様に実績は十分です。

2022年だけでもマクガフ投手を筆頭に、中日のマルティネス投手、ソフトバンクのモイネロ投手、ロッテのオスナ投手と外国籍投手がクローザーを担うチームは多く、日本人とは異なる骨格・筋力から繰り出される速球で三振を取れるピッチャーは重宝されてきました。

また、言語が異なる分雰囲気に吞まれにくいという点も、心理的にタフでないと務まらないクローザーという職務においては重要なファクターなのかもしれません。

先日野球殿堂入りを果たしたアレックス・ラミレス氏でさえ「言葉は全部分からない方がいい。ヤジ飛ばされても、何言ってるか分からなければ楽だからね」と話すように、強いプレッシャーのかかる球場におけるメンタルコントロールは野球選手にとって重要なのでしょう。

一方で、NPB来日1年目は環境への適応という面でディスアドバンテージを背負うのも事実です。ボールも、球場も、マウンドの質も異なり、プライベートでも全く新しい環境になる中で、万全のクオリティを即座に発揮するのは簡単ではありません。

特にケラ投手は2021年にトミージョン手術を受けており、22年7月から復帰したとはいえ術後明けのシーズンとなります。

肘の不安なく投げられ、日本の環境に馴染むこと、これらすべてをクリアできれば守護神争いを過熱させるスワローズにとっては大きな人材になることは間違いないでしょう。


▸対抗候補③:木澤尚文

2022年11月30日に行われた『ニッポン放送ショウアップナイターカンファレンス2023』で、髙津臣吾監督が「本当によく成長したと思います」と絶賛したリリーフ投手が大卒2年目の木澤尚文投手です。

1年目の2021シーズンは一軍登板無く、二軍でも制球面の不安から打ち込まれるシーンが目立った木澤投手ですが、2022年は一軍で55試合70イニングに登板。

平均151.5キロのシュートを武器にストライクゾーンの中で攻める投球をシーズン通して披露し、リリーフ投手にもかかわらずチームトップタイの9勝を挙げました。

マクガフ投手と頻繁にコミュニケーションを取る姿がグラウンドの内外で見られ、同投手の退団後には勝ちパターン入りを目指す記事も。

記事内では「左の被打率、奪三振率が低いので、攻め方と三振がとれるボールが投げられるようにというところだと思う」と左打者への課題も口にし、更なる進化を予感させる木澤投手。

球速に関しては外国籍投手と十分張り合えるものを持っており、あとは変化球の精度が進化すれば十分にクローザーの素質を満たしていると言えるでしょう。


▸大穴:柴田大地

2022シーズンの実績はゼロに等しく、二軍でも結果は残せていませんが、昨年の木澤投手のようにジャンプアップの上でいきなりクローザー争いに乗り出す可能性がある投手の一人が柴田大地投手です。

日体大荏原高→日体大→日通を経て2021年ドラフト3位で指名された柴田投手は大学時代にトミージョン手術を受けるなど怪我が多く登板なし。社会人日通で素質が開花しMAX156キロを投じると、一気にドラフト指名まで駆け上がりました。

「ストレートの速さが156キロでスプリットが146キロ。本来、左投手がウィークポイントだったんですけど、それを崩してでもと思った投手。将来は日本人ストッパーになってくれるのでは」(引用:2021年12月6日付スポーツ報知)と橿渕聡スカウトグループデスクが語るように、補強ポイントから外れていてもなおスカウトが強く獲得を推した素材型投手です。

2022年、一軍登板は一度だけ(8月8日)でその試合では自らのミスも絡み1イニング5安打5失点。散々なデビュー戦ではありましたが、阪神の佐藤輝明選手と坂本選手から三振も奪っています。

二軍でも29登板30イニングで防御率4.70、24三振奪うも20四球と制球面で課題を抱え、スタッツを見て行くとお世辞にもクローザー候補とは推せないものです。

一方で、常時140キロ後半のフォーシームと140キロ前後のスプリットというクローザー候補に必要な武器は持っており、スカウト・首脳陣もそのポテンシャルに期待を寄せ、柴田投手本人も入団時点から将来的なクローザー志望を口にしてきました。

