2022/02/12 ルール

北京冬季オリンピックでルールが話題になっている。

ロシアは国としての参加を認められていないのに、プーチン大統領が開会式に出席し、国家主席と会談した。
これは間違ったメッセージを国際社会に表明したことではないのか?

また、政治的になるが、現在ロシアはウクライナへの武力圧力を強めており、国際的にも大きな問題を抱えている状況だ。
大体、国家的ドーピングで国としてのオリンピック参加が認められていないのだ。

ロシア女子フィギュア選手のワリエアが12月のドーピング検査で陽性だったことがフィギュア団体競技が終了した後に判明した。
12月の検査で陽性であった選手がオリンピックに出場できるはずはないのである。
ロシアは国としてはオリンピックに出場できないので、ドーピングをしていない選手がオリンピック委員会名義で参加している状況だという事を忘れているのだろうか?
こんなことではロシアオリンピック委員会自体の信用はできない。
はっきり言って、ロシアはオリンピックに参加すべきではなかった。

ジャンプ競技団体で女子選手5名がスーツ違反で記録取り消しとなった。
ここでは、競技を行って記録がある状態で抜き打ち検査するという、競技の運営が問題視されている。
スーツの厳密性を求めるのであれば、競技前の厳格検査を行い、検査通過選手が競技を行えば良いだけだ。

まあ、ジャンプ競技はW杯等で年間複数回の競技が行われているので、そこではこのスーツ規定自体がなあなあになっていたのだろう。
こういった競技機材で競技記録に大きく影響する種目は、規定と進化する競技機材との闘いだ。
競技機材は規定範囲外の所で記録を伸ばすものを開発しようとするものだ。

ドーピング検査にしても検査対象薬品と検査技術があって初めて出来る物であり、選手や選手関係者は検査対象でない薬品で能力向上できれば薬を飲むことも検討してしまうかもしれない。

ルールと言うものは、実態に合わせて更新されていくもの。
今回のオリンピックではルールが目立った形になっているが、今後の改訂に生かされると思う。

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