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雨宿りと骨休め

 最近本が読めていない。

一人暮らしが始まって早一ヶ月。自分の心は最近とても落ちている。何かと不安になることが多く、何事にも中途半端になっている。

 今まではすごく心動かされたものも、最近では心が動かされない。そんな時は何も決めずに一人で散策をする。

 心が動かないとき。それは私の心にゆとりがないときなのかもしれない。

 今日はカフェに行ってみた。本が読めるカフェ

「古書と茶房 ことばのはおと」さん

 古い町中にひっそりたたずんでいる素敵なカフェ。車で入るにはちょっと狭い道なので、歩いて行くのをおすすめしたい。

 歩いて行く道のりには、昔ながらの町並みが広がっている。せかせかした日常から離れ、心の紐が解かれていく気持ちになれる。親子が歩いている姿を見るととても心が温かくなる。

 お店につくと外にはのれんが掛かっていて、猫が顔を出している。

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 かわいい・・。とてもかわいい。

 のれんをくぐると温かい照明と木の温かい匂いが迎えてくれる。

 靴を脱いで店内に案内されると、様々な本と心地のよい静かさに包まれる。椅子に座って本が読めるスペースと、座敷に上がって座って読めるスペースがある。今回は座敷に上がって読めるスペースに座ってみた。

 石油ストーブの上で土鍋の水がふつふつと煮立っている。コッコッとストーブが赤くなっていた。

 実家では石油ストーブの上でお鍋を煮ていたなぁ...なんて。思い出します。

 カフェは他のお客さんのために、ささやき声はもちろん、極力話しをしないようにしてくださいとのことでした。

 実は店内には猫のモチーフはたくさんあって、とても癒やされた。

 カフェのメニューにも、猫をモチーフにしたパフェがあって、季節限定だそう。とてもかわいくて食べるのがもったいないなとおもった。

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  メニューは他にもたくさんあって、今度行ったときには違うものも注文してみようと思う。

 大体二時間ほど本を読んだ後、気がついたら外が薄暗くなっていて、水の煮立つ暖かな音と木の匂いで、すっかり心は穏やかになっていた。

 私はきっとこういう時間を定期的に設ける必要があるのかもしれない。

=====今回お世話になった場所==================   
【古書と茶房 ことばのはおと】

 〒602ー0087 京都府京都市上京区天神北町12-1

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 ありがとうございました。

 皆さんも穏やかに過ごせますように。


 読んでくださってありがとうございます。




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