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【睡眠休養感と死亡リスク】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、消化と睡眠の関係性ついてお伝えしました!今回は、死亡リスクに影響する睡眠休養感について考えていきます!

睡眠休養感とは?

朝、目覚めた時にどれだけ休まったかという「睡眠休養感」が健康にとって重要なことが国立精神・神経医療研究センターによる2022年の報告により明らかとなっています。

睡眠の質を測る指標としても使用されていて、睡眠と健康において「睡眠休養感」と「床上時間」が関連していることが示されています。床上時間は、寝床で過ごす全体の時間のことで、寝床に入ってから朝起きて寝床から出るまでの時間のことを指します。

報告では、40〜64歳の働き盛り世代と65歳以上の高齢世代に分けて睡眠休養感を調査しています。その結果、働き世代と高齢世代では、睡眠と死亡リスクの関係が報告されています。

働き世代で睡眠時間が6~7時間の睡眠休養感が得られている人を基準とした場合、睡眠時間が6時間以下の人では、1.34~1.54倍死亡リスクが高まったと報告されています。一方、高齢世代では、睡眠時間と死亡リスクの関係性はありませんでしたが、床上時間が8時間以上かつ睡眠休養感が得られていない人では、1.5倍も死亡リスクが高まったことが報告されています。

睡眠時間と床上時間の関係

この結果を考察すると、世代によって必要睡眠時間は異なり、年齢が上がるにつれて睡眠の質が求められることになります。働き世代においては、睡眠時間の確保が必要であり、7時間以上の睡眠時間が確保できれば6〜7時間睡眠の人よりも死亡リスクが軽減することがわかります。

また、高齢世代においては、睡眠時間よりも床上時間を8時間以下に短縮し、離床時間および活動時間を確保することの方が重要です。年齢を重ねるごとに睡眠時間は短縮していきがちですが、8時間以下の床上時間でいかに睡眠時間を確保できるかが健康で長生きするために必要だと考えられます。

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