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教員を退職して1年経ってやっと小学校を卒業することができました

小学校をやっと卒業することができました!
私が・・・

自分で自分に「そのまんまでいいよ!」
って言える人を増やしたい。
みやざき ひろみ(うみ)です。


私が小学校の教員を退職したのは1年前

でも、自分の中で心残りというか
本当にこのタイミングでやめてよかったのかな
って想いがずっとこの1年間あったんです。

自分の中の心残りというのは、
元教え子の卒業するまでを
担任として近くで見届けることができない
もどかしさ
みたいなものです。

公立小学校の先生だと異動があるので
‟仕方のないこと”
と感じるかもしれませんが、
異動のない私立小学校で
自ら退職という道を選んだ時に
元教え子と小学校6年生の最後の1年間
‟教員として一緒に過ごすことを放棄した”
と子どもたちや保護者が
感じてしまうんじゃないかって
勝手に思ってしまっていたんですよね。

第1子と同じ学年の子どもたち。

我が子の成長と共に、
元教え子の成長も見守っていきたい

その思いは変わらず

「復帰するなら元教え子たちである6年生の担任で」
としか考えることが出来なかった。

最後の最後までたくさん悩んだけれど、
元職場への未練は
元教え子たちやその保護者のことしかなくて・・・

だからこそ退職しても
最終学年の行事など
できるだけ参加したい
と思っていました。

でも、ほとんどの行事が
在校生や保護者のみに制限されてしまって
参加することができませんでした。

なんとか卒業式だけは・・・
と思っていましたが、
卒業式に至ってはコロナ前は
全校児童が参加していたのに、この3年
卒業学年の児童と卒業学年の保護者のみとなっていて、
学校で卒業を祝うことが叶いませんでした。

連絡をくれる子の様子は
知ることができるのだけど
連絡をくれない子はどんなことを
感じながら過ごしているんだろう?
わからないからこそ、
不安になることもありました。

卒業式で会えなかったこともあり、
「先生に会いたい」
と退職後もやり取りをしていた子から連絡があり
そのご家庭が低学年のクラスのご家族に連絡を取ってくださり、
卒業式の数日後に集まることになりました。

私が子どもたちと会うのは
2年ぶりに子どもたちと会えた離任式から1年ぶり
私が保護者の皆さんに会うのは
コロナで一斉休校になる前なので
3年以上ぶり・・・

でも、そんなことを感じさせない雰囲気が
本当に心地よかったです。

待ち合わせしたのは、別の場所だったのですが、
途中で
「場所を移動しましょう」
とある子のお家へ。

元職場の小学校の前を通ってくださり、
小学校の満開の桜の前で
子どもたちと写真を撮ってくださり
ただただ感動。

さらにお家では
入学式やその後の教室での
私と子どもたちのやりとりなど
お子様の記録として撮影したもの
(でありながら、めちゃくちゃ私が写ってる)
や今年度私が出られなかった行事も
DVDで見せてくださり・・・。

行事の映像と共に、
作文も読ませていただくことで、
子どもたちの生活や行事の取り組みへの想い
などを共有させてもらって
本当に幸せな時間でした。

集まったメンバー
(保護者も元教え子もその兄弟も)が
ある保護者の声掛けでその場で
寄せ書きにメッセージを書いてくれて、
それをいただき

1年間ずっと抱え続けてきた
罪悪感のようなものは
一緒に過ごした1日で
いつの間にか消えていて、

そこでやっと、

2年間(人によってはクラス替え後も持ち上がったので3年間)クラスの子どもたちや保護者と全力で向き合ってきたことは、無駄じゃなかったんだな。

私、やっと小学校の教員を卒業できたな。

今日、子どもたちや保護者の皆さんに、
〇小を卒業させてもらったんだなと改めて感じました。

教員をやっていて本当に良かった
とも思うし
私とこの子たちにとっては、
このタイミングで教員をやめていたからこそ
過ごせた1日だったなぁと思っています


我が子の子育てや元教員として日々子どもたちやママたちと関わりの中で感じたことなども書いています。
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