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複数データの組み合わせ方法

複数のデータを合わせて分析するとき、tableauには結合、ブレンド、リレーションシップ、ユニオンという主に4つの方法がある。

🔸結合
結合は、共通するフィールドに一致する値で紐付けして、データを横に繋ぎ合わせる手法で、結合タイプは4種類ある。
⚫︎共通する値だけを含む内部結合
⚫︎左の値は全て含み右側は共通する値のみ含む左結合
⚫︎右側の値は全て含み、左側は共通する値のみ含む右結合
⚫︎左右の全ての値を含む完全外部結合

結合タイプの考え方

🔸ブレンド
ブレンドとは、それぞれのデータに接続し、それぞれ集計結果をまとめて、同じビューに表示する手法。結合のように組み合わせた1つのテーブルを作らないので、売上と目標、製造と出荷などデータの粒度が異なる場合にも使える。
ブレンドは、最初にドロップしたデータを左側にした、左結合。

ブレンドの考え方

🔸リレーションシップ
リレーションシップは、複数のデータを組み合わせた分析を、より簡単に、柔軟に行えるよう追加された機能。結合やブレンドを使う多くのシーンで同じ結果を得られるため、近年では多く使用されている。
リレーションシップはビューで使うフィールドに基づいて、結合タイプを自動的に選択する。
1つのデータからディメンションを表示する場合は全ての値を、2つのデータからディメンションのみ表示する場合は内部結合、メジャーを表示する場合は左結合または右結合で動作する。

ディメンションとメジャーを1つずつ持つ、
データ①(左)とデータ②(右)

🔸ユニオン
ユニオンは複数のデータを縦に繋ぎ合わせる手法。列の名前を参照して、別のデータを追加する。同じデータの持ち方をする複数のデータをまとめる時に使う。

ユニオンの考え方

リレーションシップ、結合、ブレンドの整理

🟪データの粒度による選択
組み合わせたいデータの粒度を考え、1行1行を横に組み合わせられる場合は、リレーションシップもしくはブレンドを適用する。

🟪結合タイプによる選択
リレーションシップは、ビューによってフレキシブルに適切な結合のタイプを適用する。結合は「内部」「完全外部」「左」「右」から、ユーザー自身が指定する。なお、ブレンドは、プライマリデータソースを左とした左結合。

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