社会人経由の25歳という年齢を考えても、今年のキャンプ~オープン戦で戦力になることをアピールしないといけない崖っぷちの1年。二軍からの突き上げがリリーフ陣であるとしたら柴田投手ではないかと期待をしています。


2.クローザーに必要な条件とは

スワローズの新クローザー候補を前項で挙げましたが、クローザーを務めるにはどのような要素が必要でしょうか。スタッツと球種の2つの観点で考えていきましょう。

▸クローザーに必要なスタッツ

2022年、セーブ数の上位12人の成績は次のようになります。

2022年のセーブ数TOP12

上の表の中に私がクローザーとして必要な能力を示す数値をいくつか入れました。具体的には4つ。

  • K%(奪三振率)

  • BB%(与四球率)

  • WHIP(1イニング当たりの与四球+被安打数)

  • LOB%(出塁させた走者の非帰還率)

クローザーの役割とは、「僅差リードの試合の最終回に登板し、リードを1点以上保ったままゲームを終わらせる」ことです。

そのために何が必要なのかを考えましょう。

野球というゲームの中で、投手にとって最もリスクが低いイベントは何か。誰でも「三振」と即答できるでしょう。K%(奪三振率)が高い投手が最終回のマウンドに上がることで、得点の発生するイベントを減らす。絶対的に必要な要素です。

逆に「四球」は守備の巧拙に関わらず出塁というイベントを発生させてしまうイベントで、リスクを摘むためにもBB%(四球率)は低いことがもう一つの要素となります。

ただ、すべての打者を三振に取ることはできません。バットに当たればヒットも内野ゴロも外野フライも発生します。1イニング当たりの走者をどこまで減らせるかが失点リスクを軽減させると考え、WHIP(1イニング当たりの与四球+被安打数)が低いこともクローザーの要素だと考えます。

最後に、ランナーを出してしまったときに、そのランナーを返さないこと。LOB%(出塁させた走者の非帰還率)が高いこともクローザーにとっては重要な要素です。

WHIPとLOB%はともに安打という野手の守備の力や運も関わる要素で、投手自身の力を表すものではないですが、クローザーは打者を圧倒し安打になるような打球を打たせず、運も味方につけてこそ役割を全うすると考えています。「最後は運かよ笑」という気持ちは分かりますが、どんな人生を歩もうとも実力が近しければ結果を最終的に左右するのは運です。

野球のような不確実性を多く孕む協議において運の要素は、通常のイベント以上に重く見られるべきだと考えています。

余談を挟んでしまいましたが、私なりにクローザーに必要な4つの要素を元に先の12人の投手を見ていきましょう。

2022年のセーブ数TOP12(※再掲)

K%(奪三振率)はL.モイネロ投手の43.1K%が1位で、12位は増田達至投手の17.0K%。12人の中央値は27.3K%で、両リーグのリリーフ投手の平均値(セ=21.0K%、パ=22.2K%)を大きく上回っています。

BB%(与四球率)はR.オスナ投手の2.8BB%が1位で、12位はL.モイネロ投手の9.9BB%。12人の中央値は6.0BB%で、両リーグのリリーフ投手の平均値(セ=8.3BB%、パ=9.4BB%)をやはり大きく上回っています。

K%とBB%の差分、K-BB%で見るとモイネロ投手の33.2%~益田投手の12.5%の中に12人が収まりますが、両リーグのリリーフ投手の平均値が12.7~8%に着地していることを考えると、当然ですがクローザーに起用される選手はリーグの平均以上に三振が取れて四球の少ない投手であると言えます。

12人のK-BB%の中央値は21.3%で、前年の2021年のTOP12人を見てもK-BB%の中央値は20.4%と20%を超えています。絶対的な守護神と呼ばれるにはこのK-BB%が20%を上回ることを一つの目安にしてよいでしょう。

