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noteに宝物を仕舞おう

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自分の好きなもの 忘れてしまわないように いつでも開けて眺められるように 思いついた端から 詰め込んでゆきたいな 幼い頃の宝箱みたいに
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ミモザ レモン ワンピース

ミモザ レモン ワンピース

レモンを浮かべた炭酸水と一緒に
レモン風味のポテトチップをつまんでいる。

レモン と目にすると
ついつい買ってしまう。

そんな季節になった。

味は もちろんなのだけど 。
色にも 惹かれているんだなぁと思う。

黄色。
元気になる色。
最近 気づけば 魅入られていた。

少し前までは
ミモザに夢中だったし
パプリカやズッキーニも黄色が好き。
黄色いガーベラも連れて帰ってきた。

気づけば黄

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④ふとん

④ふとん

離れたくない。

ぎゅっと 抱きしめて
ばふぅっと 包まれて
その心地よさに
なかなか なかなか 離れることができない。

一晩中
絡まり合って
わたしの体温
わたしの匂い
わたしだけの

なんともいえない安心感に
ゆるゆるに ほどけている。

3度目の目覚ましの音が鳴る。

しばしの別れを告げて
わたしは 起きる決意をする。

えいやっと 起き上がる。

いってきます。

帰ってきたら
世界で

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③クロワッサン

③クロワッサン

パン屋さんの棚の
クロワッサンの席が空いていた。

諦めきれずに訊ねてみると
なんと 15分後に焼き上がるとのこと。
待たないわけがない。
ふらり近所を散歩しながら
期待は どんどん膨らんでゆく。

✴︎

人生で最高に美味しいクロワッサンを食べたとき
わたしは 本当に辛い最中だった。
限界ともいえる精神状態で
なんとか 必死に立っていたように思う。

美味しいと評判であると連れてきてもらったパン

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②海月

②海月

正直に言えば
最初は 名前に惚れたのです。
海月と書いて くらげ と読むと知った瞬間。
わたしは恋に落ちました。
月の光を浴びて 海を漂う姿を想像して
『海の月』という 小さなお話を書きました。
なんだか わたしそのもの みたいな作品でした。
『海ノ月』という 短編映画も創りました。
宝物です。

わたしの好きな くらげは 水くらげです。
儚げに揺れる透き通った姿。
その姿に見惚れている間は
なに

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①みかんゼリー

①みかんゼリー

最近
毎日のように食べている。

みかんゼリー

具合が悪くなったときに
何か欲しい?と問われて
いつも思い出すのは
そういえば
みかんゼリーだったな。

元気になると
いつのまにか忘れて
また 弱ったときに思い出す。

トゥルンとしたゼリーに
きれいな 元気になる色の みかんがぎっしり。
他の果物は生に限るけれど
みかんの缶詰だけは別。
どうして こんなに優しいのだろう。

コンビニにだって ス

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noteに宝物を仕舞おう。

noteに宝物を仕舞おう。

「好きなもの」

いろいろ たくさん あるはずなのに。

食べものでも 飲みものでも
本でも 映画でも
人でも 場所でも
花でも 動物でも
考え方や 行動でも

ふいに聞かれると戸惑ってしまう。

あれ?
わたしって 何が好きなんだっけ?

うまく答えられなくて
あとから
あー、これだって 答えればよかったー
なんて思い出す。
それなのに
また すっかり忘れて繰り返す。

『好きなもの』
思い出し

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