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表計算(2)

今回は https://note.com/preview/neec4bfdafba0?prev_access_key=2925deb41f47752ce41c0d9a0bbde535 の続きで、表計算について整理する。 🔸表計算の区分と方向 表計算は表示した値に対して計算するもの。このため、簡易表計算や表計算関数を使用したら、適切な範囲で適切な方向で計算しているか、必ず確認する必要がある。 メニューバーから[分析]〉[計算フィールドの作成]をクリック、新しい計算フィールド

    • 表計算

      表計算はビューの結果に対して、さらに計算や変換を行ったり、行数を返したりできる計算。例えば、月次の売上を表示したとき、年単位で各月の売上を累計したり、売上の多い順でランキングに変換したり、1ヶ月前の売上を参照して差を計算したりできる。 行レベルの計算 ↓ 集計計算・LOD表現 ↓ 表計算表計算は、表示する結果に基づいて行われる計算。 そのため、行レベルの計算と集計計算とLOD表現の後に実行される。 🔸表計算を使用するときのポイント 表計算を使う際は、素早く使えるように表計

      • ターゲットに直接反映するアクション

        ビューで実行したアクションによって、直接ターゲットに反映するアクションが4つある。 今回はその4つのアクションについて整理する。 今回次の2つのダッシュボードを使用する↓↓↓ 🔸ハイライトアクション アクションで選択した値で、指定したシートをハイライトする。 メニューバーから[ダッシュボード]〉[アクション]〉[アクションの追加]〉[ハイライト]で☝️のように設定する。 すると、右上の散布図をカテゴリ単位でハイライトすることができる。 🔸URLアクション アクション

        • 複数データの組み合わせ方法

          複数のデータを合わせて分析するとき、tableauには結合、ブレンド、リレーションシップ、ユニオンという主に4つの方法がある。 🔸結合 結合は、共通するフィールドに一致する値で紐付けして、データを横に繋ぎ合わせる手法で、結合タイプは4種類ある。 ⚫︎共通する値だけを含む内部結合 ⚫︎左の値は全て含み右側は共通する値のみ含む左結合 ⚫︎右側の値は全て含み、左側は共通する値のみ含む右結合 ⚫︎左右の全ての値を含む完全外部結合 🔸ブレンド ブレンドとは、それぞれのデータに接続し

        表計算(2)

          RFM分析

          RFM分析とは、R(Recency)の最終購入日からの経過時間、F(Frequency)の購入回数、M(Monetary)の購入金額の3つの指標で顧客をランク分けする、一般的な顧客分析手法である。 例) ①[データ]ペインの検索フィルターの右側にあるドロップダウン矢印▼をクリック〉[パラメータの作成]をクリックする ②今日を表すパラメーター[今日]を作る。 [最終購入日からの経過日数]と[顧客ごとの購入回数]を新しい計算フィールドで作成する。 次に、新しい計算フィール

          RFM分析

          LOD(詳細レベル)表現

          LODはLevel of Detailの略で、日本語では「詳細レベル」という。LOD表現を使って計算式を作ると、ビューでまとめたデータの粒度とは異なる粒度で計算できる。 LODとは、データをどのようにまとめるかを意味する、集計レベルやデータの粒度を指す。 計算式でLOD表現を使うと、ビューで表示するデータのまとめ方より、細かく分けたり、粗くまとめたりと、データの粒度を変えられる。 LOD表現には次の3種類のLOD式が用意されている。 FIXED:指定のディメンションの粒

          LOD(詳細レベル)表現

          フィルターの活用

          tableauには大きく6種類のフィルターが用意されており、複数の段階でフィルターがかけられる。 🔸フィルターの種類 ⚫︎抽出フィルター 抽出フィルターは最初にかかるフィルターで、抽出するデータをフィルターする。データ量を削減してパフォーマンスを向上させる、不要なデータを除外さて分かりやすくするという用途に使用する。 ⚫︎データソースフィルター データソースフィルターは2番目にかかるフィルターであり、データソース全体をフィルターするため、ワークブックにある全てのシートで

          フィルターの活用

          計算フィールドの活用

          元のデータにはないフィールドが必要になったら、計算フィールドを作成します。例として、利益率を算出するとき、前年比を算出するとき、初回購入日を算出するとき、など元データにはないフィールドが必要になることは多いものです。 🔸計算フィールドの作成手順 計算フィールドの作成方法は2通りあります。 ①計算エディターを使用する方法 メニューバーから[分析]〉[計算フィールドの作成]をクリックします。→()と/を用いて図のように式を組み立てます。[売上]や[割引率]は、[データ]ペイン

          計算フィールドの活用

          tableau デザインの最適化

          tableauは全体として、シンプルなグラフを作ることが重要です。ワークブックには多くを詰め込みすぎないようにします。計算式を駆使するだけでなく、シート連携で実現させることを視野に入れます。 そうすることによってパフォーマンス力が上がったり、問題を発見しやすくなるというメリットがあります。 その方法をいくつか紹介します。 🔸マーク数を減らす マーク数とはビューに描画された一つ一つの要素の数のことです。散布図なら円の数、棒グラフなら棒の数を指します。シート選択時に画面下のステ

          tableau デザインの最適化