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うなぎの寝床のメールマガジンアーカイブ!!

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地域文化商社うなぎの寝床が編集的視点を持ってお届けするメールマガジンのアーカイブです。つくりての情報、ものづくりの歴史、お得な情報、商品情報など色々アップしていくので、お楽しみに…
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#八女

八女とみんなとはんてんと③ 恵みが道具に、作品に

八女とみんなとはんてんと③ 恵みが道具に、作品に

今日のはんてんはこちら「藍調袢天 紺白大縞(左)」と「白根 パープル(右)」。
「あったかくて脱ぎたくないねぇ」とお二人。わたで包まれるはんてんは、まるで着るふとんのような心地よさがあります。着ている人の体温を取り込んで保温しつつ、わたが持つ調湿効果で、余分な湿度を吸収してくれるため、心地よくあたたかさを保ってくれます。

お茶、和紙、林業、石、竹、農作物、、、八女には豊かな自然資源があり、それ

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八女とみんなとはんてんと④ 喫茶でつくる八女の居場所

八女とみんなとはんてんと④ 喫茶でつくる八女の居場所

今日のはんてんはこちら「山並みロングポンチョ(左)」と「狐火袢天(右)」。
ロングポンチョはすっきりとした形で、首周りからお尻まで包み込まれる着心地。袖がないのでキッチン周りでの仕事に便利です。狐火は生地のデザインにも一手間かけた宮田織物のこだわりの一着。外でも着られるアウターとしてもおすすめです。

牛島さん(右)は、八女市黒木町にあるコーヒーとカレーの店「GOOD SEE YOU!」のオーナ

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八女とみんなとはんてんと⑤ 移り住むこと、暮らすこと

八女とみんなとはんてんと⑤ 移り住むこと、暮らすこと

今日のはんてんはこちら。左から「nagomi HANTEN」と「子供奴」と「枇杷奴」。
はんてんは男女兼用。お子様用のはんてんもあります。はんてんを着た家族団欒の時間にお邪魔しました。

行本さんご一家は福岡市内から昨年八女に移住。その一年前から空き家を購入し、自分達で八女に通いながら独学でリフォームされたそうです。新たに移り住んだ行本さんから見るこの町の魅力は何なのか、聞いてみました。

はん

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八女とみんなとはんてんと① 町並み再生のキーマン

八女とみんなとはんてんと① 町並み再生のキーマン

今日のはんてんはこちら「藍調袢天 黒茶縞」。昔ながらのゆったりとしたシルエットで布団に包まれるような着心地です。昔ながらといいつつ、中わたは材質と適切な配合にこだわった宮田織物オリジナルのわたなので軽く、ふんわりあたたかです。

北島さんは、八女に残る町並みの再生活動に30年以上尽力されてきたキーマンの一人。うなぎの寝床の八女の店舗も、北島さんの活動の上に成り立ってきた場所です。自分自身、ちゃんと

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八女とみんなとはんてんと② 空き家の再生=人が集う場所

八女とみんなとはんてんと② 空き家の再生=人が集う場所

今日のはんてんはこちら「泡雪ロングポンチョ」と「袢天 飛びスラブ」。
ロングポンチョは襟幅が広く首まであたたかく、袖がないので家事炊事などに便利。飛びスラブはゆったりとしたシルエットで、太さにムラのある糸を織り混ぜた生地の表情が特徴です。

朝日屋酒店の高橋さんは、八女福島で最大規模の木造建築「旧八女郡役所」の一角で酒屋さんを営んでいます。また、八女福島の町並み保存にも長く関わり、旧八女郡役所の

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11_近江リネン「リネンは人類最古の繊維」

11_近江リネン「リネンは人類最古の繊維」

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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さかのぼること1万年
リネンはヒトと共にあるのだ綿、羊毛、ポリエステル、麻。服になる素材はさまざまだ。今回は、春夏の素材なイメージがある「麻(リネン)」のMONPEについて紹介したい。

リネンは、吸水

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07_MONPEの「無地」にはワケがある

07_MONPEの「無地」にはワケがある

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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「柄」を表現する久留米絣なのに
「無地」ってどうしてあるの?久留米絣の「絣」は、織る前の糸を括って(くくって)防染し、その糸を染め、織る。すると染めた箇所が微妙にズレてかすれたような模様ができる。そのこ

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06_もんぺ博覧会 in 八女と大洲 始まりました!

06_もんぺ博覧会 in 八女と大洲 始まりました!

8月10日(木)~21日(月)までの期間、八女市内は「うなぎの寝床 旧丸林本家」にて、ずらりと約1000本のもんぺを並べ、ご来店のみなさまをお迎え。店内の様子をご紹介しよう。

「旧丸林本家」の1階には
4織元中心のもんぺがずらり!

「うなぎの寝床 アクロス福岡店」でもご覧いただいた4軒の織元(野村織物、丸亀絣織物、下川織物、坂田織物)のもんぺを中心に、織元ごとの特徴的なもんぺをご覧いただける。

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05_いろはもんぺ 新柄5種登場!

05_いろはもんぺ 新柄5種登場!

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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うなぎの寝床の「現代風MONPE」には、3つの役割がある。
1つ目は定番の久留米絣MONPE、2つ目は各地の産地や技術を伝える産地コラボMONPE、3つ目がこの「いろはもんぺ」だ。

久留米絣には多種多

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04_バラエティ豊かな織元たちが久留米絣をさらに面白くする!

04_バラエティ豊かな織元たちが久留米絣をさらに面白くする!

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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もんぺ博 in 八女と大洲
今回参加の4織元をご紹介!もんぺ博覧会 in 八女と大洲が8月10日(木)から始まる。
八女会場では、うなぎの寝床オリジナル(UNA PRODUCTS)に加え、4軒の久留米絣

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02_「MONPE」選びのご参考に! ~みつけてもらいたい、あなたの1本~

02_「MONPE」選びのご参考に! ~みつけてもらいたい、あなたの1本~

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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日本のジーンズ「MONPE」1942年「厚生省」が「婦人標準服」という規格を発表したことから、もんぺは戦時中の活動着に指定され、全国に広まった。戦後は農作業着として親しまれた。

そのもんぺが「今の時代

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01_もんぺ博覧会 in 八女と大洲 ただいま!はじめまして!

01_もんぺ博覧会 in 八女と大洲 ただいま!はじめまして!

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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ただいま、八女!
はじめまして、大洲!6月~7月にかけて開催した「アクロス福岡店」での初めてのもんぺ博覧会、そして同時に開催していたオンラインショップも、大盛況のうちに幕を閉じた。実際に店舗へお越しくだ

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03_八女は仏壇・提灯・線香、お盆道具の産地!

03_八女は仏壇・提灯・線香、お盆道具の産地!

※この記事は「お盆と夏の涼週間」2023年7/25(火)-7/31(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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お盆とは何なのか?8月1日は「釜蓋朔日」と言い、地獄の釜が開いて亡者が出てくる日という伝承がある。地獄の釜が開くと赤とんぼが出てきて、これに乗って亡き人がやってくる、とか。この日をお盆の始まりとして灯籠を家に

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