見出し画像

【入浴による体温調整】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、寝室の湿度と免疫力の関係についてお伝えしました!今回は、深く眠るための体温調整について考えていきます!

深部体温リズム

深い睡眠に入っていくためには体温の調整が重要です。それは生体リズムの深部体温リズムによりもたらされます。しかし、入浴後の過ごし方によってはそのリズムの進行を妨げることになりかねません。まずは深部体温リズムについてお伝えしていきます。


身体の中心に近い深部体温は、1日の中で変動しており、起床後11時間に最大、22時間後に最低体温となるように自律神経によって調整されています。夜間は就寝に向けて下がっていき、身体を休めることができます。深部の体温を末梢へと流すことで、全身的に体温差がなくなってきます。その差が縮まることが眠気を誘い、深い眠りへと入っていくことができます。

入浴で体温を上昇させる

そして、入浴が身体にもたらす変化についてお伝えします。就寝前に作っておきたい身体の状態は、深部体温が下がって表在体温との差がなくなっていることです。“温度”には、上がった分下がろうとする性質があります。40℃のお風呂に15分入浴すると、表在体温は0.8~1.2℃、深部体温は0.5℃上昇するとの報告があります。(浴室の湿度や温度により多少変動はあると考えられます。)たった0.5℃の体温上昇?と思うかもしれませんが、深部体温が37.5℃の人はそれが38℃になるので身体にとっては大きな変化です。

入浴により上がった体温は、その性質により急降下したった90分で1℃ほど低下します。この急降下により急激な身体の変化で眠気を誘い寝つきを良くしてくれます。入浴しなかった場合もリズムにより体温は下がっていきますが、下がり幅は少なく変化もとても緩やかです。なかなか身体の環境が作れないため、寝つくのには時間がかかってしまいます。

こどもの入浴のため、就寝より1時間以上前に入浴しないといけない方もいらっしゃると思いますが、なるべく入浴後に上昇した体温を保温しておく工夫が必要です!睡眠の質向上のため、是非気をつけてみてください!

▼睡眠について個別の相談はこちらから▼
睡眠習慣コンサル&良眠ピラティスワーク

登録で無料特典(睡眠プチ講座動画・睡眠習慣チェック)

自律神経にまつわる情報満載のオープンチャット
"自律神経の知識箱"はこちらから!
https://line.me/ti/g2/h3Rqmddi5lp-onOMoR7_zw3lW-z6ox6lT0ktQQ?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default