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tableau デザインの最適化

tableauは全体として、シンプルなグラフを作ることが重要です。ワークブックには多くを詰め込みすぎないようにします。計算式を駆使するだけでなく、シート連携で実現させることを視野に入れます。
そうすることによってパフォーマンス力が上がったり、問題を発見しやすくなるというメリットがあります。
その方法をいくつか紹介します。

🔸マーク数を減らす
マーク数とはビューに描画された一つ一つの要素の数のことです。散布図なら円の数、棒グラフなら棒の数を指します。シート選択時に画面下のステータスバーでマーク数を確認できます。

ステータスバーに表示されるマーク数

マーク数が多くなりやすいのはクロス集計と散布図です。上位レベルで集計して表示するか、フィルターして表示数を減らすような設計が好ましいです。

🔸多角形ではなく、円など1つの点で表す
多角形で描画すると、処理が複雑になります。多角形の例としては、地図なら色塗りマップ、背景マップの上での多角形表現などが該当します。色塗りマップであれば、円で表すシンボルマップで代用するという、他の表現ができないか検討するのがベストです。

色塗りマップはシンボルマップでの代替を検討

🔸ダッシュボードのサイズは固定にする
ダッシュボードを作成する際、サイズは固定にするのが好ましいです。vizは全てのユーザーが閲覧します。全てのユーザーの表示サイズを同一にすることで、キャッシュを効きやすくします。キャッシュが使えれば、体感スピードが格段に上がります。

🔸ダッシュボードは複数に分ける
1つのダッシュボードに多くのシートを入れることはせず、情報は複数のダッシュボードに分けます。一度に多数のクエリとレンダリングの処理が実行されないようにするためです。
フィルターアクションでは、選択したターゲットシートにフィルターしながら移動する動きを実現できます。

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