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コラム(ほぼ投げ銭制)

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#ささやかな主張

主張と傾聴のバランス

特にわたしと同世代の話を聞いていると
人々の付き合い(特に男女の関係において)に必要なことは
「意向のすり合わせ」なのだろうなと感じる。

あなたを知りたい。
わたしをわかって欲しい。
理解する。
意見を尊重し合う。

ここまで段階を踏んだ上で、どのように付き合うのか。

わたしを見て。
ねえ、わかって。
わたしを見て。
わたしを。

わたしを。

……そればかりでは進まないのよ。

「わたしが」

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ショートケーキと矛盾の話

ショートケーキと矛盾の話

わたしの中には、年相応の女性とやんちゃ坊主が共存している。

……と言うのは一種のたとえ話だ。

出来れば変化なく
このまま穏やかな暮らしをしたいと願う一方で
つまらない現状を変えたくてそわそわした一面も見え隠れしている。

並べてみると、強烈な矛盾としかおもえないだろう。
けれど、どちらもわたしであることには違いない。

わたしは 関わる人々によって、かなりキャラが変わる。
ひた

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傍観者

傍観者

蹴り上げた靴底がすり減った
振り下ろした手は空を切った
どんなに振り切ろうとも
目に焼き付く街の影は消えない

静まり返る部屋の明るさ
思いの外ぼくには眩しかった
どんなに照らそうとしても
今朝までのぼくにはもう戻れない

戻れない

生きて帰れたところでぼくは
この街で何が出来ると
問いかけたところで答えは見えず
ただ ただ……

抗えない運命と知っていた
とするならば
もっと違

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こぼれる本音 つらつら

こぼれる本音 つらつら

ライブ観に行ってました。

いろいろとおもうところがあった。
昔のこととか、いまの立ち位置とか。

うまくなきゃ歌えないとか
ネガティブじゃなきゃ詞が書けないとか
かつての歌い手を名乗っていたときのわたしは
縮こまって窮屈そうにしていて

だけど いまとなっては
実はそうでもないよねって感じる
わたしもいた。

どうやらわたしはすっかり変わってしまったのだな、と。

もうわたし

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たしかに 生きるとき

たしかに 生きるとき

書き仕事のためにこの1週間弱、家にこもっていて
ほとんど外に出ていなかった。
食べ物の買い物にすら、ほとんど行かなかった。

それで今日久々に外のお仕事に行く途中で。
と言っても、今日は夜からだけだから午後に家を出たのだけれど

歩いていたっけ

外が真っ青で
陽の光浴びていて
眩しくて
なんか「生きている」ってかんじがして

今さらそんなこと考えている自分が
なんか、ちょっと可笑

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明け透けな 想い煩い

明け透けな 想い煩い

すきだからこそ
話したいことがあって
何もかも見せているつもりでいたけれど
認識が甘かったのだ。
そればかりではいられない。

すきだからこそ
見せられないことも同じだけあって
見せてしまえばこれまで培ってきた関係ごと
握り潰してしまいそうで
気づいてしまったからには
もう怖いものなど知らなかった
わたしのままではいられない。

計算なんて懲り懲りだ。
けれどどうしたって
わたしが惚れてい

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価値観の共存

価値観の共存

怒りを覚えること自体がいけないと
押さえつけていたときがあった。

徐々に行き場を失くしていく心があまりにも窮屈で
わたしの中に燻る何かは、日に日に大きく激しく心を揺らし続けるばかり。
やがて抱えきれなくなった時、それはひとおもいに心を突き破り
結果的には多くの人たちを傷つけることになる。
忘れもしない、20代前半頃の話だ。

叶わないと知りつつも望んでしまうことがある。
「わたしの言動で誰を

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ことばの印象

ことばの印象

例えば
告白のことば1つとっても

「愛してる」
「あいしてる」
「アイシテル」

発音は一緒でも
表記が違うだけで、受け取る印象も少しずつ変わる。

物書きの醍醐味は、ここにあるのではないかな。

と、わたしは思う。

表現の仕方について
わたしは椎名軽穂さんと言う漫画家から大きな影響を受けた。
(代表作は「君に届け」)

椎名軽穂さんは読み切り作品を描いていた頃にファン

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