次にWHIPですが、1位はオスナ投手のWHIP0.61で、12位は岩崎投手のWHIP1.33。12人中10人がWHIP1.00を下回り、やはりクローザーはそもそも出塁すらほとんどさせない投手だと言えるでしょう。ちなみにリーグの平均はセリーグがWHIP1.22で、パリーグがWHIP1.24です。

最後にLOB%です。1位はマルティネス投手の92.6%で、ランナーを出しても7.4%の確率しか点にならないという数値です。12位は益田投手の78.9%で、中央値は84.0%です。やはり運の要素も大きいためばらつきは出ますが、リーグの平均は両リーグとも76%台であることを考えると、LOB%は80%を上回りたいところです。

クローザーに求められるスタッツを一度まとめましょう。

  • K-BB%が20%を上回ること

  • WHIPが1.00を下回ること

  • LOB%が80%を上回ること

ではこれらの結果を残すためにはどんなボールが必要か、考えていきましょう。



▸クローザーに必要な球種

先に挙げた12人の投手の球種、平均球速、投球割合はこちらです。

最も投球割合が多いのは全投手ともフォーシームで、平均が150キロを超える投手は5人。岩崎投手を除き、他の投手も140キロ台後半を平均して投じています。球速が速いほど空振りを取れる確率は上がることは明らかになっており、シンプルに速ければ速いに越したことはないと言えます。

第二球種では7投手がスプリットまたはフォークで、4投手がスライダー。益田投手のみシンカーで例外ですが、いずれの投手も落差のあるストライクゾーンからボールゾーンへ落とすボールを持っています。特にスプリット・フォークは135~145キロの速いボールで、フォーシームと偽装させる意図を持っているでしょう。

投球割合の上位2球種で9投手が80%以上を占めており、クローザーには速いフォーシームと空振りを狙って取れる変化球があることが必要だと考えられます。


3.スワローズのクローザー候補とクローザーの条件

スワローズの2023年クローザー候補について、先に挙げた5投手のスタッツから見ていきましょう。

まず本命の清水投手

K-BB%は16.8%で20%を下回っています。24.9K%、8.1BB%とともに優れた成績ではありますが、クローザーの中では平均以下の数値となっています。一方で、WHIP0.79は先のクローザーと比べても中央値を上回り、LOB%の87.4%も中央値を上回っています。クローザー候補の筆頭に挙げて良い選手だとデータでも位置付けて良いでしょう。

次に石山投手

K-BB%は14.1%で20%を下回り、WHIPも1.00を上回ってしまっています。9.5BB%と与四球率が2022年は悪く、自身の通算である7.4BB%まで戻すことが出来ればどちらの数値もある程度改善はするでしょう。LOB%は83.7%で80%を超えており、クローザー定着にはまず四球を減らしたいところです。

続いてケラ投手

2021年単年だけでなく、MLB通算でもK-BB%が20%を超えており、20K%台後半を誇る高い奪三振率はクローザーとして十分な要素を満たしています。MLBの通算WHIP1.13を日本で更に下げることが出来るか、そして2021年はLOB%が61.2%と出塁したランナーを返してしまうケースが多かった点を改善できるかが重要です。

1年の実績ですが木澤投手

K-BB%は10.9%と20%には遠く、内訳として7.4BB%は立派なものの18.3K%と奪三振能力が欠けています。WHIP1.11とリーグ平均を上回る一方で、LOB%が69%とランナーを返してしまっているのは、やはり三振を狙って取り切れていない分が多少なりとも影響しています。

一軍では1試合のみのため、二軍成績を出した柴田投手

K-BB%は3.0%で二軍レベルでも奪三振が少なく、四球は多いという状況です。WHIP1.34、LOB%も69.4%と大きなジャンプアップが無いとまず一軍のリリーフとしての機会が貰えないというのが現状でしょう。

続いて、各投手の球種・平均球速・投球割合はこちら。

清水投手は第1球種のフォーシーム、第2球種のスプリットと既に掲示したクローザーの持ち球で投球の90%近くを占めています。他のクローザーに比べると、フォーシーム・スプリット共に5キロ程度の差があるため、これを埋められるだけの精度や技術が必要になります。

