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バルセロナから電車で牛追い祭りで知られるパンプローナへ
去年は国内旅行でバスク地方のサンセバスチャンやビトリア、オンダリビアなどを訪れました。
旅行の細かい計画するのは苦手なのでいつもラストミニッツ。今年もやはり美食の町に行きたいけれどどこに行こうかと電車のタイムテーブルを調べてみるとナバラ州のパンプローナが行きやすいので、パンプローナからスタートすることにしました。
パンプローナまでの道のり
バルセロナからパンプローナは国鉄で、バルセロナのサンツ駅から高速鉄道でサラゴザまで行き、そこから普通列車に乗り換えます。直行もありますが本数が限られています。
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バルセロナのサンツ駅に行こうと最寄り駅に行くと、銅線盗難事件が起き近郊電車が全面ストップ!そこで急いでメトロで。慌てたのでサンツ駅で電車の写真を撮りそこねました。
バルセロナからサラゴザまで乗ったAVE。サラゴサ駅にて。
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サラゴサ到着前の景色が白っぽくて、バルセロナのあるカタルーニャ州やほかに訪れたことのあるスペインの地方とまた異なり独特でした。
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ローカル線は結構混んでいましたがどうにか着席。外国人旅行者もパラパラ。乗り継ぎも入れて4時間半ほどの旅でパンプローナ駅に到着です。
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パンプローナ駅から町の中心に向かって歩いていくと、途中から上り坂。断崖絶壁に建物がへばりついている世界遺産のクエンカを連想しました。
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そして、立派な門が出てきました。この先がパンプローナの旧市街です。
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旧市街は次回ゆっくり歩きます。
パンプローナと言えば!
パンプローナはナバラ州の州都。ナバラ州はもともとはバスク地方の一部でしたが、フランコの独裁政権が終わり自治権がそれぞれの州に返還されたとき、バスク地方には属さないと決定したそうです。ただ、スペイン憲法には、ナバラ州にその意思があれば、バスク地方に属することができる、と明記されているそうです。そのため、パンプローナの街ではバスク語の標識も見かけます。
皆さんはパンプローナと聞いて何を思い浮かべますか?聞いたことがなくても意外と知っている町かもしれません。
とにかく豪快な牛追い祭り
パンプローナと言えば、「牛追い祭り」(Las Fiestas de San Fermín)が世界的に有名です。ニュースなどの映像で見たことがある人も多いのでは?
牛追い祭りは毎年7月に開催されますが、普段でもその存在を感じます。
通りで見つけた牛追い祭りを描いたキュートなイラスト。
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牛追い祭りの銅像もあります。
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牛が突撃しているかなり迫力のある銅像です。
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お土産屋さんでは牛追い祭りに参加者が着るユニフォームが売っています。
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赤い三角に折ったスカーフが目印。
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お土産屋さんには牛の人形が飾られています。
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市役所の正面には牛から逃れるためよじ登る柵が設置されています。
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闘牛場は意外とこじんまりしていました。
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闘牛場には牛追い祭りのイラストが掲げられていました。先程の市庁舎前のような柵に登って危機一髪一撃を逃れる参加者の絵。
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サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道
そして、パンプローナはスペインの巡礼の道で「フランス人の道」と呼ばれるルートの経由地でもあります。そのため町では外国人巡礼者を多く見かけます。そしてこの巡礼の道は世界遺産に登録されています。
町の所々には巡礼の道しるべがあります。帆立貝が目印。諸説あるようですが、巡礼の終点、サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシア州は帆立が取れることが有名で、巡礼を終えた巡礼者が記念品として貝殻を持ち帰ったのが由来だとか。
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巡礼地グッツを販売するお店。
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そしてフランスとスペイン国境のフランス側から始まるフランスの道で、1番最初の大聖堂がパンプローナの大聖堂。巡礼者はここで参拝してから次の目的地を目指すのでしょう。
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訪れた日は日曜日で正面は閉まっていました。普段は拝観料が取られるらしいですが、裏側に行ったら地元の人達が入っていくので、入ったら普通に拝観料無しで見学できました。
ナバラ国王カルロス3世とその妻のお墓が祭壇の正面にあります。フランス人彫刻家たちによる15世紀後半の作品だそう。
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透き通るような神秘的な祭壇。
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金色に輝く美しい装飾。
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彫刻のディテールが素晴らしいです。
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回廊も素晴らしいです。鳥のさえずりしか聞こえない神聖な雰囲気です。
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他にもパンプローナは美食の町としても知られています。そちらは後でゆっくりとお伝えします。そして、次回はパンプローナ旧市街のまち歩きです。
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