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20240720 Urnesの一日

晴れ 27度くらい。暑い。

朝から教会に行こうと10時半前に家を出て徒歩5分くらいでチケットオフィスに到着し、10:40からのツアーに参加することに。ここも内部はガイドさんと一緒じゃないと見られない仕様。人数管理もきっちりしていた。若いひげモジャお兄さんがガイド。

まずは外側のレリーフから。

馬とか、オオカミとか言ってたけどライオンでした。たしかに、たてがみがある。

モチーフはライオン(キリスト教)が蛇(ペイガン)を食い破ってるらしいけど逆に北欧神話味が出てる気がする。このレリーフは今の教会を建てる前の教会の入口ドアだったらしい。スターヴ教会は同じ場所に何度か建物を再利用しつつ建て替えしていることが多い。
外壁を見ながら、周りに塗っているタールを必要量確保することの大変さを聞く。ある木を燻しながら泥炭で燃やして松脂みたいなものを作るけど、原材料の確保と作るのに手間と時間がかかるのでなかなか安定供給が難しいらしい。南東方向は陽がたくさん当たるので紫外線と熱で溶け出してしまい傷みやすいんだとか。

塗装が剥げがちな方

中も全体的に彫刻が目立つ。カトリック時代のものもかなり残っている様子。にしてもこの教会だけ何故こんなに残ったんだろう。行きにくい立地だからなのかなぁ。

教会の席は各列ごとに扉が付いていて仕切られている。かなりぎっちり座れそう。

そんなこんなで1時間弱ほど説明を受けつつ回った。さすが世界遺産だけあって入場者の人数管理をしっかりしていて、チケットゾーンは入れ替え制。

出てからはまた教会の裏手の坂道を登って散策。すると小さな木の杭に矢印が書いてあるものが足元に刺さっている。暇なのでそれに沿って歩いていくと、下草が刈られて整備された小さな散歩道のようになっている。ところどころ木の板が吊るされていて、ノルウェー語や英語で詩などが書いてある。

散歩道

眺めの良いところもあり、ベンチなどがおいてあったりもした。対岸からフェリーが来る様子もよく見えた。
写真を撮ったり、休憩したりしながら歩き回り、お腹が減ってきたので宿に戻り、昼食。

宿のドアの前のラベンダーが満開だった

午後は船着き場まで行ってみようと言うことで遠回りをしながら下っていく。

素敵なかんじのお家がいっぱいある

ラズベリーやさくらんぼなどの畑が続いていて、しかもちょうど収穫時期で作業を終えた若者の集団とすれ違って、両手が真っ赤に染まっているのを見せてもらう。事件性がありそうに見えたりして。
羊牧場を過ぎて外周道路に入ると少し平坦になり、下の方の海岸線沿いに別荘らしき建物が並んでいる。ボート遊びや泳いでいる人もちらほら。日陰は爽やかだけど日向は汗ばむくらいの陽気。でも自分が泳ぐには寒いかも…

ベリーの無人販売所などをチラ見しつつ、ようやく港まで降りて、本日最後のSongdal行きフェリーにいつものごとく神業で車を収容していくのを見守る。残念ながら2台あぶれてしまい、翌朝までもう船は出ないので諦めたかのように1時間半の遠回り道に向かっていくのが見えた。がんばれ〜

最後のフェリーが去って静かになった

静かな浜辺で岩に登ったり波打ち際に降りたりして遊んでから、またゆっくり坂道を登って宿へ戻った。
今日の夕飯はミートボール。

photo taken by A.N.

夜8時ごろ夕焼けを見に教会の方に少し散歩してから就寝。

太陽が山の間に落ちていった

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