22年からスワローズについての情報を最も深堀してくれているのはデイリースポーツなのですが、上の記事内で次のように書いています。

新たな挑戦へ「球速以外のところで勝負したい」と取り組み始めたのが「指の力」だ。「真っすぐとフォーク2種類でやってきている分、球数が増えてきたり試合数が増えてくるとコントロールが効かなくなってくる」。感じていた課題と向き合い、現在はリリースポイントの一瞬で力を出すトレーニングを続けているという。

このトレーニングは数あるものの一つでしょうが、23年シーズンでどのような結果が出るか楽しみですね。

石山投手はフォーシームの平均球速が148.2キロ。クローザークラスの球速は34歳ながらしっかりと記録しており、第2球種のスライダー、第3球種のフォークともに130キロを超えています。苦しんだ2年ではありますが、持っているボールは未だ衰え知らずなのは安心材料でしょう。

ケラ投手は第1球種のフォーシームの平均が152.4キロ。NPB球でも同様の球速が出れば他のクローザーと比べても高速の部類に入ります。第2球種は平均131キロのパワーカーブで、このボールの精度・変化量がどれぐらい日本で投げられるかによって大きく変わってきます。

木澤投手は第1球種がシュートで、平均球速は151.5キロとクローザーの中央値を上回ります。第2球種がカットボールで、22年のシーズンは空振りを奪うより打たせて取るピッチングがメインでした。第3球種のスプリット、もしクローザーになるのであればこの割合を高め、かつ有効なボールにする必要があります。

「カーブとスプリットも空振りがとれるような精度に上げていきたい」と語っているように、勝ちパターンに入るためにやるべきことは重々わかっているでしょうから、あとは結果を出すだけです。

柴田投手は二軍とはいえ平均146.6キロのフォーシームの割合が7割以上を占め、意図的にフォーシームを首脳陣も投げさせていたと言えます。柴田投手の第2球種のスプリットは平均139.5キロ、フォーシームとの球速さが7キロと少なく、精度を上げていけば打者に偽装させることが出来るボールになりそうです。


■最後に

スワローズのクローザー候補をスタッツと持ち球の2つの点から見てきましたがいかがでしょうか。

私の見解ですが、やはり本命は清水投手、WBC招集やコンディション不良などあれば石山投手かケラ投手の2択というのが既定路線になっていくかと思います。

実際、メンタル的な部分も大きくかかわる部分だけに、清水投手だから安心という訳には必ずしもいかない可能性は大いにあります。その点、クローザー経験者の石山投手と複数年契約を結びチームに在籍してくれている点は安心ですし、フロントがしっかりとケラ投手を獲ってきてくれたのもナイスムーブと拍手して良いでしょう。

木澤投手・柴田投手は候補に挙げたものの、まだプロ3年目・2年目のシーズンで、今年ジャンプしながら実績を積み上げていって欲しい段階です。

2022年のNPBのセーブ数ランキングTOP12を見ても、外国籍投手が4名、ドラフト1位投手が6名(希望枠入団の平野投手含む)。獲得時点で高いポテンシャルを見込まれた一握りの投手が守護神という重い役割を担うという構図は今後も変わらないでしょう。

スワローズの候補に挙げた投手も、清水・石山・木澤の3投手はドラフト1位投手。基本ドラフトでは先発投手獲得を優先すべきという考えですが、クローザーだけは特別なのでしょうね。

その点、もしドラフト3位の柴田投手が将来的なクローザーになるぐらい球団として育て上げられたら凄い事だと思っています。

2月からキャンプが始まり、一層熾烈な争いが繰り広げられます。

高津監督は早くもマクガフの後の競争を煽っており、それがチームの底上げにつながるでしょう。私たちファンもこの熱い競争を楽しみ、また4月から1球に手に汗握る日々を送りましょう。

ありがとうございました。


■出典


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